フィネスと言えばダウンショット。
「ダウンショットリグ」で釣れていますか?今やバス釣りだけでなく。根魚やアイナメなんかでも使われているダウンショット。
使ってみたけど「根掛かりばかりで嫌い」とか「大して釣れない」なんて思った人も多いですよね?
ダウンショットリグで釣るには絶対的なコツがあります!
トシロー
3投で根掛かりする自信あるぜ!
使うフックにもよるし、ちょっと操作が乱暴なのかもね‥
タオル
今回はダウンショットリグを「使ったことがない」「釣れない」という人向けに、ダウンショットリグの作り方とアクションの仕方、おすすめのワームを紹介していきたいと思います。
この記事を読めば、ダウンショットについての知識は万全!ちょっとしたコツがわかって劇的に釣果を伸ばせると思います!
目次
ダウンショットリグの特徴
メリット
- 移動距離を抑えて誘える(動かさなくても可能)
- ボトムを取りやすい
- 極小のワーム~特大ワームまで扱える
- シンカーの重さが簡単に変更できる
- ボトム付近でノーシンカー状態にできる
ダウンショットリグはとても便利なリグです。
1箇所で丁寧に誘う事もできますし、ある程度広い範囲をサーチする事も可能です。
シンカーが先端にあるので、ワームの自由度が高く様々なアクションを演出できます。
デメリット
- カバーに弱い(根掛かりしやすい)
唯一にして最大の弱点は根掛かりしやすいという所です。
リーダーが長ければ長いほど根掛かりはしやすくなります。シンカーの形状を細長くすれば根掛かりは軽減しますが、複雑なカバーなどには適していないリグです。
ダウンショットリグの作り方
作り方
ダウンショットリグの作り方は結び方さえ知っていれば簡単です。すでに知っている方も一度確認してみて下さい。
フックの向きが超重要です。これが出来ていないと釣れる魚が半減します。
- STEP.1フックにラインを結ぶ
- STEP.2もう一度フックのアイにラインを通します
フックが上向きになっていれば成功です(超重要!!)
- STEP.3シンカーをつけますMEMO
シンカーを止める時にはガン玉の場合も、ラインを挟み込むタイプの場合も一度ラインを通した後、再度通すことでシンカーが抜けるのを防ぎます。
- STEP.4完成!
- フックは必ず上向きになるように!
- シンカーはキャスト時に飛ばないように2回ラインを通す!
関連記事:バス釣りのラインの結び方4選!自分にあった1つを覚えれば【OK】♪
フックの向き
フックは必ず上向きで!
フックは上向きでないと、フッキングのときにバスの口に刺さりにくくなってしまいます。
せっかくバスがバイトしてきたのに逃してしまうのはもったいないので要注意。
ここは忘れがちなところですが、一番重要です!
トシロー
フックを上向きにする必要があるんだな‥知らなかったぜ。どうりでフッキングしないわけだ‥
上向きにセットするのは絶対!下むいてたら掛からないよ!
タオル
リーダーの長さ
リーダーの長さは5cm~20cmぐらいを目安にします。
リーダーは長ければ長いほど根掛かりは多くなります。
ダウンショットを使い慣れていないうちは20cm以内の方がトラブルが少なく、扱いやすいと思います。
シンカーの重さ
シンカーの重さはボトムが感じられる範囲で極力軽いものを使います。
「ボトムを感じられる」とは、シンカーを底につけた状態でロッドを動かした時に「底に着いているのかどうか判断できる」ということです。
一般的には1.8g~5g程がよく使われている重さですが、無理に軽いものを使ってもかえって釣れなくなってしまうものです。
バスプロが1.8gを使っているからといって、それに合わせる必要はありません。
シンカーがハズれないように
シンカーも2回ラインを通さないとすぐに飛んでいってしまうので注意が必要!
結びコブを作るやり方が紹介されている事が多いですが、2回ラインを通したほうが確実にシンカーがスッポ抜けるのを防いでくれます。
タングステンの高いシンカーを使っているなら、なおさら注意しないのと、飛んでいった時に泣く羽目に‥
スイベル、スナップは不要です
ラインのよれ防止のためにスイベルを付ける方がいますが、基本的に必要ありません。
ラインがよれてしまって釣りにならないというのであれば使ったほうがいいですが、感度も落ちるし、ラインブレイクのリスクも高まるのでおすすめしません。
ラインのよれは大抵ワームをまっすぐセットできていないことが原因です。
スイベルを付ける前に、しっかりとまっすぐワームにフックをセットすることを心がけてみてください。
また、スナップをつけている人をたまに見かけますが、感度が落ちるので絶対にやめたほうがいいです。
ダウンショットの基本アクション
ズル引き
ダウンショットは底(ボトム)付近を攻める時に役立つリグです。ズル引きはその中でも一番簡単にボトムを攻めることができます。
ライトリグの基本はズル引きです。このズル引きがしっかりとできるようになると、釣果は飛躍的にUPします!
- STEP.1キャストします。
- STEP.2底までつくのを待ちます。
- STEP.3
ゆっくりロッドでリグを引っぱってズル引きます。
コツコツとボトムの感触を確認しながらロッドで引いてきます。
- STEP.4
ラインがたるんできたらロッドで引っ張るのを止めます。
ラインをゆっくり巻き取ります。
- STEP.5
またズル引きます。
(この時に魚がバイトしてきていないか確認するため、ゆっくりロッドを動かしましょう。)
一連の動作としてはこの動画がすごく参考になります。ロッドの縦さばきと横さばきのそれぞれ解説しているので、ぜひチェックしてください。
ポイントはラインが緩んでズル引くのを止めたときです。
ダウンショット以外のリグでも共通していますが、動かすのを止めているときにバスがバイトしてくる事が圧倒的に多いです。
リールを巻いてラインスラッグを取るときはゆっくりと行いましょう。
急いですぐに巻き取ってしまうと、リグを止めている時間が短くなってしまいます。
バスがバイトしてくる時
バスは止まった時に喰ってくる事が多いんです!
