2014年発売のブルフラット。
僕はかなり使い込んでいて、何パック消費したかってぐらい使ってきました。
未だに各地のフィールドで使っていますが、結果を出し続けているワームです。
ドライブスティックが超優等生なら、このブルフラットは超問題児!
規則的、安定といった言葉とはかけ離れた存在です。
現在でも入手困難な状況が続いていますが、以前よりは店頭に並んでいることも多くなってきましたので、見つけたら在庫確保しておきましょう!
今回は、そんなブルフラットの中でも一番使い勝手のいい3.8インチの紹介していきたいと思います。
目次
ブルフラット3.8の特徴
不規則なフォール
ブルフラットの最大の特徴は、扁平なボディーとフラットなテールから生み出される不規則なフォールです。
これは意図してできるアクションではなく、微妙な水流や着水時のワームの角度、ラインの抵抗によって偶然生みだされます。
例えば、ライトテキサスであれば、スパイラルフォールをしていたら急に水平フォールをし始めたり。
ノーシンカーでは、フラフラと規則的に横揺れアクションをしていたと思ったら、急に止まって下を向いて泳ぎだしたり。
ほんとうに予測不能の動きをします。
まさに、その予測不能な動きがバスにスイッチを入れて、バイトしてしまうというが一番の特徴です。
この動画で水槽内で泳がせているアクションが見れますので、ぜひ見て下さい!
トシロー
青木大介がこれ使って、遠賀川でめっちゃ釣ってたな。
ノーシンカーだと、ゆらゆらした他にはないアクションになるんだよね。
タオル
着底後のスローな倒れ込み
着底後にも独特のアクションがあります。
着底後はフラットで薄い蛇腹状のテールが大きく水を掴むため、超スローに倒れ込みます。
フラットで水を受ける面が広いテールなので、他のワームよりも間違いなく倒れ込みが遅いです。
また、テールの付け根部分は極薄なので、ボディーが先に倒れた後にテールが倒れ込む2段モーションのようなアクションです。
これも、着底時にもバイトが多い理由だと思います。
同じ動画ですが、着底時の動きが出ている所から再生開始します。
ギル系ワームなの?
「ブルーギルイーターを直撃するソフトイミテーター」
こんなキャッチコピーになっていて、形状もギル型のため、発売当初はてっきりギル喰いバスにしか効かないと思っていました。
実際使ってみると、むしろ一番の釣れる要因はスパイラルフォールではなく、不規則なアクションにあるのでは?と思えてきました。
ギルがそんなに生息していないようなフィールドで使っても抜群に釣れますし、あまりギル系を意識しないほうがいいと思います。
抜群の投げやすさ
ブルフラット3.8インチは自重が約14gあります。
3.8インチですがかなりワイドな作りになっているため、4インチクラスのワームにしてはかなりの重量です。
自重があるため、通常のベイトタックルでも全く問題なく投げることができます。
むしろ、ベイトフィネスリールのように、スプールが軽くないほうが投げやすいかもしれません。
トシロー
確かに重いよな。
ワーム単体で1/2ozってかなりのボリュームだね。
タオル
唯一のデメリット
ブルフラットの唯一のデメリットはスパイラルフォールによるラインのよれがかなり激しいことです。
一日使っているとラインのよれが凄まじく、ラインがダメージを受けることもあります。
スイベルをかませることで、ラインのよれが気にならなくなる程度に改善できますので、ぜひスイベルを使用してみて下さい。
トシロー
こんなにラインがよれんのか?
太いラインを使うからどうしても「クセ」がつきやすいんだよね。
定期的にくるくる回してあげると防げるんだけど、めんどくさいんだよね‥
タオル
ブルフラット3.8の使い方
ライトテキサス
ブルフラットの使い方として一番有名なのがライトテキサスです。
3.8インチの場合は2.7~3.5gのバレットシンカーを使用します。
3.5gより重いシンカーを使ってしまうとシンカーの重さに引っ張られすぎて、不規則な動きが出づらくなるんです。
また、シンカーストッパーを使用する場合には5cmから10cmほど離して使用することで、ラインの微妙な抵抗が生まれ、より不規則な動きをします。
フォール時に一番仕事をするワームなので、注意すべきはラインを張りすぎないこと。
フォールベイト全般に言えますが、これができていないとワームのアクションが完全に死んでしまいます。
緩めすぎても、バイトの感知がおくれてしまうので、「張らず緩めず」を意識して下さい。
U字のテンションを描くようにしましょう。
トシロー
こんな重いワームでライトテキサス!?
シンカーが重すぎるとフォールの不規則なアクションが出づらいからね。
ライトテキサスが一番のおすすめリグだね。
タオル
ノーシンカー
ノーシンカーリグでは左右に揺れるようにアクションします。
こんなアクションをするワームって他にありましたっけ?
あまり記憶がないんですが、ノーシンカーでも唯一無二なアクションだと思います。
さらにやっぱり不規則です。
ゆらゆら揺れてたかと思えばたまに、真っ逆さまに落ちていく事もあり、とにかく不安定極まりないです。
制御不能なんですが、これがいい所だと思うので問題ありません。
陸王2015で青木大介がブルフラットのノーシンカーでボコボコ釣ってる動画がすごい参考になります。
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ネイルリグ
ネイルシンカーを埋め込んで使用するネイルリグには2パターンあります。
いずれも使用するネイルシンカーは1.8gがバランスがいいと思います。
スパイラルを強める
ネイルシンカーを頭の部分の中央から若干ずらした位置に埋め込むことで、バランスが崩れます。
若干傾きながらフォールすることでよりスパイラルフォールが強く出ます。
トシロー
変なリグだな!
