ドライブシャッドのインプレ&使い方!巻いて良し、落として良し!

2014年に発売されたOSPのドライブシャッド。

発売以来、根強い人気でシャッドテールワームの新たな境地を見出したと言っても過言ではないと思います。

バス釣り歴25年。釣具屋では真っ先にOSP製品を見てしまうタオルです!

これまでもKEITECHのスイングインパクトやサワムラのワンナップシャッド、HIDE UPのスタッガー‥シャッドテールワームは人気のある商品が多くありましたが、どれも”巻き物”の分野で輝く商品でした。

そんなシャッドテールワームのジャンルに一石を投じたのが、このOSPドライブシャッドです。

さすが川村光大郎!いいもの作るよね!

タオル

今回は、ドライブシャッドの使い方とポイントをサイズ別に紹介していきます。

ドライブシャッドの特徴を正しく理解して、効果的に使えば、”あと1本”を追加することができるはずです!

OSPドライブシャッドのスペック

ドライブシャッド

(出典:O.S.P

ドライブシャッドの重さ、推奨フック

サイズ(inch)重さ推奨フックサイズ(T.N.Sオフセット)
3.5約7g#1/0
4約10g#3/0
4.5約16g#5/0
6約25g#6/0~#7/0

(出典:O.S.P)

3.5インチ~6インチまでサイズ展開されています。

通常巻いて使用するのに最適なサイズは4.5インチになると思います。自重16gと重量があり、キャスタビリティーも申し分ありません。スキッピングもきれいに決まります。

カラーも31種類(2018年7月時点)ラインナップされており、欲しい系統のカラーはだいたいあると思います。

OSPドライブシャッドの特徴

”巻きからのアクション変化で釣れる!”

このワームのメリットは一言で言えばこれに尽きます。

シャッドテールワームって、結構チェイスが多いですよね?しかし、高活性時にはそのままバイトに至る事もあるんですが、チェイスだけでバイトに至らない事も多い‥そんな時こそOSPドライブシャッドの出番です

フォールアクションが秀逸

OSPドライブシャッドの最大の特徴はフォール時のアクションです。

フォール時にもしっかりとテールが動いてくれるので、フォール時もバイトを誘発します。ボディーの腹側にソルトが多く含まれており、低重心で斜め下方向に綺麗なフォール姿勢を保ちます。

巻いていてどうしても距離を詰めてくれない時やミスバイト時には、一瞬フリーズからのフォールアクションが最高に効きます。

バジング時のスプラッシュ音が最高!

やや早巻きして水面に出すように巻いてくるとこのワームの驚く性能が引き出されます。

バジング時の音が最高に気持ちいい音を出してくれます。個人的に一番釣れるバズベイトであるゲーリーバズの音となんかかぶるんですよね。

水中に伝わる音と空気中を伝わる音はもちろん違うと思いますが、何か関連があるような。。。バジングでこんなに釣れるシャッドテールは今まで使ったことがないので、おすすめです。イナッコ(ボラの稚魚)がいる水域ではかなりストロングなパターンになると思います。スモールマウスにもかなり有効です。

動画を見るとほんといい音出してますよね。

シャッドテールワームの比較

ドライブシャッドは他のシャッドテールと比較して、どんな立ち位置のワームなんでしょうか?

有名シャッドテールと比較してみます。

ドライブシャッドと他のシャッドテールの比較表

ドライブシャッドはアピール力は他のシャッドテールと比べるとやや弱めです。

その分フォール時にもしっかりとテール部分が動くのでフォールでも使える点がやはり他のシャッドテールよりも優れています。濁りの中でアピールしたい時などは、スイングインパクトやハートテールなどの波動の強いものを使ったほうが効果が高いです。

クリアウォーターでは若干ワンナップシャッドのほうが有効に感じます。

関連記事ヴァラップスイマーのインプレ!ドライブシャッドを超えるのか?

ドライブシャッドのサイズ別おすすめの使い方

サイズ別に色々と使い分けができると思います。

3.5インチの使い方

ドライブシャッド3.5インチの全体

  1. ノーシンカー
  2. ライトテキサス(1.8g~3.5g)
  3. ヘビキャロ(10g~21g)

3.5インチのノーシンカーは表層バジングパターンが最強です。

まさにイナッコのサイズ感でアピールを落としたい時にはスピニングタックルで遠投することも可能なので、陸っぱりでも使い勝手がいいです

4.5インチのオリジナルサイズよりもアクションがタイトな設定になっており、ウォブルするアクションが抑えられているのも特徴です。

ライトテキサスは3.5gでマッディーシャローの葦際なんかをピッチングで撃っていく釣りに最適です。シャッドテールのテキサス?クロー系でいいだろ?と思うかもしれませんが、意外なほど釣れます。

特殊な使い方ですが、上下逆付セッティングをすると千鳥るというか、不規則なフォールが生まれるので、これもリアクションバイト狙いではありです。

ヘビキャロでボトムをズル引くのもいけてます。テールのレスポンスがよく、低重心ということでオダなどに引っ掛けてハングオフでのリアクションバイト狙いがおすすめ。他にもスコーンリグやスイムジグのトレーラーとしても優秀です。

4.5インチの使い方

  1. ノーシンカー
  2. ライトテキサス(5g)、ウェイテッドフック使用

オリジナルサイズはスイミングが最も活きると思います。

表層でのバジング、水面直下でのスイミングは一番スタンダードな使い方です。秋など、若干レンジが深いと感じる時には5gのライトテキサスリグ、ウェイテッドリグも鉄板です。5gなら2m前後をテンポよく引いてこれますので、ノーシンカーとは攻めるレンジで使い分けます。

