こんにちは!
釣り歴25年にして、スナッグレスネコリグを使い始めてから、ネコリグに開眼したタオルです。
雑誌でも特集が組まれるなど、注目されている「スナッグレスネコリグ」。
皆さんは、スナッグレスネコリグでいい思いをされてるでしょうか?
「いや全然釣れない‥」「カバーってどんなカバー?」「針先出てきてめちゃストレス!」
こんな風に感じている方にはぜひこの記事を読んでほしいです。
トシロー
ネコリグはボトムオンリー!カバーなんて根がかる気しかしねー!
使ってみればわかるよ‥ビックリするぐらい根掛からないから。
タオル
僕も使い始めた当初は全く釣り方が理解できずに、全然釣れませんでした。
でも今では、沢山投げてきた経験が生きて一番の武器になっています。
この記事を読んでもらえれば、スナッグレスネコリグを活用できるようになって、さらなる引き出しを手に入れられます!
目次
スナッグレスネコリグとは?
スナッグレスネコリグとはBottomUp代表の川村光大郎さんが世間に広めたカバー特化型のネコリグです。
とにかく根掛かりしづらく、ゴチャゴチャしてキャストするのを躊躇するようなヘビーカバーでも攻める事ができます。
昔からオフセットフックを使ってカバー回避率を高めたネコリグはありましたが、一部のアングラーのシークレット的なリグとして使われていた印象です。
2013年にFINAのN・S・S Hookが発売され、爆発的にアングラーから支持されるリグとなりました。
現在では各社から様々なスナッグレスネコリグ用のフックが発売されていますが、間違いなくN.S.Sフックがこのブームの火付け役です。
トシロー
そんな昔から使ってるやついたのか?
亀山で2005年ぐらいに、見たことあったね。
ローカルのおじさんに見せてもらったのが最初かな。その時はなんか変なリグとしか思わなかったけど‥
タオル
スナッグレスネコリグの特徴
スナッグレスネコリグの特徴はヘビーカバーをネコリグで攻略できる所です。
従来のネコリグはフックポイントがむき出し状態のため、カバーへ直接リグを入れるのは、特に回収時にストレスが多く、非常に効率の悪い釣りになってしまいがちでした。
硬いガードを付きのフックで根掛かりを軽減しても、ヘビーカバーでは太刀打ちできない場合が多く、リグのロストやボートを近づけての根掛かりの回収を頻繁にするハメに‥
また、スナッグレス性能と引き換えに今度はガードが邪魔をしてフッキングが決まらない!
オフセットフックを使うとかなり根掛かりを軽減出来ますが、ワームが固定されている部分が多く、アクションが自然ではなくなってしまったり‥
なんてジレンマがありました。
そこで、満を持して登場したのが川村光大郎さんが開発したFINAのN・S・S Hookです。
ライトリグの繊細なアクションをヘビーカバーに入れる。
これまでテキサスリグやガードの硬いラバージグでしか攻略出来なかった領域に繊細なライトリグを入れれば、それは釣れる気しかしませんよね(笑)。
テキサスやラバージグ等のパワーフィッシングに代表されるようなリグでも釣れる事は間違いありません。
しかし、テキサスやラバージグだけでは、口を使わないバスがいるのも確かです。
トシロー
テキサス並に根がからねーとホントかよ!?
テキサスよりは劣るけど、すり抜け性能は抜群だね。
タオル
スナッグレスネコリグのフックの種類、セッティングの仕方、付け方
FINA N・S・S Hook
FINAから発売されている川村光大郎さん開発のフックです。
一番メジャーなフックで、一番売れているフックだと思います。
スイベル付きのN・S・S Hook Perfectionというモデルもあります。
こちらはネコリグ使用時に多い、ラインのヨレを解消してくれる優れものです。
こちらのフックは軸も太く、フッキングパワーが必要です。
最低でもML~Mクラス以上のロッドで使用しないと刺さりが悪いと感じます。
ストレートフックのようにバスの口内奥深くに刺さることが非常に多いです。
フッキングにパワーは必要ですが、一度刺さると抜けることがかなり少ないです。
セッティング、付け方はこちら(川村光大郎さんの解説)
フックポイントは真下よりも少しテール側に抜く
フックポイントは返し部分まで埋め込む。
Nogales フッキングマスター ネコリグオフセット[ヘビークラス]
オフセットフックの形状をした、ネコリグ用フックです。
針先をオフセットフックのようにワームに薄皮一枚で刺すことが出来ます。
このフックの方がN・S・S Hookよりもフッキングパワーは必要としない印象です。
こちらはパワーフィネスロッドのMLクラスで使ってもしっかりフッキング出来ます。
N・S・S Hookとの使い分けはフックがズレにくいので、ゴチャゴチャした枝系のカバーにスキッピングで入れるなどの際にはこちらのフックの方がストレスなく使えると思います。
ただし、セッティングは慣れないと若干面倒です。
トシロー
こっちのほうがセッティング簡単そうに見えるぞ?
