メタルバイブといえば冬の定番ルアーですよね。
1月以降はまさに鉄板!というべきルアーです。
しかし、このメタルバイブ‥根掛かりばっかりで全然釣れない‥なんて嘆いている方が多いルアーでもあります。
トシロー
1匹釣るまでに何個なくせばいいんだ?ってレベルなのは俺だけ?
ん~確かに根掛かりは多いけど、回収方法のコツを知ってればかなり回収できるよ!
タオル
今回はメタルバイブで釣れないという方向けに、使い方、使う場所、コツや根掛かり時の取り方などを紹介していきます。
この記事を読めば、メタルバイブで冬場の貴重な1匹を手にすることができます!
目次
メタルバイブの特徴
メタルバイブレーションは薄い金属のボティーの下部にウェイトを装着した形状のバイブレーションで、通称「メタルバイブ」。
ギラリと光って、ストンと落ちる特性を持っているので、非常にリアクション効果の高いルアーです。
メリット
- フォールスピードが速い
- フラッシングが強い
- 移動距離を抑えてリフトアンドフォールができる
- 水押しが強くアピール力が高い
メタルバイブは金属製の板でできている為、非常に比重が高くフォールスピードが速いのが特徴です。
また、金属でできているのでフラッシングも強いです。
まさに低水温期の低活性バスをリアクションで釣るのに適したルアーと言えます。
よく混同されがちなルアーにメタルジグがありますが、メタルジグはフォールスピードが比較的遅く、リフト、フォール共に不規則な動きをするのが特徴のルアーで、メタルバイブとは全く違うルアーです。
また、抵抗が大きためリフトアンドフォール時には上方向への力が働き、少ない移動距離でリフトアンドフォールの回数を稼げます。
デメリット
- 根掛かりが多い
- バスにプレッシャーをかけやすい
メタルバイブはほぼボトム近辺で使用するので、どうしても根掛かりのリスクが高くなります。
根掛かり軽減の為に、市販品の状態でダブルフックが標準で装備されていますが根掛かりは非常に多くなります。
また、「ブルブル」とかなり強い波動を生むため、バスがすれるのが早いルアーです。
冬は特に気にしなくても大丈夫ですが、冬以外の季節で、1箇所で粘る際にはあまり連投しないほうが無用にプレッシャーをかけずに済みます。
メタルバイブの旬な時期
メタルバイブは冬のイメージが強すぎて、1月~2月の冬にしか使わない方がほとんどだと思います。
しかし、メタルバイブは年中釣れます。
冬は圧倒的にメタルバイブが活躍する時期なのは間違いありませんが、冬以外でのおすすめは秋です。
秋のターンオーバー時、10月中旬~11月中旬は一足先にディープに落ちたバスを効率よく釣ることができます。
ターンオーバーで水質が悪化した状況にも強いアピールでかなり効果的です。
フォールスピードが速く、リアクションで釣っていくので、数投で喰わなければすぐに次のスポットに移れます。
かなりテンポよく秋の足の早いバスを追うことができます。
メタルバイブの使い所
オープンウォーター
基本的な使い所は深場です。
野池であれば最深部の近辺、霞水系などの浅いフィールドではちょっとでも水深が深くなっている所になります。
リザーバーなどでは5m~13m付近で使うことが多くなると思います。
深場+何らかの障害物があるのが理想的です。障害物は立ち木であったり、岩であったりなんでも構いません。
冬でも、秋でもバスは何らかの障害物に身を寄せています。
カバー
立ち木、レイダウン
立ち木や複雑なカバーの際でメタルバイブを使うのも有効です。
流石にカバーの中に入れてしまうと、根掛かり必死なので、カバーの際でリフト&フォールさせます。
野池なんかで堰堤の足元にあるカバーをバーチカルに誘うのは特に有効です。
ポイントは近距離から狙うことです。ピッチングのチョイ投げ程度にしておかないと根掛かりしすぎて釣りになりません。
消波ブロック
消波ブロック(テトラ)撃ちも有効です。おかっぱりであればテトラにのった状態でやれば穴撃ちは可能です。
テトラの穴の中は越冬するバスが入っている可能性が高いです。
ここでも根掛かりとの戦いにはなりますが、上方向へ動きやすいメタルバイブを使うか、後方のアイを使用することである程度根掛かりは回避できます。
メタルバイブの使い方
アクション
リフト&フォール
メタルバイブの基本アクションはリフト&フォールです。90%はこの誘い方で使用します。
アクションの方法は簡単です。しゃくり方によっては1日やりきるのはかなりしんどいので、手首ではなく腕を動かすのがポイント。
- STEP.1ロッドを時計の針で言う9時の位置から11時の位置まで持ち上げます。
- STEP.2張らず緩めずぐらいのテンションで上げたロッドをまた9時の位置まで下げます。
- STEP.3ルアーが手前に寄ってきたらリールを巻いてラインスラッグを取ります。
この繰り返しです。
ただ巻き
ただ巻きの場合は基本なにか障害物に当てるようにするのがポイントです。
一旦ボトムまで落とし、ボトムから微妙に浮かせるように巻き続けます。
ただ、これだけです。リフト&フォールで反応がないときに試してみる方法です。
ただ巻きに関しては、正直普通のバイブレーションのほうが使いやすい感じはあります。
関連記事:バス釣りでのバイブレーションの使い方!最強のサーチベイトだよ?
