ダイワのフラッグシップであるスティーズのスカイレイ(skyray)。
超絶感度のベイトフィネスロッドとして鮮烈なデビューを果たしました。
WBSプロの赤羽修弥さんがバサーオールスタークラシックを3連覇した時にメインで使っていたのがこのロッド。
オールスタークラシック3連覇って、どんだけ強いの?って感じですよね。まさにレジェンドです。
霞水系を主戦場としている方なら、赤羽さんの影響でかなり欲しくなった方も多いんじゃないでしょうか?
トシロー
バサーオールスタークラッシック3連覇って‥そりゃこのロッド気になるわな。
一時期の赤羽さんの強さは異常だったからね。
「霞の鬼」が作ったネコリグロッドは確かに気になるね!
タオル
今回はそんなスティーズのスカイレイについて、7年間使い込んできた使用感とどんな使い方にマッチするのかなどの個人的なインプレッションを紹介していこうと思います。
この記事を読めば、スカイレイが自分に必要なロッドなのかの参考になると思います!
スカイレイのスペックと特徴
631MLFB-SV 【SKYRAY(スカイレイ)】
軽量リグの水中での操作性を究極まで突き詰め、水中のストラクチャーのピンスポットからライトラインでバスを引き出せるベイトフィネスロッド。リグをイメージ通りにコントロールしながらも、水中のストラクチャーへのコンタクトを鋭敏に伝達、さらにフォーリングのバイトを手元に伝え、バスのバイトを聞いた時には絶妙に入る繊細なティップと、スイープフッキングでしっかりと上顎を貫く掛け感を出す為、ベリーからバットまでをスムーズに繋げるテーパーデザインを採用。掛けてからはベリーからバットへのスムーズなベンドが魚の動きに追従、無駄に暴れさせる事なくキッカーフィッシュを確実にキャッチでき、バサーオールスタークラシック前人未到の3連覇の原動力となったロッド。スピニングのライトラインではブレイクしてしまいそうなベジテーションに、スピニングでは扱いづらい8lb.フロロで、1/32oz.~1/16oz.ネコリグを打ち込み繊細なアクションを与えながら、ストラクチャーやボトム変化等の水中のピンスポットからバスを引き出すポテンシャルがこのロッドの真骨頂。ガイドはノーシンカーのフリーフォールや軽量リグの操作性向上を狙った小口径ガイドシステムのライン放出抵抗を軽減させたDAIWA独自のガイドセッティング『RR-spec(Reduced Resistance)ガイドシステム』を搭載。ベイトフィネスの威力を十二分に堪能できる入魂の一本。
アイテム
コードネーム全長
(m)継数
(本)仕舞
(cm)自重
(g)ルアー重量 ライン メーカー希望
本体価格
(円)(g) (oz) ナイロン
(lb)フロロ
(lb)631MLFB-SV
スカイレイ1.91 1 191 84 1.8-11 1/16-
3/86-16 5-12 59,500 【SVF COMPILE-X/X45/オールチタンフレームSiCガイド】
【適合ルアー:ワッキーリグ/ノーシンカーリグ/ダウンショットリグ/ジグヘッドリグ/スモールラバージグ】
(出典:ダイワ)
メーカー発表のスペック、売り文句はこんな感じです。
ベイトフィネスロッドの中でもかなりスピニングの領域に踏み込んだロッドと言えるかもしれません。
正直言って、個人的にはベイトフィネスロッドとしては柔らかすぎる感があります。
かなり使用用途が限定される感じです。
MLアクションとなっていますがベイトロッドとしては「MLとLの中間よりもややMLより」といった印象です。
ティップはかなり繊細な部類で、感度はかなりいいです。
正直このロッドを使ってから、他のベイトフィネスロッドを使ってボトムをタッチすると、なんか「ぼやけてる?」って感じる程、このロッドは感度という点では抜きん出ています。
今ままでに使ったベイトロッドの中では一番感度に優れていると感じます。
自重が84gとスピニングロッド並に軽量で、かつ6.3ftという短いレングスも間違いなく影響していますが、何度も言いますが感度は抜群です。
ロッドを持った時の感じは超絶軽く感じます。
僕の場合、アルファスエアと組み合わせて使っていますが、83g+165g=248gと250gを切る重量ってなかなかないです。
短いレングスと相まって、先重り等は全く無く、ロッドを立てて一日中操作しても疲れ知らずと言った印象です。
トシロー
83gってスピニングロッドでも軽い部類に入るな‥
ロッドだけ持つとなにこれ?ってレベルの軽さだよ。
感度も超絶いいから、ボトム感知能力は絶品級!