ダウンショットで釣れない!という人はぜひ、「止める」というのを意識してください。
バスはこんな感じでバイトしてきてるんです。
この動画でもアクションしてる時には「喰えるかなぁ」と狙いを定めていて、止めてルアーがフワーっと漂っているときにバイトしてます。
この止めるというのが本当に重要です!
シェイキング
シェイキングはズル引きとは違い、ロッドを細かく操作し続けます。
シェイキングで重要なポイントはラインを張りすぎないことです。
ラインを張った状態でシェイクをするとルアーが不自然に動き過ぎてしまいます。
イメージとしてはダランと緩んだラインを張ったり緩めたりする感じです。ズル引きのようにリグをロッドで動かしている感覚になるとラインを張りすぎです。
緩んだラインを弾いているようなイメージで行ってください。
ロッドの操作方法はこちらの動画が非常に参考になります。この動画だとリールを巻きながらやっていますが、リールは巻きながらシェイクしなくても大丈夫です。
水中でのリグの動き方は青木大介プロの動画が参考になります。
シェイキングだけをやる場合、シンカーが重すぎるとリグが動かないため非常に難しくなります。
基本は2.7g以下、この重さでボトムが取れないのであれば、ズル引きを練習してからシェイキングに移りましょう。
ダウンショットリグにおすすめのワーム4選
1位 ゲーリーヤマモト レッグワーム
鉄板すぎるワームですが、このワームなくしてダウンショットは語れません。
タフコンディションにはめっぽう強いワームです。マッディーからクリアまでどんな水域にも対応します。
小森嗣彦プロの十八番です。このリグだけで相当稼いでいます。
2位 レインズ スワンプミニ
マス針のワッキーちょん掛けが釣れすぎます。もはやエサレベルです。
ワッキー掛けにすれば、波動も強くなるので水色も選びません。
他のストレートワームより明らかに釣れるんですが、真相がつかめていません。
3位 ケイテック セクシーインパクト 3.8インチ
使っている方が非常に少ない気がしますが、実力は本物です。
シェイクした時にロールが加わり、絶妙なアクションを演出してくれます。
関連記事:セクシーインパクトのインプレ!KEITECHワームの評価低すぎでしょ!
ダウンショットリグにおすすめのタックル
ロッド
ロッドはUL~Lクラスが使いやすいと思います。
ルアーフィッシングを始めたばかりという方なら、入門用のモデルからで十分です。
決してクロノスが安かろう悪かろうとは思いませんが、長く付き合っていくのが前提であれば、こちらをお勧めします。
リール
リールは結構いいものを買っておいて損はないです。このクラスのリールはかなりコストパフォーマンスが高いと思います。
軽量なものを始めから買った方が絶対いいです!185gでこの価格は良心的です。
5~6年前なら3万円以上はすると思います。
フック
小さめのワームをスピニングで扱うならデコイの「SS HOOK WORM 19」で決まり!
フックはマス針よりもオフセットフックを使いましょう。根がかりしづらいので、ストレスなく扱えます。
マス針よりフッキング率は落ちますが、根がかりでポイントをつぶしてしまうことを考えたら、トータルではオフセットフックの方が結果が出ると思います。
特に根掛かりが多くて悩んでいるなら、オフセットフックがおすすめです。マスバリよりも格段に根掛かりが減ります。
デコイ「SS HOOK Worm19」の#1~#4までを揃えておけば、2~3インチのダウンショットで使うワームは大抵カバーできます。
シンカー
ダイワの「バザーズシリーズ」は神シンカーです。
感度は間違いなくダントツだと思ってます。タングステンは高いですが、入門者にこそおすすめです!
ウェイトは2.7g(3/32oz)がちょうどいいと思います。根がかりしづらく、ボトムも取りやすいです。
もし2.7gでボトムの感触がわからなければ、3.5g(1/8oz)までウェイトを上げましょう。
ボトムをコツコツ感じながら引いてくる事が大切です。
根掛かりが多発して困っている場合はシンカー形状を丸型からスティックタイプに変えてみてください。
かなり根掛かりする確率が低くなります。
トシロー
タングステンシンカーって高すぎだろ‥鉛で十分だぜ‥
鉛よりも同じ重量で小さくて、感度もいいから根掛かりする確率がかなり減ると思うよ。
なくすことを考えたら大して変わらないんじゃないかな?
タオル
ライン
ラインはスピニングタックルで扱う場合基準となるのは3lb~5lbです。
障害物が多い場合には5lb、少ないなら4lb、深い場所、クリアな水域を探るなら3lbという感じで使い分けます。
3lbラインについては、初心者のうちはドラグの性能によってはラインブレイクが多発する危険があるので、4lb~5lbを使うほうがいいと思います。
おすすめはクレハの「フロロマイスター」です。
安価で、品質も問題なし。扱いやすいラインです。
最後に
ダウンショットの釣りはライトリグと呼ばれる分野の基本です。
水深も浅い所から深い所まで、どこでも使えます。
特にノーシンカーではボトムにつくまで時間がかかってしまうような深い場所では、ダウンショットリグの出番です!
しっかりと止めることと、ラインを緩める事を意識してやれば必ずバスは釣れるようになります。
もし、「ダウンショットリグで釣れなくて悩んでる」なんて方がいたら、この記事の内容をぜひフィールドでやってみてください。
きっと、これまでよりもいい釣果が出ると思います!
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- ダイワ(Daiwa) シンカー バザーズ ワームシンカー TG スリム PRO 3/32oz
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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