オプション的にリフト&フォールも有効です。ノーシンカーでもテールを動かしてフォールしてくれるので、ここぞという時には織り交ぜて使ってみてください。

6インチの使い方

出し所としては、デカバス狙いの時です!デカイのしかいらないって方はこのサイズ一択です。

確実にサイズは選べます。アピール力もかなりあるので、冬場等でクリアアップした状態なら水深3mのボトムでも余裕の存在感でアピールできます。

4インチの使い方

すいません。。。このサイズの出しどころがわかりません。

3.5インチと4インチの中間でアクションはちょっとタイト気味。なんとも中途半端で3.5インチでほぼまかなえる感じです。1パックだけ使って、全く有用性を感じられませんでした。ベイトのサイズとかですかね?わかりません。

ドライブシャッドのおすすめタックル

3.5インチのタックル

フックに関しては推奨通りに#3/0がベストマッチ。

ロッドはスピニングのMLクラスでちょうどいい感じです。PE0.6号なんて使ったらかなりぶっ飛びます。

ベイトフィネスのMLクラスでも完全にマッチすると思います。ライトテキサスをやるならMとMHのちょうど中間みたいな位置づけのロッドが一番しっくり来る感じです。

おすすめタックル

4.5インチのタックル

推奨フックは#5/0です。

重量バランス的にも5/0がちょうど良いと思います。ロッドはMクラス以上が最適です。レギュラーテーパーのMHが一番しっくりくる気がします。

5/0フックをガッツリかけるとなるとロッドのパワーもそれなりに必要です。クランクベイトを巻くようなMLではパワー負けすると思います。投げづらいし、掛からない。そんな印象です。

6インチのタックル

MHが最適です。

陸っぱりでなんでもこなせるMクラスでも問題ないですが、MHが一番しっくり来ます。ピッチングでショートピッチで攻めるなら尚更MHがおすすめです。

おすすめタックル

ドライブシャッドのおすすめカラー

カラーは「ウォーターメロン」「グリーンパンプキン」などの定番カラーを軸として、水色によって使い分けることで釣果をより上げる事ができます。

ドライブシャッドの水色別カラー

クリアな水域では「ソフトシェルスモーク」「スモークペッパーコパーフレーク」が鉄板ですベイトフィッシュライクなカラーでナチュラルです。ローライトならハニーフラッシュ、ゴールデンシャイナーなどで若干アピールするカラーがいいでしょう。

濁った水域であれば、「コスモブラック」「ライムチャート」は欠かせません。シルエットがはっきり出るので霞ヶ浦などのマディーウォーターにおすすめです。バブルガムピンクは派手な色に見えますが、野池などのステインウォーターでは意外とナチュラルな色なので、是非使ってみてください。

ドライブシャッドのネイルシンカー

ドライブシャッドにネイルシンカーを入れて使用する場合には下記のポイントから上方向に挿入します。

スリットの一番ヘッドより側から刺し始めて、ヘッド側に向けて刺していきます。

ポイントはできる限り薄皮一枚で刺すこと。できる限り重心を下にしたほうが泳ぎが良くなるので、腹の部分と平行に薄く刺しましょう。

ドライブシャッドのバネチューン&保管ちょいテク

DoliveShad 最大の欠点

ドライブシャッドは確実に釣れるシャッドテールワームなのは間違いないのですが、欠点もあります。それは・・・

脆い!!!!

特にヘッド部分が非常に脆いです。ノーマルのままだと耐久性はかなり難あり。

一匹釣ったら裂けるレベルなので、身切れ防止のためにDecoyから出てるバネ状のワームホルダーを埋め込んで頭部を補強するか、オーナーから出ているツイストロック等のねじ込むタイプのフックを使用するのがおすすめです。ファイナルキーパーという製品もありますが、バネ式の方が確実に破損を防げます。

OSPワームは釣れるんですが脆いのが難点なんですよね。。。こんな感じでバネを頭から刺してねじ込んで、ニッパーでカットします。補強方法としてはコレが一番優秀です。

ドライブシャッドの頭にばねを埋め込む

注意

このDecoyのワームホルダーですが、先にカットしてしまうと非常に使いづらいです。

ねじ込んでからニッパーでカットして使ってください。

DoliveShad 保管ちょいテク

使用し終わって、フックを外すと結構穴が広がって使いづらくなってしまいます。

普通のワームだったらフックを付けたままパッケージに入れておけばいいかもしれませんが、シャッドテールはテールが命!

テールの形状が変形してしまうとワーム本来の力を全く発揮できず別物になってしまいますので、必ずブリスターパックで保管しましょう。

ただフックがついてるとブリスターパックに入らない。。。そんな悩みをちょっとした小技で解決します。簡単です。ブリスターパックのフックがはみ出す箇所に切れ目を入れるだけ

フックを付けたままドライブシャッドをブリスターパックに収納する方法

こんな感じで、型の中央のラインにカッターで切れ込みを入れておくと、フックをセットしたまま収納可能になります!

意外と便利なので、ぜひやってみてください!結構1本あたりの単価が高いので、バネチューンと一緒にやって節約してみてください!

最後に

シャッドテール界に新たな風を吹き込んだドライブシャッド。

個人的には春、秋に出番が多いのですが、年中無休で使えるワームだと思います。スイムベイトのようにチェイスが多いので、バスを探すのにも重宝します。

その日のバスの居場所を探す釣りから、食わせの釣りまで対応できる懐の深いワームなので、持っておいて損はないです。

ブリスターパックが嵩張りますが、タックルボックスに忍ばせておいて困ったときにはドライブシャッドを巻いてみましょう。きっと、バスを呼んでくれると思います!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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