タオル
スカイレイで使うリグ
ヘビダン?微妙なウェイトを‥
ヘビダンと言っていいウェイトなのかわかりませんが、2.7g~3.5gのダウンショットの使用はかなり快適です。
ラインは7lb~8lbでボトムの感知能力も全く問題ありません。
ロックエリアはもちろん、ボトムのオダや石ころでも手に取るようにわかります。
ティップがソフトなのでアクションもつけやすく、まさにダウンショットを太めの糸でやるには理想的なバランス。
岩やオダ、杭などのカバー絡みでスピニングではラインブレイクの不安がつきまとう所に、ライトリグを入れたいと言う時に正に最適ロッドです。
個人的にはこの3.5gダウンショットが一番使用頻度が高いです。
11月下旬~12月初旬の時期にはリアクションダウンショットで一番このロッドが活躍します。
トシロー
スピニングの領域をこなせるベイトフィネスか‥ほしいな。
もっとライトなベイトフィネスロッドもあるけど、正直バランス悪いロッドが多いんだよね‥
その点スカイレイはちょうどよいバランスで、操作性抜群!
タオル
スモラバでボトムを探る
2.7g~3.5gのスモラバでボトムを丁寧に探る場合にも重宝します。
具体的には、河川のハードボトムをスモラバを転がすようにドリフトさせる釣りにはこのロッドなしにはできないと言うぐらいベストです。
スモラバ自体が3.5gあってもラバーのフワッとした感じによってボトム感知しづらいですが、このロッドなら全く問題ありません。
軽いスタック感を感じやすいので、根掛かる前にロッドを立ててかわしたりといった操作がスムーズに行えます。
正直短いロッドなので、飛距離はあまり出ませんが、抜群の操作感にはそのデメリットを上回るメリットを感じます。
トシロー
スモラバでボトムねぇ‥ベイトでは難しそうだな‥
このロッドなら手に取るようにボトムの感じがわかるよ!
タオル
ネコリグはカバー以外?
スモラバ、ダウンショットと同様に、複雑なボトム形状、まばらなウィード、枯れ枝等の沈みモノがありスピニングでは不安な場合にこのロッドが活躍します。
ネコリグのメリットであるスナッグレス性能にプラスして、バスを掛けてからのラインブレイクを防ぐ用途でネコリグを扱うのには申し分ないアクションです。
スワンプジュニア、ネコストレートなどの若干軽量なネコリグを杭などの縦ストに絡めたり、起伏の激しいボトムやオダなどを根掛かりを避けつつ、繊細なシェイクで喰わせる釣りはこのロッドの得意分野です。
トシロー
カバーネコはだめなのか?
カバーネコやるにはパワーが2段階ぐらい不足してる気がするね。。。
あくまで水中のライトカバー限定って感じかな。
タオル
スカイレイを買うべき人、買うべきじゃない人
このロッドはダウンショットやネコリグなどを水中のライトカバーに絡める釣りをする人におすすめできるロッドです。
リップラップやオダなどを攻める機会が多く、スピニングで何度もラインブレイクして、悔しい思いをしているなんて人はこのロッドを買うべきです。
スピンニング&ライトラインの感度をできる限り損なわずに、8lbクラスのラインを使いたいという方には、本当におすすめできます。
しかし、やや複雑なカバーから魚を出したいなどの用途には不向きです。
逆に、パワーが必要とされるスタイルには正直向いていません。
メーカーの紹介文にもある通り、魚が暴れないというのはソフトなロッドで追従性が高いということを意味しています。
まさしくその通りで、リグの操作性などは優れていますが、パワーを感じられるロッドではありません。
操作性が高く、感度の良いベイトフィネスロッドが欲しい人には満足できるロッドだと思います。
トシロー
霞水系の護岸系とかに向いてそうだな。
そうだね。水中の変化を丁寧に探っていく釣りにはかなり向いてるね!
タオル
まとめ
今回はスティーズ スカイレイについて紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
スカイレイは用途こそ限定的ですが、感度抜群で、操作性の非常に高いロッドです。
他のベイトフィネスロッドよりも、この点では間違いなくアドバンテージがあると思います。
反面、パワー的には不安な面も多くあり、パワーと操作性を兼ねそねえたロッドではありません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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