テキサスリグの基礎!作り方からバイトを得る2つの手法までを解説!

テキサスリグにはバスフィッシングの基本が詰まっています。

バスフィッシングの基本はカバーを撃つことです。

ブラックバスは障害物や水中に沈んだ木や枝に身を隠す習性があり、これを攻略するのにテキサスリグは必須のリグです。

今では、ネコリグやスモラバなどの登場により、出番が少なくなった方も多いのではないでしょうか?

しかし、テキサスリグの有効性はまだ失われていません。しっかり使い所を意識して使えば、こんなに便利なリグはないとすら思います。

フィネスの申し子「青木大介」もカバーはテキサスでよく撃ってるよ!

タオル

今回はテキサスリグについて、作り方がわからない」「使ってるけど全然釣れない‥」「自分の作り方って間違ってるかも?」と悩んでいる方に向けて、テキサスリグの作り方から基本的な使い方、使い所、おすすめワームについて紹介していきます。

この記事を読めば、テキサスリグの基本を理解してさらなる一匹を釣れるようになります!

テキサスリグの作り方

基本的なテキサスリグの作り方

早速、テキサスリグの作り方から説明します。

  • STEP.1
    シンカーストッパーの輪っかにラインに通す
     

    シンカーストッパーを通す

  • STEP.2
    シンカーストッパーをラインに通す
     

    シンカーストッパーがラインに通った状態

  • STEP.3
    シンカーストッパーを通す時に折れ曲がった部分をカット

    ハサミでラインのあまりを切る

    ※シンカーストッパーを通す際にラインにダメージが入るため折れ曲がったラインを必ずカットして下さい。

  • STEP.4
    バレットシンカーをラインに通す

    バレットシンカーをラインに通す

  • STEP.5
    フックにラインを結んで完成
     

    テキサスリグの完成図

MEMO

シンカーとフックの間にビーズを入れる場合もありますが、ビーズは極端に濁っている等でアピール力を上げたい時に使用します

基本的には必要ありません。

関連記事バス釣りのラインの結び方4選!自分にあった1つを覚えれば【OK】♪

シンカーストッパーのサイズ選択

シンカーストッパーのサイズは使用するラインによってサイズが異なりまが、テキサスリグで使用するラインは12lb以上がほとんどだと思うので、シンカーストッパーのサイズはほとんどの場合Mサイズ以上です。

このサイズに関しては手持ちのシンカーストッパーの説明欄にサイズ別で推奨ラインの太さが記載されていると思うので、そちらを確認して下さい。

僕はDAIWAの物を使っているので、14lb~16lbで使用するならMサイズです。

若干きつめのセッティングにしておかないとズレてしまい、その度に直すことで釣りのテンポが落ちてしまうので注意が必要です。

テキサスリグのシンカー

シンカーの重さ

テキサスリグで使用する基本的なウェイトは7g(1/4oz)を基準に考えて下さい。

シンカーウェイトを重くすればするほどフォールスピードは速くなります。浮きゴミなどのカバーを貫通できない時にはより重くします。

軽すぎても重すぎてもキャストがしづらいので、使い始めは5g(3/16oz)~10g(3/8oz)までが使いやすいです。

シンカーの素材

シンカーの素材には鉛とタングステンという素材があります。

タングステン素材は比重が高いため、鉛のシンカーと比べて、同じウェイトでもシンカーの大きさが小さくなるので、よりすり抜けが良く、感度が良い為ボトムの底質を感じやすくなります。

タングステンは鉛に比べるとかなり高価ですが、根掛かりの確率等を考慮すると結果的には同じぐらいのコストパフォーマンスになるかも知れません。

シンカーを小さくすると、根掛かりを回避できる確率は高くなります

シンカーの形状

一般的にはバレットシンカーと呼ばれる弾丸形状のシンカーを使用します。

ダイワから発売されている「バサーズワームシンカーTG」がおすすめです。

ライン保護のためのチューブが入っていて、マッド塗装でつや消しのタングステンシンカー。シンカーのテカテカした質感がないのがいい感じ。

シンカーはメーカーによって若干形状が異なります。

現在はRYUGIから「ビフテキシンカー」という新たなジャンルのシンカーが発売されていて、シンカーの種類はより多種多様になってきています。

ビフテキシンカーの特徴はバレットシンカーよりも真っ直ぐに、速くフォールさせることができ、ワームがズレにくいことです。

テキサスリグのフック

テキサスリグに使われるフックにはオフセットフックとストレートフックがあります。

テキサスリグを始めたばかりであれば、オフセットフックを使用したほうがいいと思います。

理由はオフセットフックのほうが刺さりがいいからです。

オフセットフックとストレートフックの違いはバスの口の中にかかる深さです。

オフセットフックとストレートフックの掛かり方の違い

  • ストレートフック‥かかりは深め、フッキングパワーが必要。バラシが少ない。→近距離用
  • オフセットフック‥かかりは浅い、小さな力でフッキングできる。バラシが多くなる。→遠距離用

