津久井湖といえば、古くからバス釣りをやっている方にとっては敬遠したくなる程「釣れない」イメージがあると思います。
10年前までは、そんなイメージどおり難攻不落で、一体バスは何匹いるの?って感じがありました。
しかし、ここ5年ほどで津久井湖のバスの数は確実に増えています。
ボート屋さんが人工のネストを作ったり、ライブウェル禁止期間を設けたりと、いろんな方の努力があり津久井湖のバス釣りは「復活」しつつあると思います。
今回はそんな津久井湖でのバス釣りについて、津久井湖へ行ったことがない方や、津久井湖に初めて行こうと思っている方に向けて、フィールドの特徴やボート屋さんの利用方法、陸っぱりポイントなどを紹介していきます。
この記事を読めば、津久井湖へ行く予習はバッチリです!
目次
津久井湖ってどんなフィールド?
津久井湖の特徴
津久井湖は中規模なリザーバーです。
レンタルボートで釣りをするとなると、かなりハイペースで回っていけば1日で1周することも可能です。
切り立ったリザーバーですが、おかっぱりができるポイントも数箇所あり、レンタルボート、陸っぱりの両方を楽しむことができます。
水質は緑がかったクリアで、夏~秋には赤潮などの発生でステイン気味になることが多いですが、基本的にクリア気味な水質です。
水深は上流部で平均4m~5m程、中流~下流部では15m~30mと水深はやや深いイメージです。
津久井湖の特徴として、夏季は水位が下がり、冬季は水位が上がります。大体5m~6m程夏と冬では水位差がある印象です。
バス釣り以外にもワカサギの生息地として有名で、冬季にはワカサギ釣りのアングラーも訪れます。
トシロー
水深が深いリザーバーってどこやっていいかわかんねーんだよな‥
ハイシーズンならシャローに沢山バスはいるけど、秋以降は魚が落ちる傾向にあるね。
シャローだけだと厳しいから、ダウンショット、ネコリグは必須かも。
タオル
津久井湖のバスについて
津久井湖のバスのアベレージサイズは30cm前後です。
かつてはこのサイズすら釣るのが難しく、1日で1匹釣れればいい方でしたが、今ではハイシーズンには2桁釣果も十分ありえるほどバスの魚影は濃くなってきています。
現在では、かつての難攻不落といったイメージはほぼなく、バスフィッシングを普通に楽しめるフィールドです。
初心者の方でも、普通に釣ることができるフィールドだと思います。
また、グッドサイズのバスも多く生息しており、50cmオーバーの釣果も結構な頻度で聞かれます。
(出典:T-NAMIKI.net)
津久井湖へのアクセス
津久井湖へのアクセスは圏央道の開通によって大幅に良くなりました。
最寄りのインターチェンジは圏央道の相模原インターです。
相模原インターからは15分程で津久井湖へ到着できます。
津久井湖名物の矢口釣具店
(出典:矢口釣具店)
全国的にも「アライブシャッド」で有名な「矢口釣具店」が津久井湖の近くにあります。
アライブシャッドは矢口釣具が発売しているワームです。
90年代には河口湖などのトーナメントレイクで一世を風靡したワームで、今でもダウンショットやミドストなどで使えばかなり釣れるワームです。
矢口釣具店は朝6:00から開店しているので、万が一買い忘れた物があっても、ここで買えるのは便利です。
トシロー
もはやバス釣りの博物館みたいなレジェンド級の店だな。
老舗中の老舗だね。名物のおじさんが懐かしいな。
タオル
レンタルボート店の紹介
津久井湖のレンタルボート店は営業時間はボート店毎に異なりますが、料金は同一です。
一人乗り 3,000円
二人乗り 4,000円
津久井観光
津久井湖の中流域に位置し、一番メジャーなボート店になります。
OSPプロスタッフの金井俊介さんがボート店の従業員として働いており、いろんな情報を教えてくれるのでおすすめです。
また、金井さんはガイド業もやっているので、確実にバスを釣りたいという方はガイドサービスを利用するのもおすすめです。
NBCやショップトーナメントでよく利用されており、貸し切りの日があるので事前にチェックして行った方がいいです。
津久井観光は津久井湖で唯一、免許不要艇があるので、船舶免許を持っていない方でもエレキを使用することができます。
二人乗りをする場合には14ftの船がないので、Vハルのアルミボートを利用するのがいいと思います。
こちらは始めからマウントが付いているので、持ち込みのエレキも使用可能です。
モーターガイド、ミンコタどちらも利用できます。
アルミボートは全部で4艇しかないので、利用する場合には、必ず予約をしたほうがいいです。
準備
亀山湖のような電動カートなどはなく、荷物は手運びになります。
桟橋の近くに車を止められるかどうかが準備の楽さを左右します。
開店時間に合わせて行けば、ほぼ桟橋付近に駐車できると思うので、だいぶ準備は楽になります。
車の止める位置などのルールがあるので、事前に確認して下さい。
トシロー
金井さんに聞けば、いろんな情報教えてくれるよな。
OSPワームの使い方なんかも教えてくれるから、ぜひ聞いてみるといいよ!
