スティーズCT SV TW、ミリオネアCT SV 70とともに30mm径のスプールを搭載したアルファス CT SV 70。
2015年発売のアルファスSVから4年経ち、小口径スプールを搭載してのモデルチェンジとなるようです。
アルファスといえば、価格も手頃で十分な性能を備えるコストパフォーマンス抜群のモデルだけに、期待が高まります。今回はルアーマガジンの2月号にてある程度スペックが表に出てきたので紹介していきます!
目次
アルファスCT SV 70はCTコンセプトのロープロリール!
2017年のタトゥーラSV TWが発売された際に、「なんだ200gもあるのか‥重いな‥」なんて思った方も多かったのではないでしょうか?「中堅モデルのアルファス出てくれれないかなぁ‥」と思っていたら2019年についに出ます!
これまでのデザインを踏襲しつつ、CT(コンパクト&タフ)を取り入れた30mm径スプールを搭載してアルファスがモデルチェンジです。
30mm系のスプールは軽量リグの飛距離に大きく貢献するはずです。3g前後がキャスト可能とうたわれているので、実質MHのロッドでアルファスCT SV 70を使えば、カバーネコから1/2ozのテキサスリグまで対応可能になると思われます。巻物ならシャッドからディープクランクまで行けるレベルです。
この性能は陸っぱりアングラーにとって、かなりアドバンテージになるはずです。
この動画の三宅さんがキャストしているルアーが2gと語っています。これが2gのノーシンカーだったら結構恐ろしいリールな気がします。確かにピクシーの31mmより小口径でSVスプールならあり得ない話ではないです。
アルファスCT SV 70のスペックとラインナップ
品名 | 巻取り長さ(cm) | ギア比 | 自重 | 最大ドラグ力 | ナイロン糸巻量(Lb-m) | スプール径(mm) | ベアリング(個数) | 価格(税別) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
70H/HL | 59cm | 6.3:1 | 170g | 4.5kg | 12Lb-70m 14Lb-60m | 30mm | 6 | 3万1200円 |
70SH/SHL | 67cm | 7.2:1 | 170g | 4.5kg | 12Lb-35~70m 14Lb-30~60m | 30mm | 6 | 3万1200円 |
重量は170gと15アルファスSVより5g軽量化された模様。このクラスであればそこまで重いという感覚はないはずです。190g付近になってくると途端にかなり重く感じます。シマノで言えばメタニウムMGLや13メタニウムとほぼ変わらない重量です。
やはり不安なのが巻取り長です。ハイギアモデルでも67cmというのは今ではほぼノーマルギアに等しい感じです。タトゥーラSV TWの6.3(一番ギア比の低いモデル)が65cmなのでなんとも微妙な所。正直、ハイギアになれているこのご時世には割と違和感を感じるかも知れません。
ラインキャパシティーは12lbで70m巻ければ問題はないレベルだと思います。むしろ8Lbクラスを40m巻いた時にスカスカにならないかが心配です。
実売価格は25,000円(税抜き)ぐらいと予想されます。以前のアルファスより1,200円高いですが、30mmのSVスプールを試してみるのならこのアルファスCT SV70が一番手頃な価格です。
アルファスCT SV 70の特徴
30mm径のスプールの巻取り量が不安
30mmスプール搭載で間違いなく軽量ルアーは投げやすくなるでしょう。しかし、スティーズCT SV TWとアルファルCT SV 70はギア比のラインナップが異なります。アルファスにはXH(エクストラハイギア)モデルがありません。
ライン巻取り量が一番の問題だと思います。
15アルファスSVの時ですら、SH(スーパーハイギア)で74cm。回収に不便を感じるなと思っていたので、エクストラハイギアがない所が不満でした。
今回のCTモデルではさらに巻取り量は減って67cm‥ これはかなり遅く感じます。間違いありません。シマノはスコーピオンですらXGモデルがあります。これでもエクストラハイギアは出さないようです‥ダイワに違和感を感じますね。
エクストラハイギアのモデルを出すとスティーズと差別化できないからなのか、何か違う問題でもあるのか。ダイワの戦略がかなり謎!
タオル
Tウィングシステムが非搭載
確かに価格もスティーズと2万円以上違うので無理なのかも知れませんが、Tウィングシステムは搭載して欲しかったですね。このままだと15アルファスからスプールのみ入れ替わっただけのようになってしまいます。
あれ?買う価値あるのか?
タオル
アルファスCT SV 70の比較
品名 | 巻取り長さ(cm) | ギア比 | 自重 | ナイロン糸巻量(Lb-m) | スプール径(mm) | 価格(税別) |
---|---|---|---|---|---|---|
NEW アルファス CT SV 70SH | 67cm | 7.2:1 | 170g | 14Lb-60m | 30mm | 31,200円 |
15 アルファス 105SH | 74cm | 7.2:1 | 175g | 14Lb-70m | 33mm | 30,000円 |
TATULA SV TW 8.1 | 83cm | 8.1:1 | 200g | 14Lb-90m | 33mm | 25,900円 |
ダイワの同価格帯を比較してみると、「アルファス CT SV 70」は軽量ルアー対応で太いラインがある程度巻けるが、やはり不安は巻き取り長さ。
軽量ルアーの投げやすさを取るか、手返し、カバーから引き離す速さを取るかという選択になるかと思います。ベイトフィネスでもパワー系リールでもない、いわゆる普通のベイトリールのような部分はダイワはシマノに劣っている印象ですね。
シマノであればメタニウムMGLという絶対的エースがいますが、ダイワでその部分を担うのが価格含めてないという状態な気がします。
30mmスプールがどれだけキャストを楽にするかが、このリールの決め手です。
アルファスCT SV 70は巻物系におすすめ!
アルファスCT SV 70について、速報でお伝えしてみましたがいかがだったでしょうか。
現時点では巻取り長に難ありというイメージが強く、撃ち物よりも巻物に向いていると感じます。今後も新たな情報が入り次第この記事をアップデートしていきますので、チェックしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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