あえてバランスを崩すリグだからね。ギル食いを狙う時にはこのリグがいいかもね。
タオル
フラフラアクションを安定させる
ネイルシンカーを腹側に埋め込むことで、低重心化し、フラつきのアクションが安定して出ます。
フラフラと横揺れするアクションが効くという場合にはこちらのリグがおすすめです。
フリーリグ
フリーリグは、よりボトム付近で使いたい時に使用します。
フォールスピードが速く、フリーのテキサスリグよりもシンカーとワームが離れる特徴を活かします。
ボトム付近でノーシンカー状態を演出し、テンションを掛けて引いた時にはシンカーに対してワームがクイックに寄っていく動きを使ってバスのバイトを誘います。
ブルフラット3.8インチはボトム放置でも釣れます。
理由はわかりません。
サイトフィッシングで使った時に、ボトム放置で10秒以上凝視された後にバイトすることが多かったので、その経験からバスが絶対にいると確信が持てるようなポイントで、ブラインドで放置を試してみたらよく釣れています。
着底したらロングポーズで放置しておくのもおすすめです。
ブルフラット3.8の使い所
レイダウン
レイダウンではライトテキサスを使います。
ノーシンカーでは入らないような所にも若干のシンカーウェイトで入ってくれます。
シンカーは3.5gよりは重くしません。
レイダウンでも張らず緩めずでフォールを意識して、レイダウンに絡めます。
フォール後、バイトがないかをロッドティップでゆっくり聞いて、なければ回収という感じで使って下さい。
フォール中はラインの動きをよく見よう!違和感があったら、まずはティップで聞いてみる!
タオル
岩場、ガレ場、スタンプ
岩場、ガレ場、スタンプ回りではフリーリグを使用します。
フリーリグで素速くボトムまで落として、着底→ノーシンカー状態でバイトを待ちます。
バイトがなければ、シンカーまでクイックにワームをつけるイメージでラインテンションを掛けます。
ゆっくりリフトしてまたフォールさせ同じ動作を2,3度繰り返します。
これだけです。
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縦ストラクチャー、岩盤
岩盤や縦ストラクチャーではフォールを活かして、ライトテキサス、ノーシンカー、ネイルリグでフォールバイトを狙います。
基本的にボトムまではつけず、1m~1.5m程フォールさせて回収します。
ただでさえフォールが遅めなので、テンポよく撃ったほうが効率的です。
おすすめカラー
2018年現在、入手困難なので欲しいカラーが手に入ることは稀ですが、オススメのカラーを紹介しておきます。
#06ブラック、#28スカッパノン、#11ウォーターメロン/ブルーフレーク、#114シャンパンペッパー&ネオンパールがおすすめです。
(出典:Deps)
どんなワームでもルアーでも同じですが、明度が低い黒系から明度の高い白系までを4種類ほど揃えれば、ほぼすべての状況に対応できると思います。
ワームをカラー別で揃えすぎると、無駄にお金がかかったり、判断がつかないので4色ぐらいに抑えるべきだと僕は思います。
#28 スカッパノンは一番多様するカラーで人気があるので、見つけたら店頭在庫全て買います(笑)
スカッパノンは房総ダムとか野池なんかのステイン系では鉄板だよな!
ミミズカラーを出して欲しいよね。
ミミズだけ反応段違いにいいことあるから、ぜひ欲しい!Depsさんお願いします!
おすすめフック
不規則なアクションが欲しい時
不規則なフォールを求めるのであれば、ナローゲイブのフックをおすすめします。
重心が下に下がらないので、より不安定感が増します。
RYUGI 「LIMIT」の4/0、ハヤブサ 「DASオフセット」の4/0がおすすめです。
ノーシンカーで安定した横揺れアクションが欲しい時
安定した横揺れアクションを求めるのであれば、ワイドゲイブのフックをおすすめします。
重心が下に置かれるため、より安定したアクションになります。
ハヤブサ 「ハイパートルネード」の4/0がおすすめです。
このフックはバネ埋め込み式なので、フックのズレや破損防止にも役立ちます。
ブルフラット3.8のタックル
ロッド
自重がワーム単体で約14gあるので、ロッドはMH(ミディアムヘビー)以上でないと扱いづらいです。
M(ミディアム)以下のロッドではティップが入りすぎて、キャストが決まりづらいと思います。
テキサスならヘビーアクションでもいいぐらいじゃねーか?
そうだね。ロッドティップが入るタイプのヘビーアクションなら問題ないね。
フォール中心の釣りだとどうしても「あたりを聞く」動作が必要だから、MHぐらいがやっぱりオススメかな。
リール
リールに関しても、ワーム自体に自重が十分あるので、ベイトフィネス用のものは必要ありません。
通常のベイトリールであればサイドハンドからピッチングまで問題なくキャスト可能です。
ダイワのSV系スプールやシマノの軽量スプールで投げても投げやすいので、全然特にこだわる必要はないと思います。
最後に
ブルフラットの最大の武器は不規則なフォールです。
不規則でチドルようなアクションがバスを引きつけます。
フォールを意識して使うことで、より釣果があがると思います。
横揺れアクションが効果的な場合もありますので、フィールドで実際に試してみて、状況によって使い分けて見て下さい。
まずはフォールを極める!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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