形状は普通のオフセットのショート版だけど、ズレ防止の棒を挿すのがなれないと難しいんだよね‥
タオル
セッティング、付け方はこちら
DECOY NKフック
Decoyから2017年に発売されたスナッグレスネコリグ用の後発フックです。
このフックはセッティングもしやすく、ズレにくいと、”ネコリグオフセット”に変わる新たな可能性を秘めていたのですが、昨年、3ヶ月程使用して、フックの強度に弱点があると感じました。
カバーの釣りでは結構致命的なのですが、フックが伸びることが多いです。
強度の面が改良されれば確実に1軍確定のフックなのですが、肝心の強度が・・・
バージョンアップして発売される可能性はあるので、期待したいです。
トシロー
このフックの方が根掛かりしなそうだけどな?そんなに弱いのか?
針先の角度が全然違うから、フックポイントが出づらいんだけどね。
強度だけが不満‥もっと太軸なやつを作って欲しいね。
タオル
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シンカーウェイト
(出典:reins)
カバーを釣る前提ですが、ネイルシンカーは1.8g(1/16oz)~2.6g(3/32oz)の間が使用しやすいです。
適度な重さで、ワームの自重とプラスするとこの程度の重さがカバーに入れるには必要になってきます。
3g以上のシンカーを使いたいと思う状況もあるので、用意しておくに越したことはないですが、シンカーウェイトが重くなればなるほど、シンカーが抜けやすくなり、また、値段も高いので、お財布に優しくありません‥
ライン
ベイトタックル
ベイトタックルのラインはフロロ12lb~14lbをオススメします。
やはりメインはカバーなので、これくらいの強度は欲しいです。
SUNLINEのBMS AZAYAKAやG7のトーナメントジーン MARK1などのマーキング付きのラインがベストです。
カバー直下から、レンジを調整する際に、目安となりやすいので、その日の状況でバイトが出やすいレンジが覚えやすくなります。
パワーフィネスタックル(スピニング)
スピニングではPE一択です。
スピニングにフロロの12lbクラスはトラブルしか起こりません。
実際に巻いたことありますが、お金の無駄です。。。
PE 1号~1.5号あたりが最適だと思います。
マーキングのないPEのラインを使用する際に小技としてオススメなのは、自分で基準となる好みの長さに油性マジックなどでマーキングをしてしまうことです。
こうすることで、オリジナルのレンジ調節マーキングのできあがりです。
パワーフィネスについてはこちらの記事もおすすめです!



スナッグレスネコリグで攻めるポイント
スナッグレスネコリグで攻めるポイントですが、ずばり・・・どこでも使えます!
こんな根掛かり不可避?と思うような難攻不落のヘビーカバーや・・・
(出典:northcarolinasportsman.com)
こんなカバーの際や・・・
(出典:Wired2FIsh)
比較的オープンな場所まで・・・
(出典:rbbassfishing.net)
スナッグレスネコリグならどこでも攻めることが出来ます。
スナッグレスという名前がついてるからといって、カバーだけでしか使えないわけではないです。
スイミングからボトム攻略まで幅広く、どこでも使えます。
万能すぎて、これしか使わなくなってしまうのが怖いぐらいです‥
リザーバー編
リザーバーでは崩落やレイダウンなどのカバーを中心に攻めます。
ごちゃごちゃと複雑なカバーを中心に狙って下さい。
レイダウン+浮きゴミがベストです。
(出典:Bottomup)
画像左手前のカバーみたいのはぜひ狙ってください!
アクションの付け方は「ちょうちん」+シェイキングです。
「ちょうちん」と言っても虫のように水面に出してシェイクするのではなく、水面直下~1.5mぐらいでシェイクします。
また、キャスト後にすぐにフォールさせるのではなく、サミングをして着水と同時にラインの放出を止めます。
経験では、このカバー直下が一番バイトが出るので、まずはカバー直下から誘ってみましょう。
枝に持たれたラインが20cmぐらい沈んでいるイメージで、着水と同時に枝に引っ掛けてステイさせるのがキモです。
ここぞというポイントでは10秒~20秒程度シェイクしてみて下さい。
ここで、バイトがなければシェイクをしながら
レンジを徐々に下げて行きます。
基本的に表層→1.5mまでをチェックし、その日バイトが出たレンジを集中的に攻めるのが、最も効率がいいと思います。
リザーバーでは深い層までをいきなり狙うのではなく、表層を中心に使うことで釣果があがります!
