ロッドとリールにライン、バス釣りに必要な道具を購入してきて一安心。
「さぁ、釣りに行けるぞ!」と意気込んだところに待ち受ける始めの関門がリールにラインを巻くことです。
ラインを適当に巻いてしまうと、思わぬトラブルが起こりますので、ぜひ正しい巻き方でラインを巻きましょう。
トシロー
ライントラブルほどイライラするものはねぇからな。
だいたいそういう時にチャンスのがしてる気がするわ‥
巻き方一つでトラブルはかなり抑えられるからね!
始めからちゃんとした巻き方を身につければ、快適に釣りができるよ!
タオル
正しい巻き方を実践すれば、トラブルを極限まで減らすことができます。
今回は初心者の方向けに、正しいリールへのラインの巻き方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてラインを巻いてみて下さい。
目次
リール、ロッドの各パーツの名称
必要な道具
①セロハンテープ or マスキングテープ
②濡らしたタオル
③ハサミ
①セロハンテープ or マスキングテープ
どちらでも問題ありませんが、おすすめはマスキングテープです。
セロハンテープですと、次回ラインを巻く時にスプールにセロハンテープが固着してしまって、剥がすのが大変になってしまうことがあるので、マスキングテープがおすすめです。
ホームセンターなどに100円程度で売っているので、1つ買っておけば使用する量が少ないため、10年ぐらい買う必要はないと思います(笑)
トシロー
セロハンテープでスプールに止めると、たいてい次にライン巻く時くっついてイライラするからなぁ
そうだね。マスキングテープはラインが巻いてあるパッケージに止めておくのにも便利だから、ぜひ一個持っておくといいね。
タオル
②濡らしたタオル
ラインは熱に弱いので、摩擦を軽減するために濡らして使います。
ここは油断しがちですが、摩擦熱は瞬間的にすごい温度になります。
必ず濡らしたタオルを使いましょう。
③ハサミ
ラインを切るのに使います。
PEラインを切るときには専用のハサミを使うと切りやすいです。
普通のハサミでも来れるのですが、専用のはさみだとストレスが半減されます。
Step1 : スプールへラインを結ぶ
ここが最初の関門です。
ラインをスプールに結ぶ方法は色々とありますが、ここではクリンチノットという方法で結んでいきます。
①一番下のガイドにラインを通す
下の画像のように一番根本のガイドにだけ矢印の方向にラインを通しておきます。
②ラインで輪っかを作る
動画を参考にクリンチノットでラインの輪を作ります。
トシロー
クリンチノットはフックを結ぶときにも使えるから、覚えておいて損はねぇぜ!
いろんな結び方があるけど、シンプルで失敗しないからね!
タオル
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③ベールを返す
画像矢印の方向へベールを返します。
ベールを返さずスプールに輪をかけて締め込んでしまうと、ラインをスプールに巻き付けられなくなってしまうので、必ずベールを返してからスプールへラインを結びます。
これよくやりがちなんだよな‥スプール外せば直せるけど面倒だから気をつけたほうがいいよな。
釣り場で急いでるときとか、やっちゃうよね‥
④スプールへラインを結ぶ
②で作った輪にスプールをくぐらせて、結びコブをスプールに近づけていくように滑らせて、締め込みます。
⑤結びコブの上からテープを貼る
結びコブの上からそのままラインを巻くと後々そのコブにラインが引っかかり、ラインの放出を妨げる可能性がありますので、テープで結びコブの凹凸をならします。
これテープ意外に重要だよな!ラインが下から出てくると飛ばなくなるしな。
そうなんだよね。テープ止めしとけば、下からピョコンとラインの端が出てくることはなくなるからね。
Step2 : スプールへラインを巻く
Step1でスプールにラインを結びました。今度はラインをスプールに巻いていきます。
①ベールを戻す
②ラインを床に置く
この時に重要なのは、ラインのパッケージ面を上にした状態で床に置くことです。
ラインは通常、パッケージ面を上に見た状態で、時計回りに巻きつけられています。
リールでラインを巻き取る際にこの方向のまま巻き取らないとラインがねじれて後々トラブルが多発します。
よく、ラインのパッケージ中央の穴に鉛筆などを刺して、足で挟みながらラインを巻く方法が紹介されていますが、激しくラインがねじれる為、おすすめしません。
釣行時にライントラブルが多発する原因になりますので、是非、パッケージ面が上の状態で床に置いてラインを巻いて下さい。
鉛筆刺して足で挟んでやらのダメなのか!?
