バズベイトのおすすめできる使い方!わずか10cmの違いで差がつくって本当?

バズベイトを最高に活かす方法って知ってますか?

「そんなもん岸際に投げて、巻くだけだろ」と思っている方は絶対損してると思います。

キュルキュルと水面をかき混ぜて、かなりやかましいルアー。夏場になると思い出したかのように使う人の多いバズベイト。

投げて巻くだけで使い方なんてないと思われがちです。しかし、意外と使い方や使い所にキモがあります

トシロー

確かにたまに思い出して投げるけど、すぐに飽きるんだよな。

最高に活きる使い方を覚えれば、きっともっと使うようになると思うよ!

タオル

今回は「バズベイト釣れねぇ!」「使ったことないわ」という人に向けて、バズベイトの使い方や使い所、おすすめのバズベイトを紹介していきます。

この記事を読めば、今までタックルボックスの中で眠っていたバズベイトが1軍に昇格するかもしれません!

バズベイトの基礎

バズベイトってどんなルアー?

バズベイトのパーツ説明

バズベイトはペラによって水面をかき混ぜて音を出し、強いアピールでバスのバイトを引き出すルアーです。

泳がせてみると見た目がかなりやかましいルアーなので、バスが逃げてしまうのでは?と感じる方も多いと思います。そういう場面もあるとは思いますが、バズベイトはバスをイラつかせるのが得意なルアーです。

基本的には威嚇してくるようなバイトが多く、バスを怒らせる目的で使うと割り切って使うのがバズベイトを使う第一歩目です。

このやかましいルアーは、時には他のトップウォーターでは太刀打ちできないぐらい恐ろしく連発する時もあり、ものすごい爆発力を秘めているルアーです。やかましいバズベイトが水面に静かに引き込まれるバイトは、一度味わうとやみつきになります。

バズベイトの音の種類

バズベイトは大きく分けて2種類の音の種類があります。

  1. キュルキュル系
  2. カンカン系

キュルキュル系はそのままですが、キュルキュルと独特な金属がこすれる音を出します。代表的なのはゲーリーヤマモトの「ゲーリーバズ」です。

ベイトを追っているようなやる気があるバスに有効です。

カンカン系はクラッカーと呼ばれる金属製の板がペラと当たることで甲高い音を出すような設計になっています。

代表的なルアーはOSPの「02ビート」です。こちらは比較的やる気のないバスを威嚇バイトに持ち込むタイプになります。

バズベイトの使い所

バズベイトは決して万能なルアーではありませんバズベイトが活きるのは次の3つの時です。

  • 濁りがきつい時
  • アオコが発生している時
  • マズメ時

バズベイトは濁りにかなり強いルアーです。台風の後などで、濁っている時にはまずバズベイトを投げてみましょう

水面を撹拌してアピールする力は濁った水でも十分なアピール力があります。

同じ理由でアオコの中を引いてくるのも効果絶大です。アオコは表面だけで下の水は澄んでいる場合が多く、シェードの役割をしてくれます。ルアーを上手く隠してくれる効果があるので、アオコの上をバズベイトで引くのはかなり強烈なパターンです。

また、マズメの高活性時も有効で少ないキャストで遠くからバスを寄せてくることができます。

バズベイトを最高に活かす使い方

バズベイトを絶対に沈めるな!

バズベイトは水面をペラでかき回すことが一番の釣れる要素です

逆に言えば沈めると釣れません。

巻けば浮き上がってくるじゃないかと思われるかも知れません。しかし、着水後はどうでしょうか?沈んでいませんか?

バズベイトの扱いに慣れてくると、着水直前からリールを巻き始めるなんてことを始める人もいますが、はっきり言ってリールに優しくありません。

下手すればギアが壊れのでやめたほうが懸命です。(サミングでしっかり止めてからなら問題ないんですが‥)

そこで、バズベイトを沈めないテクニックがあります。すごく単純なのですが、ロッドを立ててバズベイトを引いてください。

バズベイトの着水後の引き方

着水後から10cm~50cmぐらいはロッドで引っ張って、その間にリールを巻いてラインの緩みを取りながらロッドを倒していきます。

ロッドを倒す

着水後からロッドで引っ張れば、バズベイトが沈む事なく引いてくることが可能です。細かい所ですが、特に岸際にタイトにキャストして使用する場合にはかなり有効です。

この方法をやり始めてから明らかに着水直後のバイトが増えました。この方法ぜひ使ってみて下さい。

巻きスピード

基本的に巻く速度は「ゆっくり」の方が釣れる気がしています。なぜなら、ゆっくり巻いたほうがミスバイトが減るからです

バズベイトを引いていて、10cm横とかで水面が割れるようなバイトってないですか?「おい!下手くそ!」って心の中で叫ぶ瞬間です。

ゆっくり巻くことを意識してからはこのミスバイトが明らかに減った気がしています。

早巻きの方が見切られにくいという意見もあると思いますが、バズベイトにバイトしてくるバスってほとんどがやる気スイッチが入ってるバスだと思うので、あまり見切られるというのは意識しなくてもいいと思います。

