フライング気味に先行予約を開始してしまったショップがあり発覚した19アンタレス。
果たしてどんな仕様なのか、非常に気になるところです。
製品の詳細は1月10日に公表されるようですが、事前情報としてここまで発覚しているものを整理してみます。
※このページは情報が揃い次第、随時アップデートしていきます。
1/10にシマノ社からスペックなどの情報が出ました。
目次
19アンタレスは発売される?
こちらがすでに出回ってしまった19アンタレスの画像です。現在はすでに削除されているようですが、とあるネットショップに載ってしまったものになります。
釣具屋向けには確実に情報が行っているので、ネットショップに掲載された以上、19アンタレスが発売されるのは間違いありません。おそらく、なんらかのミスでショップ担当者が発表前にアップしてしまったようです。
2019/01/10 追記
アンタレスの情報がWebサイト上で公開されました。
Googleのキャッシュには19アンタレスの情報がまだ残ってた。 pic.twitter.com/fijn6vj8Wr
— Bt (@Bt1752R) 2018年12月29日
19アンタレスのスペックは?
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (kg) | 自重 (g) | スプール寸法 (径mm/幅mm) | ナイロン糸巻量 (lb-m) | 最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) | ハンドル長 (mm) | ベアリング数 BB/ローラー | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Nomal R/L | 6.2 | 5.0 | 220 | 34/19 | 12-100、14-90 16-80、20-65 | 66 | 42 | 10/1 | 58,000 |
HG R/L | 7.4 | 5.0 | 220 | 34/19 | 12-100、14-90 16-80、20-65 | 79 | 42 | 10/1 | 58,000 |
ギア比はノーマルとHG(ハイギア)の2モデル展開です。右ハンドルの発売が2019年2月、左ハンドルが4月となります。
自重が220gと12アンタレスと比較して5gの軽量化なので大差ない感じ。一番の変更点はスプール径が37mm→34mmに小口径化しているところです。10g前後のルアーはかなり快適に投げられる仕様に変更されています。
ラインキャパは12lb-100mと20%程減少していますが、スプール幅が22mm→19mmに減少しているのでその影響だと思われます。
1回転あたりの巻取り量もスプールが小さくなった関係でHGモデルで7cm程短くなっています。ノーマルモデルはギア比が5.9→6.2に変更された関係で+1cmとほぼ変化なしです。
村田基さんは「来年は小さいがヒント」と語っていましたが、こちらの情報は正しい情報でしたね。
19アンタレスを現在のモデルと比較してみる
左が今回発売されるアンタレス。右が現在のアンタレスです。
AbuのRevoシリーズのようにギアの部分が異様に張り出しているのがわかります。スプール径も小さくなってボディーも小さくコンパクトになっている模様。ダイワもCTコンセプトを打ち出していて、2019年のトレンドはコンパクトなリールなのかもしれません。
しかし、アンタレスは37mmスプールで重量級のルアーを圧倒的に飛ばすことが魅力なので、スプール径を小さくしてしまうと正直魅力がなくなってしまうのではとも思います。MGLなら普通にバンタムでいいのでは‥自重はバンタムのHGモデルと同じ220g…どこまで違いがあるのか気になるところです。
ハイギアモデルで比較すると下記のようになります。
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (kg) | 自重 (g) | スプール寸法 (径mm/幅mm) | ナイロン糸巻量 (lb-m) | 最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) | ハンドル長 (mm) | ベアリング数 BB/ローラー | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12アンタレス | 7.4 | 5.0 | 225 | 37/22 | 3-120、3.5-100、4-85、5-70 | 86 | 42 | 10/1 | 57,800 |
19アンタレス | 7.4 | 5.0 | 220 | 34/19 | 12-100、14-90 16-80、20-65 | 79 | 42 | 10/1 | 58,000 |
MGLⅢ?S3Dスプール?
今回のモデルチェンジで一番の変更点はスプールになると思います。
(出典:シマノ)
スプールがMGLⅢということでシマノ曰く「立ち上がりと伸びが別次元」ということです。3mmしか違わないのにそんなに違うのかと疑問もありますが、シマノのテスターとして歯に衣着せぬ物言いで有名な黒田さんのブログでも下記のように語られています。
冒頭に書いた通り、そこまで期待はしていませんでした(笑)メタニウムMGLよりもちょっと投げやすい&軽いルアーOKくらいかな?と。
しかし実際に投げてみると、私の肌感としては13メタニウム→16メタニウムMGLにモデルチェンジしたときの5割増しくらいの感動でした。オーバーでのキャストはもちろんビックリなんですが、特にサイドキャストやバックハンドでのキャストでは『嘘でしょ?』と思うくらいの感覚。
一言『全部これでいいじゃん』と漏れてしまうほどでした。
(出典:黒田健史の「いろはにほへと」)
黒田さんは、あまりオーバーな感想とか書かないイメージなので、おそらくかなりキャストフィールがいいと思われます。これは期待していいのかもしれません。
スプールサイズの比較画像も黒田さんのブログに掲載されていますが、結構な違いです。3mmの差ってこんなにはっきりわかるものなんですね。
S3Dという技術については、切削方法を見直して、よりスプールの精度が増して静穏性が向上させる技術のようです。こちらもキャストフィールが上がる要因となっているのかもしれません。
スプールの慣性低減によりどんな仕上がりになったのか、キャストするのが楽しみです!
サイズ感
(出典:黒田健史の「いろはにほへと」)
この画像は左が19アンタレス、右がバンタム18MGLです。ボディーの幅も縮まっていてパーミング性能もアップしている気がします。全長はバンタムよりも若干長い感じです。
アンタレスの歴代モデル
アンタレスはこれまで計6モデルがリリースされており、今回の19アンタレスMGLで7モデル目となります。
- 1998年初代アンタレス(スコーピオンアンタレス)
スプール径 37mm 、SVSブレーキ
- 2003年03アンタレスAR
スプール径 34mm 、SVSブレーキ
- 2006年06アンタレスDC
初のDC搭載機。スプール径37mm。7.1:1のハイギア機登場。
- 2012年12アンタレス
スプール径37mm。SVS∞ブレーキ搭載により、無段階調整が可能に。マイクロモジュールギア。
- 2016年16アンタレスDC
スプール径37mm。DCの精度が大幅に向上。
- 2018年18アンタレスDC MD
スプール径38mm。ソルト対応に進化。
- 2019年19アンタレスMGL
スプール径34mm。MGLスプール。
歴代のアンタレスを見てみると2003年にも一度軽量ルアーへの対応に舵を切った時代がありました。当時はあまり受け入れられなかった記憶がありますが、19アンタレスはどうなるでしょうか。
12アンタレス、16アンタレスともに今でもかなり人気のある機種で中古市場の価格も落ちていません。12アンタレスが未だに4万円以上の価格で売られているのは驚きです。
19アンタレスMGLの値段
すでにネットショップで先行予約が開始されています。価格は20%~25%値引きされて販売されているショップが多いようです。
アンタレスに関しては大人気で今回の機種も即売り切れが予想されます。フラッグシップモデルなので、生産量もそこまで多くないので、すぐに手に入れたい場合には予約しておくのが懸命かもしれません。
新品で購入する場合には値段はなかなか落ちないですからね‥
最後に
シマノリールのフラッグシップであるアンタレスは2019年のシマノリールの目玉であることは間違いありません。
今後、全貌が明らかになってくると思いますので、随時このページを更新していきますので、チェックしてみてください。
この記事で紹介したアイテムまとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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