マッディーシャロー編
霞水系などのマッディーシャローウォーターではネコリグを入れれるウッドカバーは少ないので、フォール後の着底で倒れ込む瞬間を狙うのがセオリーです。
ネコリグの場合、フォール中にバイトが出ることは少ないです。
キャスト→フォール→着底→3~4秒ステイ→2,3回シェイク
この一連の動作でテンポよくアシ際や護岸を狙っていきしょう。
もちろんレイダウンやゴミ溜まりなどがあれば積極的に狙って下さい。
また、アシ際や護岸際などでも引っ掛けられるものがある場合は積極的に活用して、リザーバーと同じようにちょうちん状態を作りましょう。
スナッグレスネコリグにおすすめのワーム
OSP ドライブクローラー 4.5インチ
(出典:OSP)
川村光大郎さん開発のストレートワームです。
ヘッドにボリュームが有り、ネイルシンカーが刺しやすく、セミリングボディーがしっかりと水を押してくれるのでアピール力も高いです。
N・S・S Hookはこのワームにセッティングが上手くハマるように開発されていると思われる程ベストマッチ。
スナッグレスネコリグのスタンダードワームと言っても過言ではありません。
困ったときはドライブクローラーで決まりです。高比重でキャストもしやすいです。
難点は針持ちの悪さ‥
塩の含有量が多いためか、フックを刺している箇所が使用しているとガバガバになってしまい、ズレが多発するように‥
素材の特性ゆえに仕方ないかも知れませんが、もうちょっと針持ちがいいと完璧なワームなんですけどね‥
推奨フックサイズ
NSSフック = #1/0、#1
ネコリグオフセット = #1
ZBC スワンプクローラー
(出典:Zoom Bait Company)
海外メーカーで日本でも売れ続けているZBC(Zoom Bait Company)の
スワンプクローラー!
独特の硬めの素材で針持ちは最強クラス!
OSPやゲーリーとは一線を隠した素材でシンプルなストレートワームですが、なぜか釣れる‥
比重は低めで若干キャストはし辛いです。
価格は25本入りで破格の700円前後!コスパ最強ワームです。
輸入品の為か、店舗によってかなり価格が異なるのも特徴で400円以下なんてことも!
推奨フックサイズ
NSSフック = #1/0、#1
ネコリグオフセット = #1/0
ENGINE フォールクローラー 5インチ
(出典:Engine)
WBSプロの村川勇介さんプロデュースの扁平型のストレートワーム。
独特の扁平ボティーとリブにより、水押しは最強クラス。
明らかに他のストレートワームとは違う抵抗感があり、初心者でも操作時にノー感じにはならないほど、強く水を押します。
ネコリグ初心者には一番オススメのワームです。
こちらは高比重でキャストしやすいです。
推奨フックサイズ
NSSフック = #1/0
ネコリグオフセット = #1
DSTYLE トルキーストレート 3.8インチ、4.8インチ
(出典:Dstyle)
青木大介さんプロデュースのストレートワーム。
形状の異なる2種類のリブが水を噛み、ファストリトリーブをした際には見てすぐ分かるほどバイブレーションするのが特徴。
正直、そこまで使い込んでないのですが、なぜかこのワームだけ釣れる時があります。
メーカーいわく‥
「誰でも青木の求める大きな3Dアクションを演出すことができる。」
(出典:Dstyle)
とのことですが、ちょっとした変化球に使用するのに適している気がします。
キャストは3.8だと若干軽めで投げづらいかも知れません。4.8は問題なし。
推奨フックサイズ
NSSフック = 4.8インチ #1/0、3.8インチ #1
ネコリグオフセット = 4.8インチ #1、3.8インチ #1
reins スワンプ、スワンプジュニア
(出典:reins)
房総ロコ御用達。
スワンプクローラーと名前が似ていますが、違うワームです。
スワンプクローラーより素材が柔らかく出来ており、その分針持ちは悪いです。
こちらも価格が安く16本入りで650円程です。
個人的にはスピニングタックルでのパワーフィネスの時に使用頻度が高いです。
適度な太さと、柔らかさが使いやすく感じています。
リンタロウカラーが激オススメです。房総ダムに行くなら是非!
