ルアー釣りの投げ方は10分でマスターできる!(ベイト編)誰も言わない秘訣を伝授!

どうも!釣り歴25年だけど、未だにキャスティングが上達したくてしょうがないタオルです!

ここ最近、釣りを始めたばかりの後輩に投げ方を教える機会があって、「こんなに簡単なんだ!」って、すごい感動されたのでシェアしてみます。

 

釣りを始めたばかりの時って、ほんと狙った所に投げられなくてイライラしちゃいますよね。

近くで釣ってる若い子にクスクス笑われたり、ベテラン釣り師からはうざったがられたり‥

ほんと心の中じゃ「初心者なんだからしょうがないだろ!」って叫びたくなると思います。

 

今回は釣りを始めたばかりで、「全然投げ方わからない」「狙った所に全然投げれない」とか、「今まで我流でやってきたけど、なんか周りの人より下手な気がする‥」なんて感じている人向けに、キャスティングの基本を解説していきたいと思います!

 

キャスティングって正直そんなに難しくないんですよ。

そりゃ30m先の灰皿に100発100中みたいなレベルにはなれないかも知れないですけど、ある程度狙った所に投げれるぐらいだったら、10分も練習すれば大体できるようになると思います。

これぐらいのレベルには運動神経とかセンスとか全く関係ないし、いらないと思います。

誰でもできます(断言!)

一緒にキャスティングの基本を学びましょう!

リールのセッティング

ベイトリールにはブレーキが2個ついています。この2個のブレーキをそれぞれ設定していきます。

  1. メカニカルブレーキ
  2. マグネットブレーキ or 遠心ブレーキ or Degital Contorolブレーキ

メカニカルブレーキ

どのベイトリールにもついているブレーキです。設定方法を紹介します!

  • STEP.1
    ブレーキをゆるめる
     

    メカニカルブレーキのダイヤルを回して完全にゆるめます。

    スプールを左右に動かすとカタカタ動くぐらいまでゆるめて下さい。

  • STEP.2
    ブレーキを締める

    今度は締め込んでいきます。カタカタ左右に動くのがちょうど止まるところまで締め込みます。

この動画を参考に調整してみて下さい。

メカニカルブレーキを締めればバックラッシュはしなくなりますが、その分飛距離が犠牲になります。

基本はサミングでコントロールするので、今回は締め込みません。スパルタです!

※不安過ぎて投げれないという方はスプールのカタカタがなくなるポイントより、少しだけ締め込んでも大丈夫ですw

マグネットブレーキ

磁力によってスプールの回転を制御するタイプのブレーキです。

外部ダイヤル式のブレーキになっていると思います。DAIWA、Abuの製品は主にこのブレーキを採用していますね。

数字の目盛りがついています。目盛りの数字が大きいほどブレーキが強くなります。

このブレーキは一旦70%で設定しましょう。(10段階なら7、20段階なら14)

これで試しに投げていき、自分のサミングレベルに応じてバックララッシュしてしまうようなら上げていきます。

遠心ブレーキ

遠心ブレーキはスプールに摩擦を加えることでスプールの回転を制御するものになります。

自転車のブレーキみたいなイメージです。

こちらはサイドのパネルを開けないと基本的に調整できません。

下の動画を参考にして2個ONの状態にしてください。

Degital Contorolブレーキ

DCと呼ばれるブレーキです。センサーがスプールの回転速度を感知してバックラッシュしないように制御してくれます。

こちらはモード選択ぐらいなので、説明不要です。どのモードでも構いません。

ロッドとリールのグリップ方法

さっそく、解説していきたいと思います。

まず、一番重要なことなので真っ先に言います。

ロッド、リールのグリップの方法がおかしいと投げれません。

え?と思うかも知れませんが、正確に言うと「グリップがおかしいと精度良く投げれません」

なぜかというと、ベイトリールは「サミング」と呼ばれる、ルアーが空中にある時に飛距離を調整する動作が難しくなってしまうからです。

サミングで前後の飛距離を微調整するので、それができないと飛び過ぎて、草むらに一直線みたいな事になってしまいます。

正しいグリップ方法をマスターすることが、狙った所に投げるための大前提です!

