第3次パワーフィネスブームと言われた2016年~2018年。
雑誌でも特集が組まれたりと、話題になりヘビーカバーでスピニングタックルを握っている人を見かける事も多くなりました。
僕はパワーフィネスをやり始めて5年経ち、今まで20本以上のパワーフィネスロッドを使ってきました。
色々と友人のロッドを触っては買ってみて結局ダメというのを繰り返し‥最近やっと求めるロッドにたどりついた気がします。
トシロー
パワーフィネスロッドってMLってイメージだな。
MLだと虫とかネコかな?スモラバ使うとなるとちょっと弱い気がする。
タオル
今回は僕が実際使って良かったパワーフィネスロッドでおすすめの6本を紹介していきます。
この記事を読めば、自分がやりたいパワーフィネスのロッド選びの参考になると思います!
パワーフィネスにもヘビーとライトがある
一言で「パワーフィネス」と言っても2種類に分類されると思います。
こんな言葉は恐らくないんですが、「ライトパワーフィネス」と「ヘビーパワーフィネス」です。
この2つは狙う場所も違えば、求められるロッドの特性も違います。
ライトパワーフィネス
「ライトパワーフィネス」はライトカバーにネコリグ、虫、ノーシンカーを入れていく釣りです。
ラインはPEの0.8~1.2号ぐらいを使用します。この手の釣りに求められるロッドの特性はある程度ティップが柔らかくシェイクがやりやすいこと。
特に虫やネコリグの場合には、ある程度ティップが柔らかくないと繊細なアクションができない為、ガチガチのヘビーロッドでは相当なストレスがかかります。
ティップはML、バットはMHのようなロッドが理想的です。
具体的にどんなカバーを攻めるのかはこの動画を見てください。使っているのは虫ですが、ネコリグでもこんなライトなカバーを撃っていきます。
関連記事:ネコリグのアクションと使い所!意外と知らない基本を解説!
関連記事:スナッグレスネコリグ(カバーネコ)の全て!バイト多すぎてビビりますって‥
関連記事:ネコリグ用ワームおすすめ8選!これで完璧ローテ完成♪
ヘビーパワーフィネス
ヘビーパワーフィネスはヘビーカバーにスモラバを入れる釣りです。
ネコリグでもできるんですが、正直長いワームが引っかかってかなりストレスです。
スモラバはパワーフィネス用に特化した軸の太いフックを使用し、基本枝越しにラインを引っ掛けてカバー中層(表層~2mぐらいまで)をシェイクで誘う釣り方です。
この釣り方に求められるのは、枝越しでも太軸のフックを確実にバスの上あごにフッキングできる強靭なバットパワーです。
使用するラインはPE1.5~2号とかなりヘビーなラインとなります。
関連記事:パワーフィネスでカバーを攻める!カバー攻略最終奥義!?(ヘビーカバー編)
ライトパワーフィネス おすすめロッド3選
1位 ENGINE(スペルバウンドコア) SCS-66-1/2ML-ST
ティップはML、ベリーから下はMHぐらいの強さのあるロッドです。虫、ネコリグ等を使うときにはかなり使いやすいです。
具体的なルアーでいうとオリカネムシ、忍虫、ギズモ、Boonあたりのある程度比重のある虫系ルアーに最適です。
カバーに絡めて使って提灯状態からもフッキングが決まりやすく、微妙な水面タッチのアクションもソフトなティップでやりやすく感じます。
また、4~5インチクラス+1.8g~2.2gのネイルシンカーを使ったネコリグに最適です。シェイクしやすくライトカバーにひっかけた状態で微妙な中層シェイクで使うには最高の使い心地だと思います。
おかっぱりで使っても適度なレングスで遠投も可能なので、ノーシンカーを飛ばしたいときにも重宝します。
2位 Legit Design(Wild Side) WSS-ST63ML
こちらはレングス短めでレンタルボートの釣りに最適です。
エンジンのSCS-66-1/2ML-STを短くして、さらにティップを若干マイルドにした印象です。
短いロッドを求めているならこちらがおすすめです。短い分操作性はよく、キャストはしやすいです。
近距離で精度良く撃っていくスタイルならワイルドサイドに軍配が上がります。
実際の使用動画はこちらです。
3位 DAIWA(BlackLabel+) 651ML/MHFS
ティップが若干固めな印象です。パワーフィネスでライトカバーよりも少し濃いめのカバーを撃ちたいならこのロッド。
ワンランク固めの仕上がりなので、より強度の高い釣りにも対応します。
ちょっとだけティップにラインが絡みやすい感じがしますが、慣れれば問題ないレベルです。
