冬の定番ハードルアー「シャッド」
タイトなアクションで活性の低いバスに効果的とされていますが、世に出ている沢山のシャッドの中から「どれを使えばいいの?」と悩んでいるかたは多いと思います。
シャッドはハイピッチな動きが特徴で、クランクベイトとは違い、水を切るようなアクションが特徴です。
今回は、Basser 2018年2月号に「気になるルアー泳がせます!」という企画があったので、記事の中に出てきたシャッドで使ったことがあるものを17個紹介していきます。
シャッドってありすぎて、違いが分かりづらいよね。
潜行深度だけでも結構違うから、意識してると無駄に買う必要がなくなると思うよ。
タオル
シャッドルアーランキング1位~5位
1位 ハイカットSP(OSP)
- サイズ:60mm
- 重量:5.3g
- 潜行深度:2.5m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:18回(自己計測)
不思議すぎるぐらい釣れるルアーです。
ハイピッチなタイトアクションは他のシャッドよりも群を抜いて秀逸です。
ハイプレッシャー、活性低下といった状況にはめっぽう強いシャッドなので、人が流した後でも釣れます。
水押しが極端に弱いので、濁ったフィールドには向いていませんが、冬季のクリアアップした霞水系ぐらいであれば問題ありません。
トシロー
濁ったら使えねーのかよ!
濁ってる時点でシャッドの出番じゃない事のほうが多いから問題いと思うよ。
タオル
2位 ソウルシャッド58SP(ジャッカル)
- サイズ:58mm
- 重量:5.5g
- 潜行深度:2.5m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:13回(自己計測)
売りはなんと言っても直進性。障害物にあたってヒラを打っても大きく軌道がそれることなく、すぐに直進します。
直進性が高いことでストラクチャーに当てても、根掛かり回避率も高いです。
また、流れのあるフィールドでも潜らせやすく、河川ではかなり使いやすいシャッドになります。
中層巻きからボトムノックまですべてを高次元で対応するまさに優等生といえる存在です。
トシロー
シャッドでは一番人気じゃねーか?
かなり人気があるね。このシャッドよりまっすぐ泳ぐシャッドは確かに無いと思う。
姿勢が崩れにくいから、根掛かりも少ないんだよね。
タオル
3位 スーパースレッジ(エバーグリーンインターナショナル)
- サイズ:60mm
- 重量:5.0g
- 潜行深度:2.0m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:12回
他のシャッドとはコンセプトがかなり異なっていて、ソウルシャッドとは真逆でわざとバランスを崩すように設計されています。
トゥイッチからの横っ飛びアクションは他のシャッドでは出せない動きです。
深いレンジでリアクションバイトを誘う使い方をするなら唯一無二のシャッドです。
キャロシャッドで使うなら完全にこれ一択になります。
トシロー
バランス崩していい事あるのか?
バランスを崩すことで、トゥイッチした時にかなり横に飛ぶ動きが出るんだ。
小さなルアーで、ダートするアクションがでるルアーって実はあんまりないんだよね。
タオル
4位 ダンク48SP(OSP)
- サイズ:60mm
- 重量:5.0g
- 潜行深度:4.0m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:17回
4mレンジで超タイトなアクションをする完全唯一無二のシャッドです。
4mもぐるシャッドって他にないと思います。
ボトムを攻めるならこのシャッドに勝てるシャッドはないです。
長いリップで根掛かり回避能力も抜群です。
トシロー
シャッドで4m潜る必要あんのか?
ロッドを立てれば2mぐらいのレン時にも対応できるし、ボトムを確実に取れるから使えるよ。
丁寧にボトムを攻略するならダンクが最強!
