突然ですが、スモラバって釣れますよね?
スローフォールで釣れる!ボトムを這わせても釣れる!
スイミングでも釣れる!サイトでも、ドラッキングでも!
でもって、けっこう根掛かりしますよね。。。
市販されているスモラバは400円~600円の価格帯で、割とお高めの値段設定です。
そんなスモラバが1投目で根掛かり‥悪夢です‥
テンションがた落ちです‥投げなきゃよかったって思います‥
そんなスモラバを自作して、コストダウンすれば、今まで根掛かりを恐れて入れられなかった、カバーにも思い切ってキャストできて、もっと釣れるようになる!
トシロー
確かにスモラバって高いよな‥
釣れるのはわかるんだけどよ‥
そんな時には自作だね!
意外なほど簡単だから、器用、不器用とか関係ないと思う。
タオル
ということで、今回は簡単にスモラバを自作する方法をシェアします。
この記事を読めば、自作なんてしたことないって人も簡単にスモラバが作れるようになります!
目次
自作のスモラバってどうなの?本当に釣れるの?
スモラバが釣れる理由
スモラバを自作しよう!
と思ったものの、自分で作ったスモラバで本当に釣れるのか、不安ですよね?
市販のスモラバにはメーカーやプロのこだわりがいっぱい詰まっています。
それは間違いありません。
エグジグとかD-Jigとか04シンクロとかめちゃくちゃこだわって作ってると思います。
どのメーカーもアイの角度とか、ラバーのフレアの具合を調節したり、色々な工夫を凝らして、釣れるスモラバを作っています。
でも、スモラバの釣れる要素ってなんでしょうか?
僕は、ラバーの複雑な動きだと思います!
あんなにゴチャゴチャとラバーがいっぱいついた物体が、
水中で微妙な流れを受けてわさわさと動く所が一番重要な釣れる要素だと思います。
ということは、極論ですが。。。
ごちゃごちゃとラバーさえついてりゃ釣れるんですよ。
自作は本当に釣れるのか?
僕も初めは自分で作った物なんて、釣れるはずないって思ってました。
でも、最初に適当に作った、見せるのも恥ずかしいぐらいのブサイクなスモラバを試しに近くの川に行って、見事に釣れちゃったんです。。。
まぁ初めは「小バスだし、たまたまかな」と思ってたんですが、その後も、2匹、3匹と普通に普通に釣れて、そのうち思いました。
「あれ???もしかして、あんまり形とか関係ないんじゃ・・・」
それ以来、僕はスモラバをあまり買わなくなりました。
市販のスモラバを使っていた時と、自作を始めてからで釣果は変わっていないと思います。
むしろ、投げる機会が多くなって釣れるようになった気さえしました。
安心して下さい。自作のスモラバでも十分に釣れます。
トシロー
すげーこと言ってるな‥
メーカーに喧嘩売ってんのか?
いや‥決してそんなことはないよ。。。
こだわりが詰まったメーカー製品もいいけど、自作でも十分釣れるってことが言いたいだけ!
タオル
スモラバ自作に必要な道具
スモラバの自作に必要な道具はそんなに多くはありません。
「バイス」はなくてもスモラバを作ることはできるのですが、あるとかなり作業がはかどります。
そんなに高いものではないので、スモラバを自作するなら持っておいて損はないと思います。
- ジグヘッド (フックサイズは#3以上が良い)
- スレッド (なくてもいける)
- ラバー(始めから裂けてても問題なし)
- ワイヤー
- ガード(硬いデッキブラシのブラシ部分でも代用可)
- バイス(あるとかなり便利。作業スピードUP)
- ピンバイス
- ペンチ
- 瞬間接着剤
- はさみ
トシロー
バイスなんて必要あんのか?万力かなんかで固定すればよくねーか?
バイスがあるとないとじゃ作業のしやすさが雲泥の差だね!
高いものじゃないし、あったほうが絶対いいよ!
タオル
スモラバの作り方
- 手順1バイスにジグヘッドを固定
バイスにジグヘッドを固定します。
ジグヘッドのアイが下側になるように固定します。
- 手順2スレッドを巻く
ジグヘッドにスレッドを巻いていきます。
ヘッドの下を2ミリくらい空けるのがポイントです。
後々ここにワイヤーを巻いていくので溝をつけておく感じです。
ワームキーパーをつけたい場合にはここでシャンクと一緒にスレッドで巻いてしまいます。
- 手順3ラバーを仮止め
適度な長さにカットしたラバー
(ここでは0.6mmラウンド形状を使用。長さ8cmで2枚)
をジグヘッドに乗せて、ヘッドの根本でスレッドを2周ぐらい巻きます。
ここは仮止めなので強く巻かなくても大丈夫です。
- 手順4ワイヤーでラバーを固定
ヘッドの根本にステンレスワイヤーをラバー越しに巻き付けます。
ワイヤーは2周分。
ヘッドを抑えながら、ペンチでワイヤーを引っ張って捻って締め上げます。
注意引っ張りながら捻らないと、綺麗に締まっていきません。
あまり締め上げすぎるとラバーが切れてしまうので、ラバーが動かない程度の適度な強さで締め込みます。
- 手順5ワイヤーをカット
ペンチを使用して、根本でワイヤーをカットします。
※ 一発では切れないので、切れ目をいれてワイヤーを捻じればカットできます。
- 手順6ラバーを裂く
ラバーを裂きます。
ラバーを色が変わるぐらい引っ張って、横からはさみあてると裂けていきますが、完全に1本1本裂ける訳ではないので、あとで裂けてないものは毛抜等を利用して裂きます。
MEMOゆっくり、徐々に引張りながらはさみを入れると1本1本裂けていきます。
切れ目が入ってから引っ張って裂くイメージです。
- 手順7ガードの下穴を開ける
ピンバイスでアイの下に穴を空けます。ドリル径は0.5mmを使用。
タングステンのジグヘッドだと硬くて穴を空けるのが辛いですが、穴が浅すぎるとガードが弱くなってしまうので、接着剤を使わなくても、ガードが刺さって固定できるぐらいの深さまで穴を開けます。
- 手順8ガードをつける
ガードを挿して、接着剤で固定します。
- 手順9スカートをトリミングして完成!