タオル
沼本ボート
(出典:沼本ボート)
津久井湖の最上流部の道志川に位置するボート店です。
上流中心に攻めたい場合には、このボート店がいいと思います。
夏の減水時には営業していないこともあるので、必ず営業しているかをチェックしてから行くことをおすすめします。
結構コアなアングラーが多く、ビッグフィッシュ狙いのロコアングラーが多い印象です。
所在地:神奈川県相模原市緑区寸沢嵐390
TEL:042-685-0347
公式サイト:http://numamotoboat.main.jp/index.html
営業時間:6:00~17:00(日の出~日の入りで別途相談可能)
中村ボート、矢口釣具店
どちらも利用したことがなく、レンタル方法もわかりません。
矢口釣具店に関しては、矢口釣具に電話で確認すればレンタル可能だと思われます。
矢口釣具店 TEL:042-784-0251
おすすめポイント オカッパリ編
沼本ボート周辺
夏季は水位がかなり減るので、水辺まで結構遠いので歩くのが大変です。
道志川の最下流付近で水深は夏季だと~2mまでとかなり浅めです。
津久井湖で唯一、葦原のよなベジテーションが広がったワンド状のエリアでマッディーシャローウォーターのような雰囲気があります。
マヅメ時にはトップウォーターがオススメ。スピナーベイトやクランクベイトなども濁れば鉄板で、強めの釣りがオススメです。
道志川にはかなりビッグバスが多いので、50cmオーバーの釣果が多数上がっています。
ワームでフィネスな釣りをするよりも、ビッグベイトやトップウォーターなどの釣りの方がハマる所です。
トシロー
道志川のビッグバスがフィーディングに入ってくるところだよな!
でかいの釣りたいならここはオススメだね!
タオル
関連記事:スピナーベイトの使い方!4つの肝をおさえれば釣れる!
名手橋周辺
名手橋下流の岬先端もオカッパリできるポイントです。
岬右側はシャローフラット、左側は岸際から4m-7m程水深があります。
岬付近のブレイクをヘビキャロで狙うか、左手の岩盤岸際をダウンショットやネコリグで狙うのがオススメです。
串川放水路
津久井湖のオカッパリではかなり人気のポイントです。
放水量が多く、水の動きがあるので夏季にはベイトフィッシュが多く入ります。
左手側にはブッシュがあり、カバー狙いもおすすめです。
オススメルアーはシャッド、スピナーベイト。放水している水の際を高速巻きで狙うのがオススメです。
トシロー
ここは津久井湖では鉄板スポットだな。
年中おかっぱりアングラーがいるし、実績も高いからね~
タオル
水中島周辺
岬先端に水中島が沈んでいるポイント。
夏季には露出しており、島の形が見えます。
大きな地形変化が絡むポイントなので、バスの回遊ルートになっています。
当たり外れが大きいですが、バスが回ってきている時には連チャンで釣れる爆発力を秘めています。
島周辺のボトムをネコリグやダウンショットなどで丁寧に探るのが釣果につながると思います。
ダムサイト付近
ダムサイト付近の桟橋近辺も好ポイントです。
夏には桟橋にバスが着き、岸辺付近には大きな立木など障害物が多く沈んでおり、通年バスをストックしています。
桟橋はノーシンカー、岸付近は根掛かりが多発するのでネコリグがオススメです。
おすすめポイント ボート編
道志川
水もクリアで水温は低めです。夏季にはほぼ水がなくなることもありますが、かなりのサイズが見えるポイントです。
かなり手強いですが、サイトフィッシングが得意という方はチャンレンジしてみる価値はあります。
チャンスは大雨の後などで濁った時です。
カバーなどに身を寄せているので、テキサスリグなどで丁寧にヘビーカバーを攻めるとかなりいいサイズが釣れます。
関連記事:サイトフィッシングの極意!気をつけたい3つのポイント!
