小森嗣彦プロが開発したモコリークロー。コモリをもじってモコリークローってコモリクローでも良かったんでは?と思うのは僕だけでしょうか。
モコリークローの使い方のメインは間違いなくテキサスリグです。プレッシャーのかかった状況にすこぶる強く、ハイプレッシャーフィールドのカバー撃ちにはなくてはならない存在です。
トシロー
小森さんってテキサスリグでこれとパワーホッグしか使ってないよな?
それだけプレッシャーに強いワームってことかもね。実際ハイプレッシャーなほど効果が出る気がするよ。
タオル
今回は「モコリークローを使ったことがない!」「使ってるけどいまいち釣れない!」という方に向けてモコリークローの特徴や使い方を紹介していきます。
モコリークローを使えば、ハイプレッシャーフィールドのカバー撃ち対策はバッチリです!
目次
モコリークローの特徴
(出典:ゲーリーヤマモト)
スペック
- 自重:7.2g
- 大きさ:3インチ
- 価格:980円(8本入り)
大きさは3インチとコンパクトなワームですが、自重は7.2gもあり、かなり重量のあるワームです。3インチシュリンプが3.4g、ディトレーターが2.2gなのでかなり重さのあるワームであることがわかります。軽めのシンカーを使用してもかなり飛距離を出せるワームです。3.5gほどのライトテキサスでも通常のベイトタックルでギリギリ投げられます。
重さの理由は厚みです。サイズは3インチほどですが、厚みがかなりあり、爪の部分は特に極厚仕様になっています。この爪部分だけでも重さは約2gあり、爪のボリューム感は他のワームにはない特徴です。
3対の足が震えるタイトなフォールアクション
モコリークローのフォールアクションはかなりタイトで控えめです。ボリュームのある爪がバタバタと動きそうなイメージですが、フォール中には爪はほとんど動きません。
この動画でもフォール中に爪はほとんど動いておらず、3対の逆手についた足のみがピリピリと細かく震えているのがわかります。ドライブクローやウルトラバイブスピードクローなどのフォール時にバタバタと水をかき回すことはなく、かなり控えめなアピールをします。
このタイトなフォールアクションがハイプレッシャーフィールドのバスに効きます。
着底後には爪の開閉アクションでアピール
フォールで動かない爪は、着底後の倒れ込みでアクションします。倒れ込む際にこの爪は微妙に開いたり閉じたりしながらゆっくりと動いていることがこの動画でもわかると思います。
このアクションがかなりバスの食性を刺激する動きのようです。倒れ込みで爪がこのようにアクションするワームはあまりないです。このワームの一番の特徴はこの開閉アクションです。
ツメ部分はかなり脆い‥
モコリークローの特徴である大きな爪はかなりボリュームがありますが、根元部分は非常に薄く、ショートバイトなどでかなり簡単にもげてしまいます。耐久性はかなり悪い部類に入ると思います。
1本あたり100円以上する高価な部類のワームなので、爪がもげてもスモラバのトレーラーやキャロなどで再利用するのがおすすめです。爪がもげた状態でスモラバのトレーラーにしても全然釣れるので試してみてください。
モコリークローのフック
メーカー推奨のフックは「スゴイフック」の#1~#1/0です。ボディーはかなりコンパクトなので大きくても1/0サイズが限界だと思います。#2/0だと若干大きすぎる印象。小森プロはデコイの「キロフック」#1/0を愛用しています。
また、モコリークローには表裏があります。爪が盛り上がっている面が上になるような向でセッティングします。フォールでのアクションは爪がほとんど動かないので関係ありませんが、倒れ込み時のアクションに影響するので、しっかりと確認することをおすすめします。さらに、表裏を逆につけてしまうと異様にフッキングが悪くなるので注意してください。
モコリークローの使い方
テキサスリグ、直リグでカバー撃ち
モコリークローの基本はテキサスリグでのカバー撃ちです。テキサスリグは3.5g~5g程度と軽めのシンカーを使うのがおすすめです。
モコリークローのフォールアクションはボディーについた3対の逆手がピリピリと動くので、あまり重いシンカーでなくてもしっかりとアクションしてくれます。ハイプレッシャーなバスを相手にするには軽めのシンカーを使ったほうが釣果は上がります。
テキサスリグと直リグの使い分けは姿勢です。リザーバーのような水深のあるフィールドで枝越しに吊るして使うような場合には直リグを、浅いフィールドで使う場合には通常のテキサスリグを使えばいいと思います。より垂直にフォールさせたい場合には直リグが有効です。
関連記事:テキサスリグの基礎!作り方からバイトを得る2つの手法までを解説!
テキサスリグのスイミング
1.8g~3.5g程のライトテキサスリグでカバーを撃ちながら、手前の地形変化をスイミングで狙う釣りもおすすめです。
アクションはロッドを時計で言う9時から12時まで動かしてリフトさせ浮き上がった状態からカーブフォールさせます。これを連続して行います。春のプリスポーン時など、ボトムから少し浮いている魚などに非常に効果的です。
キャロライナリグ
モコリークローはほとんどの方がテキサスリグで使用しているイメージですが、ヘビキャロでもいい感じです。特にスモールマウスには効きます。ショートバイトで爪だけ持っていかれることがありますが、爪なしでも十分に使えるので気にせず使っています。
むしろスモールマウスの場合は、爪がないほうがバイトが多い気すらしています。ヘビキャロでズルズルとズル引いているだけで釣れるのでおすすめです。
モコリークローのカラー
モコリークローのカラーは12種類のラインナップとなっています。中でもおすすめが#231ファンタグレープ/スモールグリーンフレークです。
シルエットがはっきり出るカラーで、特にステイン、マッディーウォーターに強い色になっています。正直理由はわかりませんが、このカラーだけにバイトが集中することが多く、信頼して使っています。
どこでも使える万能カラーであれば#297グリパン/ブラックフレーク、クリアウォーターなら#305ベビーバスがおすすめです。
モコリークローのタックル
モコリークローは比較的重量のあるワーム(7.2g)なので、3.5gのシンカーを使っても総重量は10gを超えます。
カバーを打つのであれば、ベイトフィネスタックルではなく通常のMHクラスのカバー撃ちロッドがおすすめです。MHのロッドであれば、カバー撃ち、スイミング、キャロ全てにおいて問題なく使用可能です。Mクラス以下のロッドですと、柔らかすぎてかなり操作がダルいと思います。
まとめ
今回はモコリークローについて紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?
カバー撃ちで使用するワームとしてはかなりアクションが控えめな部類に入るワームなので、プレッシャーが高いフィールドではぜひアピールの強いワームと使い分けてみてください。
これまで釣れなかったバスがバイトしてくると思います!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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