冷静沈着なフィッシングサイボーグ奥田学。バスとのやり取り中の「でてこいや~」で有名ですよね。
「ロボ奥田」の愛称でルアーマガジンの人気企画陸王などで活躍されているので、ご存知の方も多いと思います。
狙うのは常にフィールドのマックスサイズ!世界記録を目指し続けるデカバスハンターはどういった釣りをする人なのでしょうか?
トシロー
髪型がツーブロックでバシッと決まっててイカツイな‥メガバスの人かと思ってたけど違うの?
確かに‥でも、見た目の割には話し方とか優しそうだけどね。メガバスとは関係ないみたい。
タオル
目次
奥田学のプロフィール
(出典:シマノ)
- 出身地:中部地方
- 生年月日:1967年6月28日(2018年時点で51歳)
- 身長 182cm
- 血液型:A型
- 職業:バスプロ、プロガイド、ルアーメーカー代表(SIGNAL)
- スポンサー:シマノ、
- 出演メディア:ルアーマガジン、釣りビジョン
経歴
バス釣りを始めたのは16歳の時。それまでは大江川、五三川や野池などで雷魚釣りをメインにされていたようです。
高校生の時に雑誌でみた琵琶湖に魅了され、それからは琵琶湖一色。アルミボートをカートップして北湖に通い続け、5年間かけて全域を調べ上げるほどの徹底ぶり。さすがに釣りに対する情熱は半端ではありません。
シマノのタックルを使い始めたのは2000年頃からで、当時からビックベイトの釣りをしていて自分の釣りにタックルがついてきていないと感じ始めた時に、シマノ担当者からたまたま声を掛けられ、それ以来シマノを使い続けているようです。
また、消防士からガイド業に転身された経歴を持っており、琵琶湖ではデカバスを釣らせる最強ガイドとして君臨していましたが、現在ではガイド業はされていない模様。
ガイド業開始と同時にルアーメーカー「シグナル」を立ち上げ。現在では自身のメーカー「シグナル」でのルアー制作やシマノの製品開発に注力している状態のようです。
奥田学の釣りスタイル
(出典:シマノ)
デカバス主義
奥田さんのスタイルは完全にデカバス狙い。「デカいのだけを狙っている。デカいの以外はいらない」といった発言もされており、フィールドのマックスサイズを釣ることを常に追い求めるスタイルです。5本の40upよりも1本のデカバスが取りたいという思いが強いようです。
対戦企画などではフィネスな釣りも展開しますが、基本はビックベイトなどのスロトングスタイルで、その姿勢はシグナルのルアーにも表れています。
原点は野池の釣り
奥田さんのバス釣りの原点は野池。ビッグバスを追い詰めるプロセスは野池の釣りで学び、それを琵琶湖に応用しているだけと語っています。中部地方や滋賀県の野池巡りをしていた時に今のスタイルが出来上がったそうです。
ビックベイトやスイムベイトなどのルアーがデカバスに効くのは野池で学んだそう。野池は山間部、低地などの色々な要素があり、腕を磨くのにはちょうどよかったそうです。
両極端なスタイル
奥田さんのスタイルはビッグベイトでサーチしてあわよくば喰わす。そして探し出したバスが口を使わなければフィネスで仕留める展開を常に意識しているようです。
デカバス主義ではあるけれど特にビッグベイトなどにこだわっているわけではなく、あくまで捕るための手段としてデカイルアーがあるとのことです。
パワースピニングスタイル
デカバス以外はいらないとは言っても、取材では魚を釣らなければいけません。そこで登場するのが奥田流のフィネス。スピニングタックルとは言っても7ft超えのMクラスでかなりパワーのあるものです。
デカいバスほど距離をとった方が釣れる確率は高いと考えており、ロングシューティングは今の時代必須とのこと。このロッドでファットイカを80m遠投して使ったり、マグナムスワンプクローラーをネコリグで使ったりと、あらゆるフィネスをこのロッド1本でこなします。フィネスとはいえかなり強めの食わせです。
奥田学のタックル
(出典:シマノ)
ジャイアントベイト
ロッド:バンタム170UH-SB
リール:グラップラー300HG
7ftの長さでアプローチの精度を保ちながら、800gのジャイアントサイズを投げることが可能な超剛竿。これにソルトのジギングで使われるリールの組み合わせは、もはやバス釣りタックルの強度を完全に超える仕様。
マグナムベイト
