ベイトフィネスで使用するラインはどれがいいのか?
「太さは何lbがいいの?」「ナイロン、フロロ、PE?」「太すぎる糸を使うとスプールが歪みそうで怖い‥」
ベイトフィネスを導入したばかり、釣りを始めたばかりの人であれば悩みますよね。
今回はそんなベイトフィネスの「ライン」について、どんなラインを巻けばいいのかを解説するとともに、おすすめのラインをご紹介していきたいと思います。
僕もベイトフィネス導入当初はベイトフィネスの使い所があまり理解できていなかった為、この釣りのメリットをあまり感じていませんでした。
でも、いまではベイトフィネスはなくてはならない存在になっています。
自分が使う状況に合わせてラインを選択できるようになれば、より快適にベイトフィネスを使えて釣果につながると思います!
目次
ベイトフィネスにはどんなラインを巻けばいいの?
ベイトフィネスに適したラインとは?
ベイトフィネスは何lbのラインを巻けばいいのか?
その答えは「やる釣りによって違う」となってしまいます。
いきなり拍子抜けするような答えで申し訳ないのですが、「ベイトフィネスならPE 0.8号で決まり!」みたいにはならないです。
ベイトフィネスといっても色々あって、ハードプラグを使う場合もあれば、カバーにネコリグを落とす場合もあります。
今回は一般的な2つのスタイルに的を絞って解説します。
- オカッパリをロッド1本でこなす釣り = フロロカーボン 8lb
- ネコリグやスモラバ、ノーシンカーをややっこしいカバーに入れる釣り = フロロカーボン 12lb~14lb
そもそもベイトフィネスのメリットとは?
ベイトフィネスの一番のメリットは軽量なルアーをベイトタックルで投げられることです。
リールの進化によって、これまでスピニングタックルでしか投げれなかった、4インチカットテールのノーシンカーのような超軽量なルアーがベイトタックルでキャストできるようになりました。
イメージで言えば、下の図のような感じです。
ベイトタックルで軽量リグを投げられることで何が変わるのか?
- 太いラインを使用して軽量リグでカバーを撃てる
- オカッパリをやる時に、ロッド1本でスピニングの領域~ライトカバーまでこなせる
一番のメリットはスピニングではトラブルが多発してしまうような太いラインを使える事です。
この太いラインが使える事で、軽量なリグをカバーの中に入れて使えるようになったことが一番の具体的メリットだと思います。
ハイプレッシャー化が進む全国のフィールドで、これまでテキサスリグでしか攻略できなかったポイントに太いラインを使ってネコリグやノーシンカーを入れられることで、これまで捕れなかった魚に口を使わせることができるんです。
他にもメリットはありますが、このことが一番大きいと思います。
ベイトフィネスの必要性についてはこちらの記事!

ラインの太さや糸巻き量によって飛距離に差が出るの?
ライン太さによって飛距離が変わるのかといわれれば、もちろん変わります。
ラインの太さなんてたかが知れていると思われがちですが、コンマ数ミリの違いでまったく飛距離が違います。
また、ベイトフィネスの場合は軽いリグを投げるので、スプールの重量+スプールに巻かれているラインの量が飛距離に影響を与えます。
どんなに優れた軽量のスプールでもラインを巻きすぎているとぜんぜん飛距離がでないなんてことにもなります。
目安としては25m-40mの範囲でラインを巻きましょう。
え?そんな少ないの?と思われるかもしれませんが、スプールの重量で飛距離に雲泥の差がでるのでラインを巻く量は少な目を意識してください。
PEラインの危険性
ベイトフィネスでPEラインを使用するなら注意が必要です。
ベイトフィネスに限らずベイトリールでPEラインを使用すると、ライン径が細いため、ちょっとしたことでスプール内でラインが食い込んでストップする現象が起きます。
ラインが食い込むと次のキャストでその食い込んだ部分でラインの放出がストップします。
これをフルキャストすると太いPEラインでも「投げ切れ」が発生します。
また、バックラッシュをしてしまった時にも再起不能になる確率が高く、トラブルのほうが多いと思います。
PEラインの使用は、扱いに相当なれていない限りはやめたほうがいいです。
ベイトフィネスのラインを状況別に使い分ける
オカッパリ編
陸っぱりではフロロカーボンの7lb~8lbがおすすめです。
陸っぱりでMLクラスのベイトフィネスロッド1本でなんでもこなすという前提で考えると、一番バランスがいいと思います。