ストレートフックはフッキングパワーが必要ですが、一度かかってしまえば深く刺さるためバラシの確率は低くなります。近距離では力が伝わりやすいので有効です。

一方、オフセットフックは小さな力でフックが刺さるため、遠距離で使用するのに向いています。

テキサスリグのメリット、デメリット

テキサスリグのメリット

テキサスリグの一番のメリットは根掛かりが非常に少ないところです。

根掛かりが少ないのでごちゃごちゃしたカバーを果敢に攻めることができます

カバーをタイトに攻めることで、カバーの奥に潜むバスにルアーをアピールすることが可能です。

また、カバーに入れた後の回収時にもスルスルとカバーを抜けて来るので、ストレスなく次のキャストに移ることができます。

手返しがよくなることでキャスト数が増えて、バスとの遭遇率が高まります。結果、釣果がアップします!

ここは根掛かりしそうだな‥と思ったらテキサスリグの出番です。

テキサスリグのデメリット

テキサスリグはワームの中に針先が埋まった状態で使用します。

バスの口の中に入った状態ではまだ針先は出ていません。

しっかりとバスが口を閉じた状態でフッキングできないと、フッキングが成功しません。

テキサスリグの最大のデメリットはフッキングが難しい所にあります。

根掛かりが少ない=バスの口の中でも引っかかりにくいのです。

バスの活性が低く、バイトしてもすぐに吐き出してしまうことが起きるとテキサスリグではフッキングすることが難しくなります。

テキサスリグの使い所

根掛かりしづらいメリットを活かして、カバーを積極的に攻めましょう

逆に、根掛かりのリスクが少ない場所では出番はあまりありません。

水面上を覆うカバー、水中のボトムにあるオダなどの障害物を攻める時に一番活躍します。

伊藤巧さんが利根川をテキサスリグで攻略している動画を見れば、どんなカバーを攻めるかがわかります。

テキサスリグでややっこしいカバーをするりとかわしています。

動画は1:38~カバーの撃ち方の説明から始まります。

この動画にあるような枝系のカバーは得意中の得意です。

複雑なカバーの中ではアピール力がないとバスにルアーの存在を気づいてもらえないこともあります。

ネコリグやスモラバよりもアピール力はテキサスリグのほうが上です

活性の高いバスを拾っていく釣りには、テンポよくカバーを撃てるテキサスリグを使ってみて下さい。

きっと釣果が伸びると思います。

テキサスリグのアクションと使い方

テキサスリグの基本はカバー撃ちですが、カバー撃ちでも使い方は2通りに別れます。

浅いシャローのアシ際

霞ヶ浦などのマッディーシャローではアシ際でのテキサスリグはリアクション狙いです。

ストンと落として、2回~3回チョンチョンと誘ってバイトがなければ回収します。

ポイントは2つです。

  1. とにかく奥、きわどい所に入れる
  2. 着水音は静かに(無音がベスト)

