どうもこんにちは!
釣り歴25年、ベイトフィネスにおんぶに抱っこのタオルです。
僕はベイトフィネスがなかったら、本当に釣果が半減するんではないかと思ってしまう程、ベイトフィネスに頼り切っています。
ダイワ、シマノ、アブ・ガルシアと大手メーカーから多くのベイトフィネス対応リールが発売されていますが、どれが一番いいの?
そんな疑問を持つ方は多いと思います。
僕はこれまで、世にででいるほぼ全てのベイトフィネスリールを投げてきました。
各製品それぞれに特徴があり、人によって向き不向きがあるのは間違いないです。
トシロー
俺はアブのリールが好きだ!見た目がかっこいい!
今回は性能の面を中心にレビューさせてください‥
タオル
シマノ派とダイワ派で大きく分かれると思いますが、今回はベイトフィネスリールの中でも恐らく一番人気があると思われるダイワ「SS Air」について、使用感とどんなリールなのか、どんな人におすすめなのかを紹介していきたいと思います。
僕はリールの仕組みとか、ブレーキシステムがうんぬんといった小難しい話はできません。
率直に自分が感じたキャストフィールの感想を包み隠さず、お伝えしたいと思います。
この記事を読めば、SS Airが自分に向いているのか、買うべきか買わないべきかの参考にできると思います!
目次
SS Airのスペック
(出典:Daiwa)
品名 巻取り長さ
(cm/ハンドル
1回転)ギヤ比 標準
自重
(g)最大
ドラグ力
(kg)標準巻糸量
フロロ
(lb-m)スプール径
(mm)ベアリング
(ボール/ローラー)メーカー
希望本体
価格(円)8.1R 81 8.1 145 4 8-50 32 9/1 46,200 8.1L 81 8.1 145 4 8-50 32 9/1 46,200 (出典:Daiwa)
巻取り長さ
1回転あたり巻取り量は81cmとシマノ、アブのベイトフィネスリールと比べてもほぼ変わりません。
体感的には75cmとかになってくると途端に遅いと感じますが、80cm以上あればルアーの回収スピードに不満は感じません。
手返しの面で、全くストレスはないです。
トシロー
ジリオンSVなんてXXHで97cm以上だけど、81cmで大丈夫か?
16cmも違うぞ!?
ジリオンの97cmは別格すぎるから‥
80cmもあれば回収スピードは十分だと思うけどね。
タオル
自重
自重に関しては145gとシマノ、アブの超絶軽い130g台と比べるとやや重くなっています。
自重に関しては、170gとかなってくるとすごく重く感じるかもしれませんが、145gを重いと感じる人はほとんどいないと思います。
150gを切るような重量になってくると、ロッドとリールとのバランスのほうがよっぽど体感的な重さに影響があります。
AbuのRevo LTX BF8が今の所は最軽量で129gと唯一のアンダー130gのリールなのですが、このリールはリール単体で持つと恐ろしく軽く感じます。
でも、ロッドにつけて振ってみると正直ロッドとのバランスが取れなくことが多く、なんだか先重りするような感覚になります。
つまり、軽ければ軽いほどいいという問題でもないとうことです。
SSAirの145gは十分軽いです。
トシロー
軽くて悪いことなんてないだろ?
ロッドもそれに応じて軽くなってくれればね。
リールだけ軽すぎるとバランスが悪くなることがあるんだよね‥
タオル
糸巻き量
糸巻き量はフロロ8lbで50mです。
僕の場合はベイトフィネスで使用するメインが10lb~14lbなので、ギリギリまで巻いても35m~40mぐらいです。
ベイトフィネスの場合、スプールに糸を巻く量が多いとラインの重さが回転性能に影響するので、そもそもそんなにラインを沢山巻くべきではないです。
35mも巻けば正直ピッチング主体の場合は十分なので、ラインキャパシティーとしても全く問題ありません。
10lb~14lbでも、適正量をちょうどよく巻けると思います。
トシロー
8lbが50mだとちょっと心細いな‥
そうかな?十分だと思うけどね。
ベイトフィネスでラインを沢山巻いたらスプールが軽い意味がなくなっちゃうよ!
タオル
SS Airの使用感
ピッチング
ピッチング時の後半の伸びがマグネットブレーキはイマイチ‥と言われますが、このSS Airは後半の伸びもいいです。
これは新しいエアブレーキシステムの恩恵なのかはわかりませんが、これまでのマグネットブレーキを搭載したベイトリールとは明らかにフィーリングが違います。
僕の場合はブレーキはマグダイアルで3.5に固定して使っていますが、後半もかなりいい感じで伸びます。
浮き上がるという感じもほとんど感じません。低弾道でバシッとキャストが決まる感じです。
よく比較されるアルデバラン BFS XGも以前に所有していましたが、後半の伸びはSS Airに軍配が上がります。
シマノもFTB(フィネス・チューン・ブレーキシステム)というマグネットブレーキを取り入れた新ブレーキを採用していますが、まだまだマグネットブレーキについてはダイワの方が技術的に上なのかもしれません。
ただし、そこまで大きな差ではありません。
逆にフルキャストで使用するなら、アルデバランの方がいいと感じました。
あくまで軽量リグのピッチング限定の話です。
トシロー
マグネットブレーキは後半浮くイメージあるな。
SS Airは全くそんな感じないね。全然問題ないよ!