ロッド:バンタム180XXH-SB
リール:カルカッタコンクエスト300
300g前後のマグナムベイトはこのタックル。力でねじ伏せるのではなく、柔軟性があり粘って取れるように設計されているのが特徴。
ビックベイト、アラバマリグ
ロッド:バンタム1711H-SB
リール:アンタレスDC
かつて名竿として名を馳せたファイナルディメンション180H。その後継機種である1711H-SBはビッグベイトロッドには珍しいファーストテーパーロッドでよりテクニカルに攻める用途。
スイムベイト、スイムジグ、チャターベイト
ロッド:バンタム173MH-SB
リール:メタニウムMGL
スイムベイトやスイムジグの最大の肝はリトリーブスピードと断言しており、それを繊細に調節するにはロッドの感度が不可欠としており、バンタム173MH-SBは感度を徹底的に追求したモデル。
パワースピニング(ファットイカ、ネコリグ)
ロッド:バンタム274M
リール:ヴァンキッシュ4000XG
意外にも陸っぱり、ボートともにスピニングタックルも使用する奥田さんですが、このタックルは普通のスピニングではありません。エキサイトトップという技術を採用しており、トルクフルなシェイキングが可能になっているモデル。遠投性能、扱えるルアー重量の幅広さ、フッキングとどれをとっても陸っぱりにはアドバンテージとなるロッドです。
マグナムスワンプクローラーを使ったネコリグ、ファットイカの遠投などのテクニックは奥田さんの究極フィネスです。陸王でも何度も厳しい局面をこのタックルで打開しています。
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奥田学が開発するルアー
デビルスイマー
マストのようなパーツのついた特殊なテールが振り幅の大きなアクションを生むスイムベイト。無防備にフラフラと泳ぐよなアクションがデカバスを魅了します。
ブラックデュラゴン
超スローに一定層を引くことができるビックベイト。低水温などでタフな状態のバスにも抜群に効くルアーです。
リザードクローラー
重さ2ozの超重量級クローラーベイトです。特徴はアベンタクローラーやダッヂのようにデッドスローでハイピッチなアクションを生むタイプではなく、ノタノタと大きく動きます。アピールはかなり大きめなので、雨風などで水面が荒れているときでも有効です。
カープヘッド
5年近いテスト期間を経て完成したシグナル渾身のマグナムスイムベイト。テストでは68cm 6580gの超ビッグバスを捕獲しているなど実績は申し分ありません。奥田さんが釣れすぎて発売を躊躇したほどとか。
ブッチャー
フナをイミテートして作られたフナ型ビッグベイト。ハイフロートタイプでアクションはS字形。体高のあるボディーから放たれる水押しがビッグバスに効果的にアピールします。
コブナ
ラインスルータイプでフッキング率を大幅に上昇させているのが特徴のスイムベイト。テールにはデビルスイマーのようなマストが搭載されていてワイドなアクションで水押しがかなり強いです。
奥田学のDVD
奥田学が映像で世界記録更新に本気で挑んだ作品です。
①世界記録×琵琶湖②ビッグクローラーベイト③ロングシューティング
この3部構成になっており、ロングシューティング編では陸王でよく使っているパワースピンの釣りを細かく解説しています。
奥田学が身につけるもの
サングラス
フレームは色々なメーカーのものを使用していますが、偏光グラスのレンズはタレックスを使用しています。
レンズカラーはラスターオレンジ、イーズグリーンです。
バッグ
奥田さんが陸王などで使っているバッグはシマノXEFOの「スリークウォーターショルダーバッグ」。
シグナルのステッカーが貼られているのが印象的なバッグですが、残念ながら廃盤商品のようです。
まとめ
今回は奥田学さんについて紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?
奥田さんには、パワーフィッシングを追求し続けて、琵琶湖でぜひ世界記録を更新してほしいと思います!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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