テキサスリグはある程度重さがあるので、キャストはしやすいのでこのメリットと重さを活かしてカバーの奥、または岸ギリギリに落とします。

撃つのが面倒くさいなと思うようなカバーがあったら、チャンスです。そこを撃ちます。

人が撃っていないようなカバーこそ狙うべきスポットです。

また、着水音は浅いフィールドではかなり重要です。着水音が全くしない無音での着水がベストになります。

テキサスリグを使う上で着水音を意識するとかなり釣果は上がると思います

ポイントはピッチングで着水時にロッドを立てること。

青木大介さんの動画を見てもらえば、必ず着水時にティップがかなり上まで上がっているのがわかると思います。

この動作は着水音を抑えるためです。

リザーバーなどの岸際が深いレイダウン

浅いフィールドがホームグラウンドの方の場合、リザーバーなどの深いフィールドでテキサスリグってどこまで落とすの?と疑問ですよね。

僕もまさにその一人で、霞ヶ浦育ちの為リザーバーでテキサスリグをどこまで落とせばいいのか全くわかりませんでした。

霞ヶ浦ならアシ際は1m程しかないので、すぐに着底するんですが、リザーバーだと岸際から水深が3mなんて事もあります。

そんな時にはテキサスリグを吊るして使います。

テキサスは着底させなくても使えるんです。

当たり前だろ!と思う方もいると思いますが、昔の僕にはこの考え方はありませんでした。

なぜかテキサスは底まで落として使うものという先入観があったのです。

吊るしてテキサスを使うようになってからは、それまで全くリザーバーで釣れなかったテキサスリグで、コンスタントに釣れるようになりました。

テキサスリグを吊るす図

この画像のように、木の枝などにラインを持たせてシェイクして誘いましょう。

この時のポイントは2点です。

  1. なるべく太い枝に掛ける(水中で揺れない枝)
  2. 水面直下から徐々に落とす

細い枝に掛けてシェイクすると、枝がわさわさと揺れてバスにプレッシャーを掛けてしまうので、揺れない枝の方が吊るすには適しています。

また、水面直下にバスが居ることが多いので、まずは水面直下で誘って、バイトがなければ徐々に下げていき深くても2mぐらいまででやめます。

あまり手返しの面では良くないですが、リザーバーならこの方法がおすすめです。

テキサスリグのロッド

7g以上のテキサスリグ

カバーを攻めるので、ラインが枝にもたれていることがあったり、フッキングにパワーが必要な場面が多いです。

7g以上ならファストテーパーのヘビーアクション(H)をおすすめします。

ヘビーアクションといってもティップまでガチガチのロッドではなく、ティップはある程度曲がり、バットは棒のように硬いロッドがおすすめです。

ティップまでガチガチに硬いロッドはアクションがつけづらいので、カバーに引っ掛けてシェイクする等のアクションが不自然になりがちです。

5g以下のテキサスリグ

5g以下のライトテキサスにはファストテーパーのミディアムヘビーアクション(MH)が理想的です。

5g以下になるとヘビーアクションのロッドでは硬すぎます。シェイクなどのアクション時にティップが微妙に曲がるぐらいが理想的な硬さです。

テキサスリグのおすすめワーム

エスケープツイン(NORIES)

テキサスならこれ!というぐらい信頼の超ロングセラーワームです。

自重11gとかなりの重さで、ボリュームのあるパドル形状の爪が2つついており、着底時の倒れ込みで強く水を押します。

控えめなフォール時のアクションから着底で強く水を押す緩急アクションが釣れる要因と感じています。

流通量が少なく、あまり販売されていないのが難点。

ドライブビーバー(OSP)

2017年発売ですが、あっという間に大人気のワームになりました。

フォール時のバサロアクションから、ボトムをズル引いても釣れる万能ワーム。

JB TOP50でも他メーカーのプロスタッフがかなりの頻度で使用しているのが、相当いい製品である証明です。

関連記事ドライブビーバーのインプレ&使い方!ギュンギュンバサロがいい感じ♪

ドライブシャッド

ドライブシャッド3.5に3.5gのライトテキサスはカスミ水系では鉄板です。

落として良し。カーブフォールでスイミングも良しと万能すぎる組み合わせです。

超ハイテンポでアシ際を撃っていけます。

関連記事ドライブシャッドのインプレ&使い方!巻いて良し、落として良し!

ウルトラバイブスピードクロー(ZBC)

不朽の名作といってもいいと思います。

青木大介プロがBasserオールスタークラッシクで利根川モンスターを仕留めたワームとして再び人気に火がついた印象です。

使用上の注意点は7g以上のシンカーを使用すること。シンカーウェイトが軽いと爪のバイブレーションがかなり弱くなってしまい釣れません。

クレイジーフラッパー(KEITECH)

フォール時の水噛みは最強レベル。1/8ozと軽いシンカーでもしっかりとアームが動きます。

着底時の姿勢もよく、シェイクしてもパーツがよく動きます。隠れた名作です。

モコリークロー(ゲーリーヤマモト)

フォール時はパタパタ系のアクション。

着底後はハサミの開閉でふわふわとアクションします。

ライトテキサスのスイミングもよく釣れます。どちらかというとアピールは控えめな部類です。

ベビーブラッシュホッグ

肉厚の爪とカーリーテールでアピール力抜群です。旧パッケージが釣れると評判ですが、入手困難なのが問題。

関連記事ベビーブラッシュホッグのインプレ!ZBCの神ワームは旧パケがおすすめ!

最後に

テキサスリグはカバーで使ってこそ生きるリグです。

カバーをテンポよく攻めることで、釣りの効率を最大限にあげることができます。

ハイプレッシャーなフィールドでは、特にカバーの奥を攻める必要があるので、テキサスリグを使用してできる限りカバーの奥を攻略して下さい。

ネコリグやスモラバではキャストするか迷ってしまうような場所でこそ、テキサスリグの出番です。

ぜひ、カバー撃ちにテキサスリグを使ってください!きっと釣れる魚が増えると思います!

この記事で紹介したアイテムまとめ(Amazonリンクに飛びます)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

関連記事ネコリグのアクションと使い所!意外と知らない基本を解説!

関連記事チェリーリグは根掛かり回避最強リグ!作り方&使い方を徹底解説!

関連記事スナッグレスネコリグ(カバーネコ)の全て!バイト多すぎてビビりますって‥

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。