タオル
バックラッシュのしやすさ
このリールはノーサミングでバックラッシュしないとか、そういう類のリールではありません。
正しくサミングできていないと、普通にバックラッシュします。
ブレーキをMAXで設定すれば、バックラッシュはしにくくなりますが飛ばなくなります。
バックラッシュを良くしてしまう友人がこのSS Airを使った所、「このリールは俺には使えない‥」と言っていました。
少しピーキーなリールと言えるのかもしれません。
伸びがよくバックラッシュしないリールは、今の技術ではまだ実現できないようです。
合わせて読みたい
正しいサミングについて「スキッピングのコツは3つだけ!誰も教えないサミングの基本を伝授!」をチェック!

俺はDCしか使わない主義だから、ほとんどバックラしねーぜ!
そんなバックラッシュするリール使えねーぜ!
そんなにバックラッシュしやすいってことではないんだけどね。
フルキャストすると‥
ザイオン製ハンドルノブが滑りやすい??
SS Airはハンドルノブがザイオンという素材で作られており、通常ノブに使用されるシリコンやゴムとは異なります。
このハンドルノブが滑りやすいというレビューを見かけるのですが、個人的には全く滑りません。
確かに、初めて見た時には「雨の日とか濡れたら滑りやすいんだろうな」と思っていました。
これまで、雨の日に何日釣行したかわかりませんが、滑りやすいと思ったことは一度もありません。
むしろ、ゴムが劣化してベタついてくるぐらいなら全部このノブの方がいいとすら思います。
プラスチックみたいなノブってなんか不安だな‥
キャスト時も、ファイト中も全然気になったことがないよ!
SS Airの得意、不得意
ピッチング主体で撃つ釣りが好きな人
SSAirはショートレンジをピッチングで撃っていくようなスタイルにはおススメです。
総重量が4gもあれば快適にキャストが可能です。
1.8gのネイルシンカーを使うのであれば、ドライブクローラー、スワンプクローラーなど、ほとんどのネコリグ ワームは当てはまります。
また、スモラバにおいても2.7gにトレーラーをつければ、ほぼ4gです。こちらも全く問題なく扱う事ができます。
ネコリグ 、スモラバをショートピッチで撃って行く釣りなら、SS Airはかなりマッチすると思います。
関連記事:スナッグレスネコリグ(カバーネコ)の全て!バイト多すぎてビビりますって‥
1円玉キャストできるってすげーよな!
あれはかなり誇大広告な気がするね‥
実際は2gぐらいから普通にキャストできるレベルだよ。
ショートレンジでスモールクランクや小型のトップを使う
かなり限定的な使い方にはなりますが、タイニーブリッツなどのスモールクランクやクランキングシャッド、小型のトップウォーターなどの釣りにはSS Airは向いてると思います。
こういった釣りは障害物に対して正確にタイトに通す釣りです。
サイドハンドキャストでショートピッチを多用する用途では、小型のプラグをストレスなく投げられるスプールの回転の良さがあり、低弾道で着水音も意識して投げることができます。
オーバーヘッドでフルキャストは‥
逆に、オーバーヘッドキャストでフルスイングを繰り返す釣りには、若干ピーキーなリールだと個人的には感じます。
フルキャスト時にサミングで微妙なコントロールができる人にとっては問題ないと思いますが、細かいコントロールはリールに全て任せてストレスなく釣りをしたいという人には向いていません。
オカッパリで対岸に向かって軽量リグを大遠投したい!なんて用途には、かなりサミングに気を使ってキャストする必要があります。
ブレーキをマグダイヤルの8以上に合わせれば、特に問題は無いのですが、このセッティングだと飛距離が犠牲になります。
デザインが気に入らないなら‥
僕の場合、タックルに「かっこよさ」を求めていないズボラな性格の為、全く気にならないのですが‥
SS Airのシルバーのフロントカバーはかなり人気がないみたいです。
僕の友人も「ダサすぎる」と言ってSLP WORKSのドレスアップパーツに交換していました。
(出典:SLP WORKS)
参考 SLP WORKS ドレスアップキットSLP WORKSこのドレスアップキットですが、8,000円とかなりいい値段します。
シルバーのフロントカバーだけが気に入らないという方が多いので、最安で交換する方法を紹介しておきます。
その方法とは‥Steezのフロントカバーと交換してください。
Steezの純正フロントカバーが完全に合うので、ダイワの純正パーツと取り寄せて交換します。
これならパーツ代が756円で済みます。
「Steez」のロゴが入ってしまいますが、黒で統一したい方はぜひこの方法をお試しください。
ダイワの純正パーツの購入はHedgeHogStudioが便利です!
まとめ
SS Airはベイトフィネスで近距離を攻めるのに最適なリールだと思います。
ネコリグ、スモラバ、ダウショットなんかをピッチングで撃っていく釣りや、小型のプラグで障害物をタイトに攻める釣りなどにはすごくあっています。
反面、飛距離が必要で、フルキャストを繰り返すような釣りには向いていないと個人的には思います。
フルキャストを繰り返すなら、断然「アルデバランBFS」をおすすめします。
スナッグレスネコとかに最適ってことだな?
そういうこと!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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