バズベイトのカラー

バズベイトのカラーはそんなに難しく考える必要はありません。

基本的に濁った時に効果を発揮するルアーなので、クリアな水質の時にはバズベイト自体の効果が薄れるというのが理由です。

基本的には目立つ色を使ったほうがいいと思います。黒、白、チャートの3色を持っていれば事足ります。

ゲーリーバズの黒

特におすすめなのは黒です。

トップウォーター全般に言えますが、太陽を背にすると基本的に全ての色は黒っぽくなります。

その中でシルエットが一番はっきり出るのが黒という理由です。

バズベイトのタックル

ロッド

1/4ozクラスであれば、ロッドは基本的にMクラスの巻物用ロッドがベストです。

フッキングパワーが必要になるので最低でもMクラスで、比較的張りがあるものをおすすめします。3/8ozクラスであればMHでも問題ありません。撃ちものロッドだとキャストしづらいです。

また、バズベイトは常に巻き続けないと沈んでしまうルアーなので、ラインテンションがかかったままですバスのバイトを弾かれないようにするためにも、レギュラーテーパーよりのロッドが理想的です。

リール

リールは間違いなくハイギアが使いやすいと思います。

沈めて使うものではないので、一瞬でも早く水面に浮上させる必要があります。巻取りスピードの速いハイギアリールを絶対使ってください。

ライン

ラインはフロロカーボンをおすすめします。フックが太いシングルフックの為、伸びが少ないフロロが理想的です。

トップウォーターにはナイロンでは?と思うかもしれませんが、もともと浮かぶルアーではないので、沈むラインで問題ありません。伸びないならPEでいいんでは?という意見もあると思います。正直ありなんですが、ペラにPEが絡んだ時にかなりイライラします。風が吹いている状況ではさらに絡みやすいので、おすすめしません。

おすすめのバズベイト

レイドジャパン マスターブラスター

浮き上がり、飛距離、水押し、キュルキュル音、一番総合点の高いバズベイトです。

特に浮き上がりに関しては、ヘッドが独特な形をしていて浮き上がりの向上に一役買っています。かなり他のバズベイトを研究して作ったと思われます。控えめに言って傑作です。入手困難なのが唯一の難点。

レイドジャパン セット デカダッジ ファットウィップ3 フルスイング5 マスタブラスタ
ノーブランド品

ゲーリーヤマモト ゲーリーバズ、ジャンボバズ

キュルキュル音が釣れる気しかしません。

名作中の名作で、浮き上がり、音に関しては絶品です。マスターブラスターの登場で不動の地位から引きずり降ろされた感がありますが、よく釣れます。

若干飛距離に難点がありますが、トレーラーのワームをつけることで対応可能な範囲です。

OSP 02ビートパピー

カンカン系のバズベイトです。

ハイアピールな音とコンパクトボディー。吸い込みがよくフッキング率がいいため、トレーラーフックがいらないです。こちらも黒が大人気で品薄なのが難点です。

バズベイトのチューニング

リベットを曲げる

リベットを曲げるやり方はアメリカでよく紹介されています。

簡単に、明らかに音の質が変わるので、好みに応じてやってみる価値はあります。しかし、この音質の変化で劇的にバイト率が上がるとかはあまり期待しないほうがいいです。

ペラがワイヤーに当たるようにする

ワイヤーとペラの間を狭めて、微妙にあたるようにするチューニングです。

音は変化しますが、やりすぎると回らなくなるので注意が必要です。

これも本当に好みのレベルで、正直あまり効果を実感したことがありません。ただ、ワイヤーが擦れてきていい音がでるようになるという方もいるので、好みの問題だと思います。

バズベイトはワイヤーとペラの間を狭めると、浮き上がりにくくなります。つまり、ゆっくり引けなくなるのであまりおすすめはしません。

バズベイトのトレーラーワーム

バズベイトにトレーラーをつけるのはあまり一般的ではないかもしれませんが、アメリカでは一般的なテクニックです。

メリットは飛距離アップ、根掛かりが減る、スキッピングできる、食わせ能力アップなどがあります。デメリットはルアーによってはバランスが崩れて、うまくペラが水を噛まなくなる所です。バランスが崩れるときにはスカートを間引いたりして調節する必要があります。アメリカではスカートレス(スカートをつけない)で使用されることが多いようです。

シャッドテールやスティック系のワームなどが効果的なので、バイトがなければオプションとして使ってみるのもありだと思います。

しかし、おすすめは飛距離アップだけを目的とした「イモグラブ」です。風が強いときなどに装着することで即席で重量を増せてキャストしやすくなるので、ぜひ使ってみてください。

まとめ

今回はバズベイトの使い方について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

ポイントはバズベイトを沈めないことです。

はっきり言って浮いて音を出してなんぼのルアーです。しっかりと着水からロッド操作で沈めないようにしてみて下さい。

きっと、岸際でのバイトが多くなると思います!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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