鉛筆とかを刺してくるくる回すとスピニングリール場合、どんどんラインがヨレて巻かれてっちゃうよ。
これは完全にトラブルの元だから、必ず床において巻こう!
③濡らしたタオルでラインを抑える
摩擦や摩擦熱によってラインが傷まないようにタオルを濡らしてラインをロッドと一緒に挟むように持ちます。
④ラインを巻き取る
タオルで挟む強さを調節しながら、ハンドルを回してラインを巻き取ります。
挟む強さは少し力を入れてハンドルが回る程度に調節して下さい。
この時に、テンションが緩すぎるとキレイにラインが巻けなくなってしまいますので、注意が必要です。
ゆるゆるのまま巻くとさらにトラブル増えるよな‥
結構きつめに巻いたほうがいいと思う。ゆっくり確実に巻いたほうがいいね。
⑤糸巻き量を確認する
ラインは巻きすぎてもトラブルが多くなり、少なすぎてもキャストの飛距離が伸びない原因になります。
画像のようにエッジから1~2mmのところまでがちょうど良いバランスとなります。
ラインの巻きすぎはまじで要注意!
ボワッと一気に出ちゃうトラブルが多発するなら、ラインの巻きすぎを疑ったほうがいいね。
⑥ラインをカットする
ラインをハサミ等でカットします。
⑦ラインキーパーへラインを固定
ラインキーパーにラインを挟んで固定しましょう。
保管している際にラインがどんどん出てきて絡まってしまうことがありますので、必ず固定しておいて下さい。
Step3:ラインの保管
余ったラインは次回の巻き替え時に使用するので、捨てずにとっておきましょう。
ラインは日が当たらない暗所で保管します。
ラインは紫外線に当たることでどんどん劣化していきます。
劣化することで簡単に切れるようになってしまいますので、ラインの保管は必ず日の当らない暗所で保管してください。
引き出しや段ボールなどに入れて保管しておくのがおすすめです。
ラインはバス釣りをしていくうえで消耗品です。
また、魚と人とをつなぐ生命線でもありますので、気を使って扱う事が釣果につながります。
無駄なく、余計な出費を抑えるためにも、細かな所に気を配っておきましょう。
太陽のパワーってすげぇんだな。
特にナイロンラインは劣化が激しいから、絶対に日に当たる場所で保管しちゃダメだね!
ラインを巻く為の便利グッズ
ラインリムーバー
ラインを初めて巻く時以外は古いラインを取り払ってからラインを巻き変えます。
古いラインを手で引き出すのはすごく時間のかかる作業です。
そんな手間のかかるライン交換に役立つのがラインリムーバーです。
このラインリムーバーを使えば1分もかからずに古いラインをリールから引き出すことができます。
これがないとラインを巻き替える気がおこらねぇよ‥
確かに手で引き出すのはすごい面倒だからね‥2000円で時間が節約できるなら、即買いだね。
ちなみにSHIMANOのやつが一番壊れないと思う。
最後に
ラインをリールに巻く工程を解説してみましたが、うまく出来ましたでしょうか。
慣れるまで難しいのは、クリンチノットで輪を作る所です。
解説に使用した画像は視認性をあげるために太い糸を使用していますが、実際には4lb~6lbのラインを使用していると思いますので、非常に細く見づらいです。
また、ある程度硬い素材のため、輪に通す作業もやり辛いと感じると思います。
しかし、慣れてしまえば10秒もかからずにできるようになると思いますので、何度か練習して見て下さい。
きっとすぐに上達できると思います!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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