アイの選択
メタルバイブにはスナップを通すアイが複数ある製品が多いです。
3個あるなら基本的に真ん中が一番基本となるアクションになっているはずです。
前‥より水平姿勢。浮き上がりづらい。
後ろ‥より前傾姿勢。浮き上がりやすい
前側にすればより浮き上がりにくくなります。ただ巻きで使用する場合にはこちらのほうが使いやすいです。
後ろ側にすればより上方向にルアーが動くようになります。移動距離を抑えてリフト&フォールをしたい場合には後ろ側にします。
陸っぱりで遠投して使う際には後方のアイを使うのがおすすめです。
後ろ側のアイを使うと移動距離は抑えられますが、泳ぎだしは悪くなります。
遠投すると釣れない?
メタルバイブは遠投するとリフト&フォールの操作が難しくなります。
遠投するとどうしてもリフト時に浮かせることが難しくなります。
いくら高くロッドを上げてもラインがボトムをはっているからです。
基本はちょい投げ(15m程度)で使うのが理想的です。遠投して使うのであればスピニングタックル+PEラインがおすすめです。
PEであれば水中に沈みづらいので、ラインの角度を保てます。
フッキング
メタルバイブはフォール時にバイトが集中します。
リフト&フォールの場合、フォール中にバイトがあっても次のリフトの際に初期掛かりしますが、バイトを感知したらそのまま更にロッドを高く上げましょう。
リフト時にオートマチックにのったままだと大抵バレます。
メタルバイブ自体がかなりバレやすいルアーです。
ほとんどがリアクションバイトなので薄掛かりや外掛かりのことも多く、追いアワセを強く入れると口切れ、身切れしやすいので注意が必要です。
テンションを保ったままリーリングのみで寄せてくるのが肝です。ロッドをあおって寄せてくる(ポンピング)とかなりバレやすいので、一定の速度で巻いて寄せてください。
メタルバイブの重さを使い分ける
ウエイトの基本は1/4oz
メタルバイブの基本ウェイトは1/4oz(7g)です。
このウェイトが一番使いやすいと思います。フォールスピード、リフト時の重さなどのバランスが一番取れています。
まずウェイトは7gから使い始めて、バイトがなければカラーよりもウェイトを変えてみるとバイトを得られることが多いです。
判断基準は難しいですが、今日は冷え込んでタフだと思ったら、よりリアクション効果を高めるために3/8oz(10g)に変えます。
逆にバイトはあるけどのらない、追いつけていないと感じるなら3/16oz(5g)に変更すると良いです。
1/2oz以上 or 1/8以下
1/2oz以上のサイズは根掛かりも増えて扱いづらいので、おすすめできません。
逆に1/8ozなどの小型のメタルバイブは、軽量すぎてフォールスピードが遅すぎるものがほとんどです。かなり特殊な状況でない限りは3/16oz(5g)~3/8oz(10g)を使いましょう。
メタルバイブで釣れないと言う人の多くは使っている重量が軽量すぎます。7gを基準に使うことが釣果を出す近道だと思います。
メタルバイブのカラー
メタルバイブのカラーは正直言ってあまり気にしなくても大丈夫です。
リアクションで喰わせるタイプのルアーなので、じっくりルアーのカラーを見せる釣りではないからです。
強いて言うならばキラキラしたメタリック系のものと、マットなブラック、チャートなどの物を持っておけば問題ありません。
その日の反応で2種類を使い分ければ、事足ります。
メタルバイブのタックル
ロッド
ベイト
メタルバイブ7gを使う上で基準となるスペックはML~Mクラスです。長さは6.6ft以上のものが使いやすいと思います。
ファーストテーパーの強めのベイトフィネスロッドが理想的です。10gまで使うのであればMクラスがちょうどいいです。
一番向いていないのはグラスロッドなどの巻物ロッドです。リフト&フォールもやりづらく、フッキングも決まりません。
スピニング
スピニングタックルの場合、Mという番手がなかなかないので、MLクラスがちょうどいいと思います。
無理してスピニングタックルを使用するメリットはあまりありませんが、オカッパリで遠投して使う際にはスピニング+PEラインを使用するのがおすすめです。
最近流行のライトなパワーフィネスタックルが一番向いていると思います。
PEラインはリフトの高さ、飛距離、感度、フッキング、全てにおいて遠距離でのメタルバイブに必要な性能を満たしています。
リール
リールに関しては、ベイトもスピニングも断然ハイギアです。ハイギア以外を使うとかなりデメリットが大きいと思います。
リフト&フォールを繰り返して発生するラインスラッグをすばやく巻き取れる性能がリールには求められます。