名手ワンド
リザーバーの深い所は苦手という方には、名手ワンドがおすすめです。
カバーだらけで崩落などもあるので、テキサスリグ、ネコリグなどでカバーを撃つのが好きな方は名手ワンドに行きましょう。
比較的バスの魚影も濃く、濁ったらチャンス大です。
名出下流の岩盤
この付近は岩盤が永遠と続きます。
6月以降は岩盤に浮いた魚をノーシンカーのフォールなどで攻めると高釣果が見込めます。
岩盤には水面下に突き出した所が点在しているので、平行にスピナーベイトやシャッドなどを巻くのもおすすめです。
比較的この岩盤地帯は魚影が濃いと思います。
大沢ワンド
大沢ワンドの入り口両サイドの岩盤は大きな地形変化でバスのストック量も多いです。
まずは両サイドの岩盤と岬を距離をとって狙いましょう。
ルアーはネコリグ、ダウンショットからライトキャロなど、なんでも問題ありません。
根掛かりが激しいので、ネコリグが特にオススメです。
最奥の流れ込み付近もバスの魚影は濃いです。ゴミ溜まりができている時にはゴミ下を狙いましょう。
テキサスやネコリグなどでゴミの直下を狙うと、思わぬ大型が釣れることがあります。
トシロー
大場所だけど、釣果にむらがあるよな‥
急に減水すると極端に魚が抜けるイメージがあるね。
逆に増水時は魚が入ってくるからチャンスだよ!春のプリスポーン期もおすすめ!
タオル
関連記事:スナッグレスネコリグ(カバーネコ)の全て!バイト多すぎてビビりますって‥
観光前
津久井湖では数少ないフラットな地形のエリアです。
観光桟橋の下は鉄板ですが、フラットな地形をディープクランクなどで広く探るのがおすすめです。
観光対岸
観光対岸の岩盤エリアも魚影は濃いです。
岩盤の際をネコリグやダウンショットなどで丁寧に攻めると、連発することがあります。
魚が回ってくるポイントなので、ダメでも時間をおいて入り直す価値はあります。
三井大橋
橋脚がくり抜かれており、その空いた空洞部分にバスがステイしていることが多いです。
水位によって狙うのが難しい場合もありますが、橋脚をタイトにスイミングさせるルアーが効果的です。
ミドストやトップウォーターなどで橋脚をタイトに攻めましょう。
確実にバスはいますが、難易度は高めのポイントです。
トシロー
ここもでかいのがいるよな‥
三井大橋もデカバススポットだね。
岸側の橋脚の方が釣果は安定しているイメージだね。橋脚のくり抜き部分が狙えるなら迷わず狙おう!
タオル
おすすめルアー
アライブシャッド
津久井湖のご当地ワームのアライブシャッドは鉄板です。
カラーは「ネオンシャッド」「グリーンサンダー」がオススメ。津久井湖の水色にあっていて鉄板カラーです。
ダウンショットやジグヘッドのミドストなどで使います。
レッグワーム&HPシャッドテール2.5
レッグワーム、HPシャッドテール2.8はどこに行っても鉄板ですが、津久井湖でも実績が高いです。
レッグワームは「ウォーターメロン」、HPシャッドテールは「グリーンサンダー」がオススメ。
リグはダウンショットかライトキャロで使います。
岩盤沿いのテーブルに丁寧に落としていきましょう。
HPシャッドテールのグリーンサンダーは、アライブシャッドの激釣れカラーを意識して作られたと思われます。
津久井湖のスペシャリストである金井さんが関係しているんでしょうか。
スワンプクローラー
カバーや岩盤を撃つならスワンプクローラーのネコリグで!
コストパフォーマンス最強のスワンプクローラーはどこに行っても結果を出してくれます。
カラーは「スカッパノン」だけ持ってれば大丈夫です!
関連記事:スワンプクローラーのインプレ&使い方【釣れすぎ注意!】
ドライブビーバー
沈んだスタンプ周辺を直リグやフリーリグで攻めるのがオススメです。
カバー撃ちのテキサスリグはもちろんですが、ディープなら断然フリーリグです。
スタンプにコンタクトさせて、ゆっくりと探りましょう。
5月のアフター回復期や9月以降がおすすめです。
関連記事:ドライブビーバーのインプレ&使い方!ギュンギュンバサロがいい感じ♪
まとめ
津久井湖のレンタルボートやポイントについて紹介していましたがいかがでしたでしょうか?
津久井湖は昔のイメージとはだいぶ違った湖になって来ているので、昔行ったけど全然釣れなかったという方も、リベンジしてみては行かかでしょうか。
バスは確実に増えているし育っています。
きっと、こんなに釣れるようになったのかと驚くはずです。
都心からもアクセスのいい津久井湖へぜひ、足を運んでみて下さい。
きっと、この湖が好きになると思います!
トシロー
昔じゃ二桁釣果なんて考えられなかっただろ‥
今じゃ、数もサイズも狙えるフィールドになりつつあるね!
タオル
今回紹介したおすすめルアーのまとめ(Amazonリンクへ飛びます)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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