シマノから2016年に発売されたストラディックci4+。
僕は2016年の7月に試しに1台購入し、その2カ月後に2台追加して合計3台所有しています。
ローターとボディーに軽量なカーボン素材であるci4+を使っていて、かなり軽量なリールです。
軽量化で犠牲になるのは「剛性」です。すぐ壊れるんじゃ?巻きごちがすぐに悪くなりそう…軽いリールはそんな不安があると思います。
トシロー
軽いリールってなんか不安だよな…そもそも185gってそんなに軽く感じるのか?
素材がスカスカなんじゃないかとか不安だよね。スピニングリールの重量は20g違ったから結構違いを感じると思うよ。
タオル
今回は、ストラディックci4+ってぶっちゃけどうなの?というあなたに向けて、ストラディックci4+ 2500HGSを2年間使用してきたインプレッションを紹介していきます。
この記事を読めば、ストラディックci4+が買いのリールなのかを見極める参考になると思います!
目次
ストラディックCi4+のスペック
(出典:SHIMANO)
2500HGSを例にします。
- 自重 185g
- 巻取り長さ 88cm
- ベアリング数 6
- 本体価格31,000円
まず一番気になる自重ですが、185gとかなり軽量です。淡水系のフラッグシップであるヴァンキッシュが180gなのでわずか5gしか変わりません。
巻取りはハイギアバージョンのHGSで88cmと普通のハイギアです。
注意すべきなのは「C」がつく品番のものです。
「C2500HGS」というモデルがありますが、こちらはコンパクトボディーバージョンで、180gとさらに軽量ですが、スプールの径が小さく巻取り長も81cmと短くなっています。
ストラディックCi4+に取り入れられている特徴的な技術は5個あります。
- マグナムライトローター搭載
- G-FREE BODY
- HAGANEギア
- X-SHIP
- CORE PROTECT
5個の機能の概要を説明しておきます。
マグナムライトローラーというヴァンキッシュにも採用されている強く軽量なローターが採用されています。
ローターとはこの部分です。
(出典:SHIMANO)
回す部分が軽量になることで、巻き出しが軽くなるのがメリットです。
G-FREE BODYは重心を手元に寄せて設計することで、自重の重さ以上に軽量に感じる技術。
HANAGEギアとXSHIPはリール内の歯車の話で、要するに軽く頑丈になって、噛み合わせもよくてゴリ感とか生まれにくいですということです。
CORE PROTECTはボディー内部に水が侵入するのを防ぐ技術で、シャットアウト性能が高まりました。
トシロー
正直、技術的な話はよくわんねぇな。重要なのはとにかく自重軽くて、巻き出しも軽いってことだろ?
その通りです‥
タオル
ストラディックci4+のメリット
とにかく軽い
ci4+素材のおかげで185gの自重はかなり体感的に軽く感じます。
全く同じ自重のダイワ タトゥーラと比べると若干軽く感じるので、G-FREEBODYという重心を手元に持ってくる技術の恩恵は多少あるようです。
10年前だったらイグジストやステラ級の高級リールじゃないとこんな軽いリールはなかった思います。
ライトリグをメインでやる方は、縦さばきでシェイクする時に、軽量化の恩恵をもろに感じるはずです。
(ロッドが先重りしないほうが重要であるのは間違いありませんが。)
あとは、バックハンドで投げるときにもリールが軽いと投げやすいです。
キャストの仕方にもよりますが、バックハンドってリールが横向きになります。その際にリールが軽いと手首への負担が少ないです。
ハイギアなのに巻き出しは相当軽い
ハイギアリールって巻き出しが重いものもありますが、ストラディックci4+の場合にはかなり巻き出しは軽いです。
シャッドやミノーのストップ&ゴーや、早巻き、ミドストなんかをやるときにもこの巻き出しの軽さは快適です。
ミドストで小刻みに動かす時に、巻きが重いとやりづらいですよね。
バス釣りレベルだと剛性は問題なし
3台所有しているうちの1台はパワーフィネスで使用しています。
PE2号を使って超ヘビーカバーを攻めて、2kgの魚を枝越しに吊るしたり、根掛かりを思いっきり引っ張ったりと結構ラフに使用していましたが、ローターが曲がったり、巻き心地がおかしくなるなどのトラブルは今の所ありません。
軽量化で剛性が心配されていますが、そもそもバス釣りレベルだと剛性ってスピニングリールではあまり問題にはならない気がします。
なぜなら、使うラインの強度がパワーフィネス以外では6lbが上限ぐらいですよね?
この強度で切れるラインを使っているなら、リールにガタが来る前にラインが切れるので問題ありません。
関連記事:パワーフィネスでカバーを攻める!カバー攻略最終奥義!?(ヘビーカバー編)
耐久性は未知
2年間使用してきましたが、今の所何もトラブルがありません。
しかし、2年ぐらいはだいたいどんなリールでも持ちます。問題は4年ぐらい経過した時です。
色んなところにガタがくるのは経験上では4年を過ぎたあたりです。この辺は2年後にまた紹介できればと思います。
ライントラブルが少ない
ラインローラーの性能がよくラインがよれづらいです。
正直言って、かなりわずかな差ですが、ライントラブルは少なくなった気がします。
以前使用していたのは、ダイワの07ルビアスです。
古すぎてあまり比較になっていないかもしれませんが、若干ライントラブルが減った印象です。
ストラディックCi4+のデメリット
今の所、何も不満な点が出てこないので明確なデメリットがないのですが‥強いてあげれば‥
巻き感は普通
巻き心地は全く悪くないのですが、巻き感度は至って普通です。
シャッドを使っていて、フット軽くなるバイトが取りやすいとか、そういう特性はありません。
巻物を中心に使おうと思っている方は、そのあたりは期待しないほうがいいと思います。
スプール交換が大変
これも頻度としては高くないので、リール選びの優先事項には入らない問題だと思います。
スプール交換の際に、ドラグ緩めて外しますが、やたらと回さないとスプールが取れません。
明らかに他のリールより回す回数が多くないと外れない印象です。
ストラディックCi4+を買うべきなのはどんな人?
ストラディックci4+を買うべきなのは、こんな方です。
- スピニングはライトリグ中心
- 今は自重200gオーバーのスピニングを使っている
- シマノ派
剛性が問題ない以上、リールは軽いに越したことはありません。
ストラディックci4+より下のクラスになると2500番クラスでは一気に自重が240gぐらいに跳ね上がります。
コストパフォーマンスを考えると、ナスキーより1万円ほど高いですが、こちらのほうがコストパフォーマンスはいいと思います。
ドラグのクリック音はこの動画で確認できます。結構気にする人多いですよね。
まとめ
今回はストラディックci4+について、紹介してみましたがいかがだったでしょうか?
総合的に見て2万円ちょっとでこの性能が手に入るなら買いだと思います。コストパフォーマンスは優秀です。
もし今使っているリールが重いと感じるのであれば、ぜひストラディックci4+を使ってみてください。
全然使用感が違うと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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