タオル
ハイカットとダンクの使い分けはこちらの記事で

5位 スピードキラー(フラッシュユニオン)
- サイズ:60mm
- 重量:7.2g
- 潜行深度:1.5m
- タイプ:フローティング
- 70cmのピッチ回数:13回
水噛みが素晴らしくよく、スロー巻きでもかなり動くシャッドです。
スローに巻いてくるなら、このシャッドが一番向いています。
止めて浮かせてくる時にもアクションするので、低活性時のバスにもこの浮上アクションがかなり効きます。
シャッドルアー 番外編
イヴォークシャッド(Deps)
- サイズ:55mm
- 重量:7.8g
- 潜行深度:1.2m
- タイプ:スローフローティング
- 70cmのピッチ回数:11回
クランクベイトのようなシャッドです。シャッドとしては水押しはかなり強め。
自重7.8gとベイトタックルで扱いやすい重量となっており、ボトムノックし続けてもリップが削れる事がないので安心です。
HUシャッド60SP(ハイドアップ)
- サイズ:60mm
- 重量:5.3g
- 潜行深度:1.5m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:9回
固定重心で、安定した泳ぎが特徴。固定重心なのになぜか飛距離はかなり出るシャッド。
ロールがかなり強いので、クランクベイト的な使い方が得意です。
C.Cシャッド(コットンコーデル)
- サイズ:63.5mm
- 重量:9.4g
- 潜行深度:2.4m
- タイプ:フローティング
- 70cmのピッチ回数:8回
左右にかなり大きくヨタヨタした動きが特徴のシャッド。
ジャラジャラと細かいラトル音がバスを誘う。マッディーウォーターでの実績が高いです。
シャッディングX(メガバス)
- サイズ:62mm
- 重量:5.4g
- 潜行深度:2m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:14回
重心移動システム搭載で着水直後からレスポンスよく動き出す。
ハイピッチなアクションが売りで、飛距離もいい感じに出ます。
スティーズシャッドMR(ダイワ)
- サイズ:54mm
- 重量:4.7g
- 潜行深度:2.0m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:13回
ダウンヒル重心移動システム搭載で着水後に尻下がり姿勢にならないのが特徴。
飛距離は微妙ですが、ウォブルせずにタイトなロールアクションでタフコンディション時に効果的です。
スパットMR-65SP(がまかつ)
- サイズ:65mm
- 重量:6.3g
- 潜行深度:2.0m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:11回
ダートアクションが売りのシャッド。
ただ巻き時のアクションはなんとも中途半端ですが、ロール強めのアクションでタイトさはないため、トゥイッチ専用機です。
Dビルシャッド55MR(ジャッカル)
- サイズ:55mm
- 重量:5.8g
- 潜行深度:1.5m
- タイプ:フローティング
- 70cmのピッチ回数:13回
シャッドの紹介ですが、このDビルシャッドはほぼクランクベイトです。
かなり強めのウォブル主体で、小さなクランクベイトとして使用するのが一番あっていると思います。
長めのリップで、カバー回避能力もかなり高いです。
クランクベイトでいいんじゃねーか?
クランクベイトはかなり水を押すルアーだから、アピールが強すぎる時が多いね。
クランキングシャッドは強弱の使い分けで、かなり使えるジャンルだと思うよ。
ハードコアXシャッド60SP(デュエル)
- サイズ:60mm
- 重量:6.5g
- 潜行深度:2.5m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:13回
飛距離抜群!これにつきます。
風が強くてシャッドはキツイ‥って日にはこのシャッドの出番です。
飛距離以外にも、基本性能はしっかりしているのでリトリーブ、トゥイッチどちらも安定して70点といった感じです。
HMKLシャッド65MR(HMKL)
- サイズ:65mm
- 重量:5.8g
- 潜行深度:3.0m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:14回
往年の名作「シャッドラップ」を超えることを目指して泉和磨プロが作られた渾身のシャッド。
シャッドラップの泣き所の飛距離を大幅に改善し、安定した飛距離を出せます。
また、フックにスイベル機能が付いており、冬シャッドの泣き所のバラしやすさを大幅に軽減しています。
フローシャッド1(ジャクソン)
- サイズ:56mm
- 重量:5.0g
- 潜行深度:1.4m
- タイプ:フローティング
- 70cmのピッチ回数:12回
超高浮力のフローティングシャッドです。
カバー専用機といった感じで、ナチュラルなアクションだけどカバーに当てて浮かしてかわすことが可能という新ジャンルになります。
カバー回りでクランクベイトではバイトがない。でも横方向の動きがいい時にはフローシャッドの出番です。
ベビーシャッド60SP(ラッキークラフト)
- サイズ:58.5mm
- 重量:4.8g
- 潜行深度:1.5m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:13回
現ジャッカルの加藤誠司さんがラッキークラフト在籍時代に作られた名作です。
基本性能はしっかりしていて、ただ巻き、トゥイッチなんでもこなします。
かなりロール強めのアクションが特徴でハイピッチでタイト。飛距離が微妙なのが難点です。
レベルシャッド(レイドジャパン)
- サイズ:50.3mm
- 重量:5.3g
- 潜行深度:1.5m
- タイプ:サスペンド
- 70cmのピッチ回数:17回
超ハイピッチ、安定した飛距離とかなり優秀なシャッドです。
ハイカットと同じくアピール力が極めて弱いので、プレッシャーのかかったフィールドに強いです。
クリアウォーターではこのシャッドの出番が多くなります。
まとめ
沢山紹介されたけど、結局どれか買えばいいの?と思われるかも知れませんが、それぞれに個性があり状況によって使い分ける必要があります。
ただ、「番外編」のルアーは使い所がかなり限られていたり、すでに設計が古いものもあります。
どれか一つを買うとなったら完全に「ハイカット(OSP)」がおすすめです。
理由は釣果が明らかに違うからです。
ルアーチェンジして釣れた経験が明らかに多いと感じています。
正直、なんでこんなに釣れるのかわかっていない所が多いのですが、基本性能は間違いなし、タイトなピッチがバスを呼ぶ事は間違いなさそうです。
迷っているならぜひ、「ハイカット」を買ってみて下さい!
これ以上釣れるシャッドは今の所ない!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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