ベイトリールのグリップ

ベイトリールのグリップは「1フィンガー」が基本です。

1フィンガーはベイトリールのトリガーに1本だけ指をかけるグリップのことを言います。

ベイトの場合は1フィンガーにすることで、サミングが格段にやりやすくなりますよ。

スプールエッジとリールボディーでできたL字部分で親指を支えて微調整しましょう。

右利きなら右手親指の先端左側を当ててサミングします。

1日中、ベイトリールでキャストしてるとその部分が黒くなってくるのが少々デメリットです。

2フィンガーだと親指の腹あたりでサミングすることになるので、微妙な力加減ができなくなります

注意

キャスト時はワンフィンガーですが、リーリングする時は2フィンガーに持ち替えましょう。

癖がつけば全然面倒とは感じないはずです。

関連記事スキッピングのコツは3つだけ!誰も教えないサミングの基本を伝授!

キャスティングのやり方

グリップの方法がわかったら、次は本題のキャスティングです。

どのキャスト方法にも言えることですが、ロッドに曲がってもらうのが一番楽です。

飛距離の面でも、コントロールの面でも、ロッドのブランクがしなるように投げるとあまり力がいりません。

遠心力で投げても、素速く振れば距離も出るんですが、せっかく高価なしなる棒を持っているので、その性能を利用して投げましょう。遠心力だけで投げてるとすごい疲れちゃいますよ。

オーバーヘッドキャスト

海釣り、バス釣り、渓流と、どんな釣りでも使うキャスティングだと思います。

真上に振り上げて、振り下ろすキャスティングです。

僕はかなり遠投したい時にしか使わないので、個人的に使用率が10%ぐらいしかないんですが、一番基本的なキャスティングなので、マスターしておいて損はないです!

オーバーヘッドキャストは遠くに投げる時用のキャストです。

ルアーの重みをロッドに乗せる

ピッチング以外のすべてのキャスティングに共通するポイントですが、よく言われる「ルアーの重みをロッドにのせて」って感覚が一番重要です。

ただ、この言葉は感覚的すぎてよくわかりませよね?

キャストする時にロッドにルアーの重みが乗るのは一瞬なので、よくわからないんですよ。

この感覚を養う方法は、ルアーを竿先から垂らした状態で自分の正面に円を描くように、その場でぐるぐる回してみて下さい。

ルアーの重みでロッドが回転しながらしなります。そう!この感覚でロッドを曲げるんです。

分かりづらいな‥こればっかりは伝えるのが難しいんですよね‥。

オーバーヘッドキャストの動作

百聞は一見にしかずです。この動画をみて下さい。

伊藤巧さんの綺麗なキャスティングがお手本です。

  1. ロッドは自分の頭の真上(90度)までしか振り上げない。
  2. 90度の位置でルアーの重みでロッドをしならせる
  3. 振り下ろし始めたら80度ぐらいの位置で指を離す。
  4. 90度から20度の位置までロッドを振り下ろす。

手首の可動範囲をあげる

ベイトの場合、手首を軽く内側にひねりましょう。

手首を内側にひねることで手首の可動域が広がるのでスイングを微調整しやすくなります

野球を例にすると、ボールを投げるときは手の甲が上を向いてますよね?

手の甲が上を向いている状態が最も手首の可動範囲が広いんです。

だから、手首で微妙な角度などの調整ができて、コントロールもつけやすくなります。

手首を内側にひねると手の甲が上を向きます。

オーバーヘッドは左右にズレないので、あとは力加減とサミングでコントロールです。

ワンハンドキャストしなくていいです!