ヘビーパワーフィネス おすすめロッド3選
1位 NORIES 680JMHS“JUNGLE SPIN”
伊藤巧さんが使っていることで入手困難状態が続いていましたが、人気になるのも納得できます。
パワー、振り抜き感の良さ、感度、どれをとっても優秀です。PE2号直結で、2kgの50upを太い木越しに持ち上げるパワーは十分にあります。
サイドキャストもたらしを長めにとれば十分にやりやすいので、ピッチングではちょっと無理な距離でもキャストが決まります。
流石に房総亀山でパワーフィネスばっかりやってる鶴岡さんが開発に携わっているロッドだけはあります。
2位 DAIWA(CHRONOS) 6101MHS
ジャングルスピンは価格的に高すぎるという方はこちらがおすすめです。
入門用のイメージが強いクロノスですが、こちらは機能的に十分です。パワーもティップの曲がりも適度にソフトで扱いやすいと思います。
ジャングルスピンよりも重量は重いですが、グリップエンドのバランサーの恩恵か、ロッドを立てて扱っていても全然重さは感じません。振り抜き感もいいです。
コストパフォーマンスで考えるとこちらのほうが間違いなく優秀です。
こちらもパワーフィネスをやりこんでいるダイワの草深さん監修なので、信頼できます。亀山でもいいの釣ってました。
3位 NORIES 700JHS “JUNGLE SPIN HEAVY”
パワーフィネスをやっているとどんどん固く強いロッドが欲しくなってきます。
ジャングルスピンの700JHSはかなりしゃっきりしている印象。ティップもかなり固めで、まさに「剛剣」といった印象です。
ヘビークラスのスピニングロッドとしては超軽量の部類で、信じられないぐらい軽いです。
ノリーズロッドは重い印象があるかもしれませんが、このロッドは全くそんなことはなく、このクラスでは最軽量だと思います。
強さMAXレベルなので、かなり使い手を選びます。慣れない人にとってサイドキャストは一生コントロールできないかもしれません。
パワーフィネスを超本格的にやりこむなら別ですが、まずはMHクラスを使いこなしてから、このロッドを買ったほうがいいと思います。
全くおすすめしないパワーフィネスロッド
ValleyHill(Black Scale) BKXS-74MDX
このロッドはパワーフィネスで有名なバレーヒルのデビル平川さんが使われていて、パワーフィネスに興味を持った方で買われたかも多いロッドではないでしょうか?
このロッド使いこなせましたか?
僕には正直無理でした。レングスが長く、グリップが短かいので持ち重り感が半端じゃないです。
ロッド自体もレングスが長いため、かなり重く、ピッチング以外に全く使える気がしません。
正直パワーフィネスを初めてやる人がこのロッドを使ったらほぼ間違いなく挫折する気がします。
動画では軽快に使っていますが、正直相当なテクニックがないと使える気がしません。
SHIMANO(Zodias) 270MH
スピニングのMHクラスを発売している機種は少ないですが、シマノのゾディアスにもラインナップがあります。
パワーフィネス専用をうたっている訳ではなく、安価なので結構使っている人がいますが、全くおすすめしません。
ロッドの硬さが中途半端です。
MHにしては柔らかく、サイドキャスト等はやりやすいですが、その性能を求めるならMLティップでMHバットの機種を買えばいい話です。
ヘビーカバーにはパワー不足、ライトカバーには硬すぎる。正直ダメです。
僕の技術の問題もありますが、このロッドで一番バラしました。
違う使い道がある気がしているロッドです。
まとめ
パワーフィネスは覚えればかなり有効なテクニックなのは間違いありません。
房総のパワーフィネスマスターは「もうテキサスはほとんどいらない」と言っていました。
それほど、喰わせに長けたライトリグをヘビーカバーにぶち込める釣りに破壊力があるということです。
この釣りはキャスト精度次第で釣果に雲泥の差が出ます。
キャスト精度を出すには、自分に合ったタックルを使うのがベストです。
今回紹介したタックルはどれもパワーフィネス初心者でも挫折しないレベルのタックルを紹介したつもりです。(ジャングルスピン 700JHSは除く)
ぜひ、この記事を参考にパワーフィネスに挑戦してみてください。
この記事で紹介したアイテムまとめ(Amazonリンクに飛びます)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメントを残す