使用ルアーは0.9~1.8gのネコリグ、2.7g~3.5gのダウンショット、3インチクラスのノーシンカー、シャッド、小型のトップ、クランク、1/4oz スピナーベイト等になります。
これだけの種類が使えれば、シャローからミドルレンジまではほぼカバーできます。
8lbでヘビーカバーを攻めるのは無理があるかもしれないですが、ライトなカバーであれば8lbでもある程度対応可能です。
カバー撃ち編
カバー撃ちに特化したベイトフィネスならフロロカーボン12lb~14lbをおすすめします。
ヘビーカバーを撃つ場合はラインブレイクのリスクが大きくなるのでなるべく太いラインを使用したいですが、ベイトフィネスで扱うようなネコリグ、スモラバ、ノーシンカー等の軽量リグでは14lbより太いラインでは操作性が極端に落ちます。
強度と操作性のバランスが一番取れているのが12~14lbのフロロカーボンだと思います。
気をつけたいのは、たとえ14lbであってもラインに傷が入っていないかのチェックをまめに行いましょう。
傷が入っていると強度が極端に落ちます。
小さなバスであっても1匹釣ったら結び直すのをおすすめします。
細かいポイントですが、でかいバスが掛かったときに後悔します。
ベイトフィネスのおすすめライン3選
シーガー フロロマイスター
え?いきなりおすすめがこれ!?って思われた方もいるかもしれません。
はい。「フロロマイスター」をおすすめします。
理由はラインの価格です。
フロロマイスターは8lbであれば320m巻で店頭価格が1000円を切ります。
使用感はソフトでしなやか、癖がなく全く問題無いレベルです。
ポイントはこれを釣行2回毎に巻き変えます。
いくら高いラインを使っていても3ヶ月巻きかえないとかですとライン強度はどんどん落ちていきます。
ラインは紫外線による劣化が激しいので、安くても新鮮なラインを使ったほうが強度を保てます。
フロロマイスターであれば、35m巻くと仮定すると9回巻けます。
1回あたり100円ちょっとの計算です。
100円であれば気兼ねなく巻きかえられるますよね。
シーガー R-18 フロロリミテッド
こちらもクレハ製品です。
R-18 フロロリミテッドの特徴は抜群の「しなやかさ」と「強度」を両立している点です。
しなやかなラインだと何がいいのかというと、「巻きぐせ」がつきづらいです。
硬いラインだとあたりを取るのは明確になりますが、その分固いためクセが付きやすいです。
ラインがコイル状になってバックラッシュなどもしやすくなります。
その点、R-18 フロロリミテッドはしなやかで強度もある、非常にバランスのいいラインです。
しょっちゅう巻き替えるなんて面倒だという方にはこちらをおすすめします。
このラインで、一つだけ不満なのは100m巻しか販売されていないところです。
35mを3回巻けず、40m巻いてしまうと、すごく中途半端に余ってしまうんです。
クレハさん160m巻を出してください。お願いします。
シーガー R18 BASS
こちらもクレハの製品です。
決してクレハの回し者ではありませんので、ご安心ください。
繊維メーカーということで技術力が高いんですよ。
価格に関してはフロロマイスターの2倍ぐらいになりますが、240m巻というラインナップがある点が魅力です。
また、ベイトフィネス用に7lbがある点も嬉しいところです。
しなやかさはフロロリミテッドと同等レベルですが、強度は若干落ちます。
経済性を考えるのであれば、こちらもおすすめです。
100mあたりの価格をAmazonで比べてみました
フロロマイスター | 274円 |
R-18 フロロリミテッド | 1365円 |
R-18 BASS | 601円 |
8lbの値段を比較するとこうなります。
フロロマイスターの価格がずば抜けて安いですね。
人気があるのもうなずけます。
最後に
ベイトフィネスのラインについていろいろとご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
ベイトフィネスはラインの選択によっては、そのメリットをあまり活かせないこともあります。
正しくベイトフィネスの有用性を理解して、自分の普段通うフィールドに適したラインを選択して下さい。
必ず、釣果につながると思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
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