ワンハンド(片手だけ)で投げようとしないで大丈夫です。

ロッドを持っていない手はグリップエンドのやや上ぐらいをもって下さい。

「ワンハンドで投げれなきゃだめだ!基本がなってない!」って人がたまにいますが、無視して大丈夫です(笑)。

手首が弱い、握力が弱い人はそもそもワンハンドで投げるのに向いていないんですよ。

無理やりワンハンドにする必要はまったくないです。

僕は手首が弱いので、未だにダブルハンドで投げてます。手首を大事にして下さい。

サイドキャスト

ベイトでのキャスティングの場合、この「サイドキャスト」を一番多用します。

特にバス釣りでは一番使用頻度が高いと思います。

バス釣りでサイドキャストが多用される理由

なぜサイドキャストがバス釣りで多用されるんでしょうか?

答えは「着水音が抑えられる」からです。

バス釣りの場合、岸や物にめがけて投げることが多いです。また、比較的浅い所を狙います。

着水音が大きいとバスがびっくりして逃げちゃうんですよ。

理想は無音で着水させることです。

サイドキャストの動作

またまた、伊藤巧さんのキャスティングで解説します。

  1. ロッドは自分の真横(90度)までしか振らない。(水平よりも若干アンダー気味で振る。)
  2. 90度の位置でルアーの重みでロッドをしならせる
  3. 振り始めたら80度ぐらいの位置で指を離す。
  4. 90度から0度の位置までロッドを振る。

この文章どこかでみたような‥。はい。オーバーヘッドキャストとほぼ同じです。

オーバーヘッドをそのまま体の横に持ってきたのがサイドキャストです。

一つだけ違うのは、最後に体の正面までロッドを持ってくる事です。

サイドキャストは左右にぶれます

ぶれないコツはフォロースルーで最後に自分の真正面までロッドを持ってくる感覚です。

最初は体の真正面だけを狙って投げましょう。

真正面からそれた所に投げるのは後からできるようになるので、心配しないで下さい。

サイドキャストもオーバーヘッドと同じでダブルハンドで大丈夫です。

テニスとか野球をやってた人はリストが強いので問題ないですが、普通の人は大抵ダブルハンドがちょうどいいと思います。

無理にワンハンドキャストをしてると、手首が弱い人は怪我をしてしまうので、絶対に無理しないで下さい

着水音の抑え方

狙った所に投げれないのに高度過ぎるでしょ!と思われるかも知れませんが、バス釣りをやるなら始めから学んでおいたほうがいいです。

着水音を抑えるにはフォロースルーで体の正面までロッドを持ってくる時に、ロッドティップを上方向に持ち上げます

この動画でも最後はロッドティップを結構高い位置まで持ち上げています。

着水しようとしているルアーが上に持ち上げられることによって落下速度が低下して、着水時の勢いがなくなります。

結果、着水音が抑えられます。

「ボチャン!」じゃなくて「ポチャッ‥」ぐらいを目指しましょう。

慣れればスピナーベイトだって無音に近い状態で着水させられるようになりますよ!

このロッドティップを上に持ち上げる感覚をマスターして、サミングが上達すれば、スキッピングもすぐにできます!

みんな憧れのスキッピングは基本のキャストができればすぐにできるんです。

関連記事スキッピングのコツは3つだけ!誰も教えないサミングの基本を伝授!

最後に

いかがでしたか?

オーバーヘッドとサイドキャストというキャスティングの基本を説明してみました。

どちらのキャストも一番重要なのはロッドを曲げることです。

ロッドに仕事をしてもらって、楽をしましょう。

その感覚さえ養えば、あとは楽にキャストできるので、自然と力まずにコントロール重視のキャストが身につきます。

ロッドを曲げないで遠心力で投げ続けると正直かなりしんどいです‥。

バックハンド、ピッチングといった応用的なキャスティングは今回あえて省きました。

オーバーヘッドとサイドキャストができれば、すぐに習得可能なので安心して下さい。

ピッチングなんて原理を知れば一番簡単だと思います。まずは基本的なキャスティングの練習を!

関連記事バス釣りのピッチングで飛距離が出ない?低弾道でキャストするコツを伝授!

キャスティングの基本を動画で学びたいなら

並木敏成、村田基。どちらもキャスティングのお手本のような二人の動作を真似することで、基本のフォームが身につきます。

この2つのDVDはどちらも役立つので見てほしいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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