細かく振動することから名前のついた「バイブレーションプラグ」。
最近はあまり人気がないイメージです。
でもこのプラグ、おかっぱりなんかでもめちゃくちゃ使えるルアーです。
トシロー
たしかにぶっ飛ぶイメージはあるけど、釣れるイメージはねぇな‥
メリットをわかって使えば、割と誰でも釣れるルアーなんだけどね。
割と人気ないよね‥
タオル
今回はそんなバイブレーションプラグの特徴、使い方、使い所を「使ったことがない」「使っているけど、全然釣れない」という方に向けて紹介していきます。
この記事を読めば、きっとバイブレーションで今まで釣れなかった類のバスが釣れると思います!
目次
バイブレーションのメリット、デメリット
メリット
- 抜群の飛距離
- 早巻きができる、早巻きしても姿勢を崩さない
- ルアーを見切られにくい
- 広範囲をサーチできる
抜群の飛距離
バイブレーションはかなり飛距離が出るルアーです。
空気抵抗が少なく、飛行姿勢が良いためかなり飛距離が出ます。1/4ozの軽めのバイブレーションでも軽く30mは投げることができると思います。
陸っぱりではこの遠投性能はかなり武器になります。あそこに投げたいけど届かない‥なんて時にはバイブレーションの出番です。
早巻きできる
どんなルアーでも早巻きなんてできるだろ?って思うかもしれませんが、クランクベイト、スピナーベイトなどの巻物の場合、一定のスピードを超えると姿勢が崩れたりして、釣れないルアーと化します。
その点、バイブレーションはかなり高速でリトリーブしても姿勢を崩すことなく、泳ぎきってくれます。早く巻いても釣れるルアーなんです。
ルアーを見切られにくい
見切られれにくいのは、高速でリトリーブができる恩恵です。
スピードを出して泳がせることができるので、バスがじっくりルアーを見ることができず、結果見切る前にたまらずバイトすることが多くなります。
広範囲サーチできる
飛距離が出て、高速でリトリーブできる。つまり手返しよく、広い範囲をサーチできることに繋がります。
ざっくりですが、スピナーベイト、クランクベイトに比べると飛距離は1.3倍、スピードも1.3倍ぐらい出せるので、1.3×1.3 = 約1.7倍効率がいいということです。
デメリット
- 障害物に弱く、根掛かりしやすい
バイブレーションの泣き所は、リップが付いておらずトリプルフックが2つついていおり、フックをガードしてくれるものがないので、立木や岩などの障害物にはかなり弱いです。
バックラッシュして放置なんかしているとかなりの確率で根がかります。
バイブレーションの使い方
ただ巻き&高速巻き
- バスの目線の上を通す
- 一定速度で巻く
- リールはノーマルギア以下を推奨
- フックは刺さりやすいものを‥
バイブレーションの基本はただ巻きと高速巻きです。釣果の良し悪しは巻き方で決まります。
ポイントはバスのいるレンジよりも上を引くこと。バスの目線よりも上を通すことが重要です。
巻物全般ですが、バスは下方向よりも上方向のほうがよく見えており、視覚的に反応させる上でも目線の上を通しましょう。
また、一定速度で巻いてくることも重要です。早巻きでも普通のスピードでも一定速度で巻いているほうが確実にバイト数が多いです。
この点で重要なのがリールです。ハイギアのリールだとリーリングスピードのばらつきは大きくなります。6.3:1ぐらいのノーマルギア以下リールを使うことで、この巻くスピードのばらつきは少なくすることができます。
また、バイブレーションにおいてフックはかなり重要です。バイトがあってものらない‥なんて人はロッドやの前にフックをチェックてください。
フックが錆びたり、針先がなまっていたりしませんか?もし爪の上に針先をのせて引っかからないようならすぐに変えましょう。
バイブレーションはバスがルアーにアタックしてきたり、口の外側にかかることも多いです。
そんな威嚇バイトを確実にものにするためにもフックは常にシャープなものを使ってください。
ただ巻きの参考動画です。これぐらい早く巻いても全然釣れます!
リフトアンドフォール
- バスが最深部に溜まる晩秋~冬に有効
- 大きく動かす
- ロッドは撃ちモノロッドが最適
リフトアンドフォールは文字通りルアーを上げて、落とす釣り方です。
この釣りは通常のバイブレーションの使い方のようにスピーディーに探れる釣りではありません。水温が下がって低活性になったバスに口を使わせるイメージです。
基本的な使い方は時計の針で言えば、①9時から12時までロッドを持ち上げます。②持ち上げたら5秒ほどステイさせます。①②を繰り返すだけです。
遠投した先でルアーをリフトする際には、想像以上にルアーが動いてません。大きなロッドワークで動かすのがポイントです。
リフト&フォールの場合にはただ巻きと違い、掛けていく釣りなのでロッドは硬いほうがいいです。
MHクラス以上の撃ちもので使うようなロッドが向いています。
リフト&フォールはボトムに接している時間も長くなるので、根がかりしやすいので、フロントフックをダブルフックに交換するのもおすすめです。
ダブルフックは安定のがまかつ「ダブル21」が刺さり抜群で信頼できます。
関連記事:サイトフィッシングの極意!気をつけたい3つのポイント!