ラインスラッグをすばやく巻き取って次のリフト動作に移れないと、メタルバイブが横倒しの状態でボトムについている時間が長くなり根掛かりの確率も格段に上がります。
ライン
ベイトリールであればラインはフロロカーボンの8lb~10lbがおすすめです。
リフト&フォールの際に抵抗が小さくなるので、ラインは細いほうがいいです。太くても12lbまででないとラインの抵抗感がストレスになります。
スピニングでPEラインを使用する際には、0.6~0.8号クラスが扱いやすいです。
また、PEラインを使用する際にはリーダーは必須です。直結ですとフックへの糸絡みが多発し、釣りになりません。
リーダーはフロロカーボンの8lb~10lbで問題ないと思います。
フック
ダブルフックはこまめに交換または研ぐ必要があります。
リアクションバイトを絡め取ってくれるような刺さりのいいフックを使ってください。
RYUGIのピアスダブルが抜群の刺さりでかなりおすすめです。刺さりがいいのが使っていて明確に実感できると思います。
フックサイズは5g~10gのメタルバイブであれば、#10~#8が適したサイズになります。
7g~10g‥#8を基準に、5gなら#10という具合で使い分けます。
メタルバイブのおすすめランキング
1位 エバーグリーン リトルマックス
永遠の定番です。とにかく全てのバランスが優れており、最も人気のある製品です。
ロングセラー商品で間違いなくキングオブメタルバイブ。とにかく釣れる。
リフト時のバイブレーションが強すぎず、弱すぎず使っていても疲れません。
フォール時もスライドしすぎず、適度なスライド幅で、とにかく基本性能が素晴らしいルアーです。
2位 DEPS サーキットバイブ
ボディーにサーキットボードと言われる素材を採用した新感覚のメタルバイブです。
スライド幅、立ち上がり、ラインの絡みづらさが特に優秀です。
値段が若干高めですが、フックもRYUGI製の高品質なものを使っているので値段分の価値はあります。
2014陸王チャンピオンに輝いたキムケンのウィニングルアー。
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3位 レイドジャパン レベルバイブブースト
厳密にはプラスチック製の為、メタルバイブではありませんが使用する用途的には同一です。
他のメタルに反応がないときほど、このルアーの出番。正直なにがいいのか掴めていませんが、とにかく釣れます。
価格が高く、売っていないのが難点。
4位 ダイワ メタルバイブSS
2018年デビューの新商品ですが、かなり基本性能が優れています。
しかも値段が550円とかなり格安。リフト&フォールに完全特化した作りで、アイも一つだけ。
絶妙なバランスで糸絡みが少なく、フォールスピードがすごく早いのが特徴です。
この「メタルバイブSS」、もしかするとこれから超ロングセラーになるかも知れません。コスパ最強。
5位 OSP オーバーライド
スライド幅は恐らくメタルバイブでNo.1です。しかし、そこが特徴でもあり、欠点でもあります。
スライドしすぎるため、コントロールが難しいです。
しかし、このスライドに反応がいい時もあるため、ボックスからは外せないピンチヒッター的なルアーです。
メタルバイブの根掛かり対策
ナス型重り+スナップ
一番安価で、使い勝手がいいのがこのナス型重りを使用した回収方法です。
使うのはナス型重り(10号~12号)+スナップです。
使い方は簡単で、ナス型重りのアイの部分にスナップを通して、ラインを通して落とすだけです。
ポイントはピンとラインを張っておくこと。驚くほどの確率(80%程)で外れます。
フックが深く刺さっていなければ大抵取れるので、使わない手はないです。
根掛かり回収機
フックが深く刺さってしまっている時には、根掛かり回収機でフックを伸ばさないと回収できません。
おすすめはダイワのもの。鎖がジャラジャラと4本出ているのが良いのか、なんだかんだコレが一番取れます。
まとめ
今回はメタルバイブについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
メタルバイブは根掛かりとの格闘は避けられませんが、回収方法を知っておけば最低限のロストで済むはずです。
メタルバイブはアイの選択や、ライン、タックルなどを正しく理解して、フィールドで実践すれば、確実に武器になるルアーです。
ぜひ、メタルバイブを使って冬バスの連チャンを味わってみてください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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