スワンプジュニアはかなり軽いのでキャストは難易度高めです。
通常スワンプは問題なし。
推奨フックサイズ
NSSフック = スワンプジュニア #1 or #2、スワンプ #1/0
ネコリグオフセット = スワンプジュニア #1、スワンプ #1
スナッグレスネコリグにおすすめのタックル
スナッグレスネコリグはベイトなら、強めのベイトフィネスタックルをおすすめします。
特にNSSフックを使う場合にはベリーから下は結構ガチガチでもいいぐらいです。
タックル(特にロッド)は好みが分かれるところですが、具体的なタックルは使用したことのあるタックルしかオススメできないので、ご了承下さい。
ベイトタックル
ロッド
パワーベイトフィネスと言われているジャンルが一番適していると思います。
- ENGINE SPELLBOUNDCORE SCC-66-1/2MH-ST
(出典:Engine)
ダントツでこのロッドをオススメします!適度なティップの柔らかさ。
バットの強さ、極端なファーストテーパー。
さすがにカバーネコリグに特化したロッドだけはあります。
発売直後から使ってますが、今の所文句なしです。
ちなみに感度はごく普通です。操作性とフッキングの面で太鼓判です。
- DAIWA STEEZ 661MFB-SV ウェアウルフ
川村光大郎さんイチオシのタックルです。
ベイトフィネスではないですが、テーパーもレギュラーよりなのに操作性抜群です。
掛けてからもMクラスにしてはパワーが有り、カバーからも引きずり出せます。
- Legit Design WSC610M
(出典:Legit Design)
高比重のノーシンカーなんかに最適なロッドですが、カバーネコリグにもハマりました。
もう少し短ければ尚良いと思って、WSC66Mを買ったんですが、全く方向性の違う竿でティップが硬すぎて、だめでした。
ティップがソフトで、バットはガッチリの典型的なロッドです。
アラミド繊維の恩恵もあるのかも知れませんが、粘りがすごいと感じます。
リール
正直な所、軽量ルアーを投げられると謳っているベイトフィネス対応リールであれば、なんでもいいと思います。
投げるものの総重量は5g程度になるので、5gを気持ちよくピッチングできるリールがベストです。
- DAIWA SS Air
- DAIWA アルファスAir
- Shimano アルデバランBFS
- Abu Garcia Revo LT7
このあたりのリールであれば、全く問題ないと思います。
まぁ普通のベイトフィネスリールなら大丈夫ってことだな?
そうだね。SV系よりはベイトフィネス寄りのほうが投げやすいと思うよ。
パワーフィネスタックル(スピニング)
ロッド
パワーフィネスタックルは強いフックのスモラバで使うようなガチガチのH、MHクラスのロッドは向いていません。
MLクラスぐらいで、ティップはソフト、バットは強いロッドが適しています。
- ENGINE SPELLBOUNDCORE SCS-66-1/2ML-ST
(出典:Engine)
決してEngineの回し者ではないのですが、このロッドもネコリグのパワーフィネスにベストマッチです。
羽生一人さんデザインのロッドで今の所ハズレ無しです。
操作性、テーパーから、掛けてからの強さ共に申し分ないです。
- DAIWA BLACK LABEL+ 651ML/MHFS
(出典:Daiwa)
このロッドもネコリグのパワーフィネス専用機?ってぐらいベストマッチです。
ややEngineよりもシャッキリ感が強く、ティップも張りがありますが、ネコリグを操作する上で問題になるほどではありません。
リール
パワーフィネス用のスピニングリールは何でもいいと思ってます。
ドラグは出さないので、ほぼフルロックですし。。。
2500番~3000番の軽めのものがむいているかも知れません。
ロッドとのバランスで、先重りにならない程度に軽いもので良いと思います。
参考までに、僕はDAIWA 07 ルビアスを愛用(酷使)しています。
最後に
スナッグレスネコ(カバーネコ)は本当に武器になるメソッドだと思います。
僕もこのリグと出会ってから、釣りの幅が広がったと心底感じます。
食わせ+カバーの融合は最強メソッドと言っても過言ではないでしょう。
カバーに魚がいる状況では無敵のメソッドだと感じます。
特にリザーバーのウッドカバーやブッシュにはめっぽう強い釣りです。
是非この記事を参考にして、スナッグレスネコで釣果UPを!
この記事で紹介したアイテムまとめ(Amazonリンクに飛びます)
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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