サイトフィッシング
バイブレーションでサイトフィッシング?と思われるかもしれませんが、レイドジャパンの「レベルバイブ」という根掛かりに滅法強いバイブレーションが登場したことで注目を浴びています。
基本的にはバスの視線の目の前に突然ルアーを出現させてバイトさせます。
ただ見えているバスの眼の前にアプローチしてバイトする場合もあるんですが、基本的には岩や木等なにか物陰に隠しておくのがキーポイントです。
サイトフィッシングをやる場合にはサイレントモデルがおすすめです。余計にプレッシャーを掛けず、突然あらわれるリアクションバイト狙いなので、ラトルは必要ありません。
陸王2015シーズンバトル01初夏編で金森さんが多用していたのが、このレベルバイブのサイトフィッシングです。
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バイブレーションの使い所
絞りどころが無い時
初めて来たフィールドでバスがどこにいるのかさっぱり見当もつかない時にはバイブレーションの出番です。遠投して早巻きを繰り返して、手早く広範囲を探りましょう。
このサーチの速さは他のルアーでは真似できません。
野池などの小規模なフィールドであれば、30分もあれば全域にルアーを通すこともできるときもあります。
最強のサーチベイトとしてバイブレーションをフルに活かしましょう。
広範囲にバスが散っている時
秋はバスが広範囲に散ります。また水温低下によってエビなどが減ってきて徐々にターゲットがベイトフィッシュに移ってきます。
季節で言えば、秋こそバイブレーションの出番です。広範囲にキャストしまくってとにかく手数を稼ぎます。
正直一つのスポットで連投する意味はあまりありません。どんどんランガンして多くのスポットを回りましょう。
低活性のバスを釣る時
低活性のバスに無理やり口を使わせるのはバイブレーションのリフト&フォールです。
リアクション要素が強く、水温が15度を下回ってきたら、この釣りの出番です。
11月中旬~12月いっぱいまではこの釣りはかなり強いです。
関連記事:冬のバス釣り攻略法!シャローorディープの両極端で釣果UP!
バイブレーションのタックル
ただ巻き&高速巻き
ただ巻き&高速巻きではバイトを弾かず、バレにくいロッドが必要です。
おすすめはグラスロッドですが、基本的に柔らかめのレギュラーテーパーのロッドがおすすめです。
シマノのゾディアス「170M-G」はかなり向いているロッドです。中量級の巻物全般向いていますが、のりの良さが尋常じゃないです。グラスコンポジットの名作と言ってもいいと思います。
関連記事:グラスロッドって何がいいの?巻物で釣れない人はロッドのせいかも?
リフト&フォール、サイト
巻く釣りとは全く逆で、こちらは掛ける釣りになります。
ロッドは完璧に撃ちもの系のロッドが向いています。普段テキサスやラバージグで使うような硬めのロッドがおすすめです。
遠投した先で掛かることもあるので、柔らかいロッドではフッキングパワーが足りないことがあります。
MH~Hのクラスのロッドを使ってください。
バイブレーションのカラー
基本天気には魚食性の魚を釣るルアーなので、基本カラーはシルバーです。
クリアウォーターで晴れならシルバー系、曇りならホワイト系。
ステイン、マッディーウォーターで晴れならゴールド系、曇ったらチャート系というような使い分けが一般的です。
しかし、カラーについてはフィールドによっても効く色が異なる場合が多く、好みや釣れると信頼しているカラーを使うほうが重要だったりもします。
おすすめのバイブレーション
RAID JAPAN 「レベルバイブ」
このバイブレーションはおそらく10年後には名作になっていると思います。
正直RAID JAPANのルアーって全く使ったことがなかったんですが、このバイブレーションは使い勝手が最高です。ボトムできれいに立ち、泳ぎだしもかなりいいです。
また、巻き抵抗が小さいので、長時間巻いていても疲れません。結構ここは重要で巻き続けると腕が痛くなってくるんですよ。
また、リフト&フォールもかなりいいです。シミーフォールはしませんがストンとフォールするのが逆に効きます。
リフト&フォールにただ巻き、なんでも高次元に対応するまさに最強のバイブレーションです。
JACKAL 「TN50、TN60、TN65」
巻いて使うなら、TNシリーズで間違いありません。
アゴ部分にウェイトが集中するアウトメタルシステムでボトムで立って根がかりが非常に少ないです。
サウンド、重さのバリエーションも豊富で、ボトムで立つ。バイブレーションとしては根がかりもかなり少なく、よく飛びます。
シャローで遠投性能を求めるならTNシリーズが一番オススメです。
まとめ
今回はバイブレーションプラグについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
バイブレーションの基本は広範囲をすばやくチェックすることです。
リフト&フォールやサイトフィッシングなど、細かいテクニックもいろいろありますが、まずは投げて巻いて釣ることを覚えるのが、上達への近道だと思います。
ただ巻くだけでも、表層なのか中層なのかボトムなのか、泳がすレンジとスピードを変えながら反応を見て、ベストなリーリングスピードとレンジを見つけてみてください。
バイブレーションを極めれば、きっと今よりバスをキャッチできると思います!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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