適度な長さにスカートをトリミングして完成!
MEMOフックの根本にスピナーベイトのトレーラーフック固定用ゴムを刺して押し上げるとよりフレアするようになります。
ゴムは接着剤で固定します。
トシロー
これで大体何分ぐらいかかるんだ?
慣れれば5~6分ぐらいかな?1時間で10個ぐらいは作れるね。
タオル
自作スモラバのカスタム
ラバーの本数、種類、ラバーカットで変化をつける!
ラバーは色々な種類が出ています。
フォールスピードは、太さ、ボリューム、形状でかなりアレンジ可能です。
上側のラバーを短めに刈り込むとフォールスピードは遅くなります。
凹凸のラバーは水噛みがかなり良く、フォールスピードもかなり遅くなり、ピリピリ動いてくれます。
今回、作成例としてあげた物は、0.6mmのラウンドタイプを2枚ですので、ラバーの本数は計40本ぐらいです。
1.3gジグヘッド+凹凸ラバー20本+0.9mmラバー30本で組み合わせると激スローフォールします。
アフターの時期に岩盤等に浮いている魚を狙うのにかなりオススメなので、是非作って見て下さい!
市販のスモラバはどうなってるの?
市販されているスモラバのラバーを見てみましょう。
Quon – エグジグ
ラバー太め。0.7mmぐらい?
ラウンドタイプ。ラバー本数40本前後。
OSP – 04シンクロ
ラバー細め。0.6mmフラットタイプ。
ラバー本数40本前後。
個体差で数本の誤差がありますが、基本的にラバーの本数は40本前後になっています。
トシロー
市販のスモラバはラバー40本前後が多いのか?
結構いろんなスモラバ見たけど、40本~46本が多いね。
まぁ、多めに巻いても後で切ればいいだけだから、多めに巻いといていいと思う。
タオル
スモラバ自作用のラバーの種類
ラバーも色々な種類が出ていますが、大手2社の物を紹介します。
この2種類を使い分ければ大抵の物はカバーすることができると思います。
がまかつ(Gamakatsu) シリコンスカート
(出典:Amazon)
ガマカツのシリコンスカートは色、太さ、形状共に種類が豊富で、流通量も多いので、一番使用するかと思います。
太さは0.4mm~0.9mmまであり、出したいフォールスピードによって使い分けられます。
TIEMCO シリコンラバースカート
(出典:楽天市場)
TIEMCOのスカートはグラデーションなどの色変化の多いラバーが
多数あります。珍しいカラーも多いので変化球的な物を作りたい時にオススメです。
こちらは始めから裂けている状態で販売されているので、ラバーを裂く手間が減ります。
スモラバ自作用のジグヘッドの種類
ジグヘッドは各社から様々なウェイト、フックサイズのものが出ていますが、オススメはこの3つです。
ケイテック モノガードラウンドジグヘッド
(出典:Yahoo ショッピング)
ガードが硬めで、根掛かり回避能力が高く、フックの刺さりも抜群です。
4本入りで500円前後と多少値段は高めですが、信頼できる製品です。
フックサイズは#2以上をおすすめします。
FINA ブラッシュイージー
(出典:FINA)
世界のT並木プロデュースのジグヘッドです。
ガードが柔らかめで根掛かり回避能力は若干低めですが、ワームキーパーのホールド力が高く、ワームのずれがほとんど起きません。
Gamakatsu/ガマカツ COBRA/コブラ 27
(出典:Amazon)
こちらはパワーフィネス用のスモラバを作成する際にイチオシのジグヘッドです。
合わせて読みたい
パワーフィネスについては「パワーフィネスでカバーを攻める!カバー攻略最終奥義!?(ヘビーカバー編)」の記事をチェック!

フックの強度が高く、簡単には伸びません。
ガードもかなり固めに設定されているので、すり抜けも抜群です。
パワーフィネス用のスモラバを自作される場合には是非こちらをお使い下さい。
ジグヘッドも色々出てるよな‥どれがいいんだ?
ケイテックがおすすめだけど、若干高いんだよね‥
ブラッシュイージーでも十分だと思うけど、タングステンのほうがおすすめだね!
まとめ
今回はスモラバの自作方法について、解説してきましたが、自作でもかなり色々なバリエーションのスモラバを作る事が可能です。
既存の商品に自分の欲しいカラーやフックサイズがない場合などには、自作をしてみてはいかがでしょうか?
作成時間は慣れれば、一つ5分ぐらいで出来ますし、コストもジグヘッドの単価を押さえれば、100円前後で作ることが出来ます。
コストダウンを図って、思いっきり際どいカバーを攻めて、根掛かり上等の勢いで自作スモラバを使って見て下さい。
きっと釣果につながると思います!
この記事で紹介したアイテムまとめ(Amazonリンクに飛びます)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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