2016年、ダイワから発売されたアルファスエア。
SS Airよりも価格が安く、安価なベイトフィネスリールのスタンダードとしてかなり期待されたリールです。
トシロー
SS Airの廉価版だけど、性能が不安だな‥
7,000円ぐらいの差だけど、性能的にどんな差があるのか気になるよね。
タオル
今回はそんなアルファスエアを実際に2年使用してきた感想とどんな人がこのリールを買うべきなのかを紹介していきます。
この記事を読めば、アルファスエアが自分に向いているリールなのかわかると思います!
目次
アルファスエアのスペック
基本スペック
参考 アルファスエア公式ページDAIWA
アイテム 巻取り
長さ
(cm)ギヤー
比自重
(g)最大
ドラグ力
(kg)標準巻糸量
フロロ
(lb.-m)ハンドル
長さ
(mm)5.8R/L 58 5.8 165 4 8-50 80 7.2R/L 71 7.2 165 4 8-50 80 (出典:DAIWA)
自重
165gとSS Airと比較すると20g程重くなっています。実際持った感じではこの20gはあまり重いとは感じないレベルです。
同じロッドにつけてもフィーリングは大して変わりません。十分に軽量です。
ギア比
5.8と7.2の2タイプあります。巻取り長がSS Airは81cmなので、ハイギアタイプでも10cmの差があります。
撃ち物系で使う場合には回収スピードに結構違いを感じます。体感的に明らかに遅く感じるレベルです。
スプール
スプールは32mm径のG1ジュラルミン製AIRスプールです。
スプール重量は7.1gとSSAirと0.2gしか変わりません。スプール重量だけ見るとかなりの軽量ルアーを投げられる重量になっています。
ブレーキ
ブレーキに関してもSS Air同様の「エアブレーキシステム」を搭載しています。
ローターが飛び出して、マグネットによるブレーキ力が変わる仕組みです。
ハンドルノブ
SS Airと違いザイオン素材ではなく、ゴムです。通常のリールと同様のハンドルと考えてもらえば大丈夫です。
SS Airのザイオン素材のハンドルが気に入らない人には良いかもしれません。
アルファスエアの使用感
軽量ルアーの対応力
快適に投げられる下限の重量はおよそ4g程です。
4gというとドライブクローラー4.5、スワンプクローラーなどのネコリグで使用するワームをノーシンカーで快適にキャストできるレベルです。
3/32oz(2.7g)のスモラバにシュリンプ系のトレーラーをあわせたものでもかなり快適にキャスト可能です。
空気抵抗の比較的大きいシャッドなどのプラグも問題ありません。ジャッカルのソウルシャッド、OSPのハイカット、ダンクと5gレベルのシャッドでもライン7lbで25mは余裕でキャストできます。(ブレーキはダイヤル2)
SS Airよりは軽量ルアーへの対応力は低いです。SS Airであればもう1g程軽量でも投げれます。
SS Airでカットテール4インチのノーシンカーは無理せず投げれますが、アルファスエアだと結構厳しいです。
ピッチング、スキッピング
ピッチング時のフィーリングはSS Airとは違います。後半の伸びが若干物足りない感じを受けます。
おそらく低弾道でピシッとピッチングをできる人でないと結構ストレスに感じるかもしれません。
低弾道で元から投げられる人にとっては全く問題なく使えるはずです。
その反面、ピッチングでスキッピングをするのはラインが浮いてくる感じがあまりなく、ストレスフリーに使えます。
この点はSSAirよりも快適です。
この動画でスキッピングさせていますが、こういうスキッピングをしたい人にもおすすめです。
関連記事:バス釣りのピッチングで飛距離が出ない?低弾道でキャストするコツを伝授!
サイドハンドキャスト、オーバーヘッドキャスト
フルキャストしてもバックラッシュする感じがないので快適です。
SS Airよりもブレーキが強いのか、フィーリングがかなり違います。
サミングに意識を集中する必要をあまり感じません。強めの向かい風でもわりといけます。
アルファスエアはこんな人に向いている
軽量プラグをベイトフィネスで投げる人
サイドハンドでショートピッチで小型のクランクやシャッド、プロップベイトを投げる人にはかなり向いています。
プラッキングが中心という人にはかなりおすすめできます。快適です。
特にシャッドや小型のミノーなんかはほんとにストレスなく使えます。ブレーキ力と軽量スプールがSS Airのバランスよりもかなり優れている印象です。
ピッチングに向いていないわけではありません。ピッチングでも十分に使えます。
ハイギアでも巻物が上手に扱える人には関係ありませんが、僕の場合はギア比がノーマル以下でないと釣れません。
巻取り長が58cm、71cmと短めな設定+キャストフィールを考えると巻物に向いているといえます。
バックラッシュが多い人
SS Airよりも明らかにブレーキの効きが強く感じます。
サミングに不安がある人にはこのリールはおすすめできます。
ブレーキ50%でほとんどバックラッシュしない印象です。
この動画がわかりやすいですが、結構ふわっとキャスティングされる方でもバックラッシュしづらいリールというのがわかると思います。
こちらはかなり軽量2gレベルのキャストをされています。
関連記事:スキッピングのコツは3つだけ!誰も教えないサミングの基本を伝授!
まとめ
今回はアルファスエアについて紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
トータルバランスとしては、SS Airよりもだいぶバランスがよく、サミングに自身がない方にはとてもいいリールだと思います。
ぜひアルファスエアで快適なベイトフィネスを楽しんでください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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