赤メタで一世を風靡したスコーピオンシリーズ。2019年はMGLスプールを搭載して更なる進化を遂げるようです。
1/10にシマノから新製品の発表があり、スコーピオンMGLの発売が決定しました。
今回は気になるスペックや過去のスコーピオンとの比較を紹介していきたいと思います。
スコーピオンMGLのスペック
(出典:シマノ)
価格設定は前モデルと変わらずの27,000円(税抜)。左右両モデルとも2019年月発売予定。
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (kg) | 自重 (g) | スプール寸法 (径mm/幅mm) | ナイロン糸巻量(lb-m)/PE糸巻量(号-m) | 最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) | ベアリング数 BB/ローラー | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Nomal | 6.2 | 5.5 | 210 | 34/25 | 12-130、14-110、16-100 10-120、12-110、14-90 | 66 | 7/1 | 27,000 |
HG | 7.4 | 5.5 | 210 | 34/25 | 12-130、14-110、16-100 10-120、12-110、14-90 | 79 | 7/1 | 27,000 |
XG | 8.5 | 5.5 | 215 | 34/25 | 12-130、14-110、16-100 10-120、12-110、14-90 | 91 | 7/1 | 27,000 |
スコーピオンMGLの特徴
- マイクロモジュールギア搭載
- S3Dスプール
マイクロモジュールギア
19スコーピオンMGLにはマイクロモジュールギアが搭載されるようです。巻物を主軸とするアングラーにとってこれはかなり朗報です。あのノイズ感の全くない巻き心地は感動するレベル。スルスルと全く引っ掛かりなくシルキーともいえる巻き心地がついにスコーピオンにも搭載されます。
しかし、このマイクロモジュールギアは劣化が早い?という評判もあります。個人的には巻き心地が良すぎるので、劣化が目立ってしまうだけだと思いますが…。
SVS∞
シマノのブレーキシステムの売りである遠心ブレーキ。欠点は調整するのに内部にあるブレーキシューを調整する必要があり非常に手間がかかるものでしたが、SVS∞はダイワのマグネットブレーキのように外部から調節可能です。
内部のブレーキシューもON/OFFの調整ができて、微調整は外部ダイヤルで行える仕様となっており、各段に調整しやすくなっています。
S3Dスプール
S3Dスプールは2017シーズンから取り入れられた技術で、19アンタレスにも搭載されています。切削方法の変更でスムーズな回転を実現する技術のようです。
カラー
ボディーの色が初心に戻ったのか、赤基調に変わりました。原点回帰でしょうか?赤メタの色とは若干違いピンクがかった感じの赤ですが、かなり目立つ色になっています。
旧モデルとの比較
旧モデルのノーマルギアモデルとの比較。1世代前のスコーピオンは70サイズ、200サイズと2種類のラインナップがありましたが、今回は1種類だけです。
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (kg) | 自重 (g) | スプール寸法 (径mm/幅mm) | ナイロン糸巻量(lb-m) | 最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) | ベアリング数 BB/ローラー | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
19スコーピオン150 | 6.2 | 5.5 | 210 | 34/25 | 12-130、14-110、16-100 | 66 | 7/1 | 27,000 |
16スコーピオン70 | 6.3 | 4.5 | 190 | 32/22 | 12-100、14-90、16-80 | 63 | 7/1 | 27,000 |
16スコーピオン200 | 6.3 | 5.5 | 210 | 34/25 | 12-130、14-110、16-100 | 67 | 7/1 | 27,000 |
16スコーピオン200と比較するとほぼ同スペックということがわかります。これでMGLスプールを搭載して軽量ルアーが投げやすくなったとなるとおかっぱりの中堅リールとしてはかなり期待できるスペックです。
歴代モデル
1990年の初代モデルからかなりの多くのモデルが発売されています。2020年には30周年のモデルが出そうですね。
- 1990年バンタムスコーピオン
- 1992年バンタムスコーピオンメタニウムXT
SVSブレーキを初搭載。
- 1993年
- 1994年スコーピオンクイックファイヤー
スコーピオンシリーズで唯一のホワイトボディー
- 1997年
- 2000年スコーピオンメタニウムMg、スコーピオン1000
Mg素材を初採用
- 2004年スコーピオンクイックファイヤー
Mg素材を初採用
- 2004年スコーピオンMg
- 2009年スコーピオンXT 1500
- 2010年
- 2011年
初のDC機。
- 2014年スコーピオン200SCM
- 2016年
- 2017年スコーピオンDC、スコーピオンBFS
- 2019年
まとめ
赤メタ以来の爆発的な人気とまではならないかもしれませんが、実売価格が2万円前後でMGLスプール搭載はなかなか魅力的なリールになりそうです。
5年ぶりの赤いスコーピオンはバス釣りブーム世代の方にとってはかなり思い入れのあるリールだと思います。ワインレッドではない現代風の赤いスコーピオンに期待が高まります。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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