バーサタイルって言葉バス釣り雑誌なんかでもよくでてきますよね?
「このロッドはバーサタイルに使える」
ロッドについて語られるときに、この「バーサタイル」という単語は頻繁に出てきます。
バーサタイルとは「万能に使える。対応できる幅が広い」という意味で、一つのタックルで幅広い用途に使えるロッド、リールを表現するときに使われます。
今回は初心者おかっぱりアングラーで、特にプレッシャーの高いフィールドで普段釣りをする方向けに、おかっぱりでおすすめできるロッドとリールを紹介していこうと思います。
この記事を読めば、おかっぱりアングラーが持つべきロッド、リールがわかります!
目次
バーサタイルとは?
どんなリグを扱えればいいのか?
バーサタイルなタックルって、なんだか魔法のようにライトリグ~ビッグベイトまで扱えるのか?というとそんなことはありません。
現実的に今の技術ですとそんなロッドは作ることができません。
ところで、ハイプレッシャーなフィールドではどんなリグを扱う必要があるのでしょうか。
- 2インチクラスの軽量ワームのノーシンカー
- 3~4インチクラスのスティック系ノーシンカー
- 0.6~5.0gのネコリグ
- 1.3g~3.5gのスモラバ
- 1.3g~7.0gのダウンショット
- 2.7g~5gのライトキャロ
- 4~5インチクラスのシャッドテール
- 10g(3/8oz)までのスピナーベイト
プレッシャーの高いエリアのおかっぱりで必要なのはこの8つです。これだけできれば、かなり色々なシチュエーションに対応できます。
どういうタックルが必要?
そして、この8つを1タックルで全て快適に扱えるタックルは残念ながらありません。
当然、無理すれば扱うことはできますが、それが釣果につながるかと言うと恐らくつながりません。これら8つを扱うには最低2セットのタックルが必要になります。
①Mクラスのベイトロッド+軽量リグが扱えるリール
②UL~Lクラスのスピニング+スピニングリール
この2セットがあれば、ハイププレッシャーエリアで扱う8つのリグがウェイトに応じて扱えます。
また2セットのタックルはおかっぱりで持ち歩く限界だと思います。
実際3本以上持っておかっぱりをしていると、移動するたびにロッドを持ったり、置いたりするのが非常にストレスになり、機動力を失います。
しかし、ロッド1本ではできることがかなり限られてしまうので、使用していない1本はロッドホルダーに刺して持ち歩く、2本がベストです。
①Mクラスのベイトロッド+軽量リグが扱えるベイトリール
このタックルで扱うのは下記のリグです。
- 3~4インチクラスのスティック系ノーシンカー
- 1.8g~5.0gのネコリグ
- 2.7g~3.5gのスモラバ
- 5.0g~7.0gのヘビダン
- 4~5インチのシャッドテール
- ~10gのスピナーベイト
基本的にカバー周りと沖の地形変化を探るのに使います。
ノーシンカー、ネコリグ、スモラバでライトカバーを撃ち、反応がなければ巻物にシフトチェンジというふうにカバー周りを攻めます。
それでも反応がなければ岸沿いから離れた沖にあるなにかの変化を5.0g~7.0gのヘビダン、5.0gのオモネコでサーチです。シャッドテールにウェイトをつけて沖の変化を探るのもありです。
遠投も必要になる場合がありますが、基本的に岸際のカバーを攻めるので6.6ft~6.8ftの長さが扱いやすいです。現在のバーサタイルロッドというと610mが主流ですがですが、少し短いほうがキャスト精度、感度ともに上がります。
②UL~Lクラスのスピニングロッド+スピニングリール
このタックルで扱うのは下記のリグです。
プレッシャーが高い時、バスの活性が著しく低い時などはスピニングタックルで丁寧に探る必要があります。
- 2インチクラスの軽量ワームのノーシンカー(2インチセンコー)
- 0.6g~0.9gのネコリグ
- 1.3gのスモラバ
- 1.3g~3.5gのダウンショット
- 2.7g~5gのライトキャロ
岸際、ライトカバー周りを2インチノーシンカー、ネコリグ、ダウンショットで丁寧に探ります。
沖の変化は2.7g~5.0gのキャロでスローに誘います。これらを扱うにはLクラスのバットにULクラスのティップのロッドがベストです。長さは長くても6.4ftまでで、ボトムを感じ取れる感度を重視します。
おすすめのバーサタイルタックル(ベイト)
ロッド
フェンウィック リンクス LINKS66CMLP+J
ティップはML、バットはMHクラスとかなりベイトタックルで繊細に誘えて、バットは強くカバーからも引きずり出せるスペックです。感覚的にはトータルするとMクラス。
ファーストテーパーですが極端ではないため、巻物もこなせる懐の深さがあります。
価格は21,000前後と入門ロッドよりは若干高めの設定ですが、このロッドのコストパフォーマンスはかなり優秀だと思います。使用感としてはエバーグリーン社の某高級ロッドにかなり使用感が似ていて、価格は2.5倍します。
このロッドは経験を積んだアングラーでもうなる一本だと思います。この価格帯でこのロッド以上におかっぱりバーサタイルなロッドはないと断言します。
リール
アブガルシア ロキサーニ BF8
バリバリのベイトフィネスリールだと12lbラインが40mしか巻けないので、おかっぱりには向いていません。
かと言って、ダイワのSV系、シマノのMGL系はかなり高額なので、ロキサーニのコスパが一番優れていると思います。
ロキサーニは12lbを60mほど巻けます。軽量ルアーへの対応度は5gがピッチングできれば十分です。ロキサーニの使用感としては、シマノ、ダイワの高スペックベイトフィネスリールを使かっている方からするとこれってベイトフィネス?って感じると思いますが、バーサタイルなリールとしては優秀です。
キャスティング、ピッチングともに5g以上あれば全く問題なく扱えます。
おすすめのライトバーサタイルタックル(スピニング)
ロッド
ダイワ エアエッジ 641UL/LS
スピニングロッドはまずボトム感知能力が高く、汎用性の高いものとなるとULのティップにLのバットが一番理想的です。
低価格帯でこの性能を満たすロッドは、正直このエアエッジ以外にありません。対応する重量は0.9g~7gとかなりの幅広さです。
スモラバ、ネコリグ、ライトキャロ、シャッドと全て投げられます。間違いありません。
リール
ダイワ タトゥーラ LT-2500S-XH
スピニングリールは性能にこだわると高額になってきます。軽くて、基本性能に優れるリールが理想です。
初心者のうちはドラグの滑り出しやドラグ力等は気にする必要はありませんが、タトゥーラは基本性能もハイエンド機種に劣らない性能で、重量も185gとかなり軽量です。
200gを切るスピニングリールで最安です。バス用なのでシャロースプールで無駄にラインを巻く必要ないので、その点もいいです。
まとめ
今回はおかっぱりでバーサタイルに使えるタックルを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
関東でも、関西でもハイプレッシャーフィールドは増えてきており、以前のような釣果が得られなくなってきたという方も多いと思います。
そんな環境の中、おかっぱりでは限られたタックルで勝負しなければなりません。
できる限り汎用性の高いバーサタイルタックルで、幅広い釣りを展開するためにも、今回の記事を参考にタックルを揃えてみて下さい。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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