川村光大郎さんのBOTTOM UPから発売されたヴァラップスイマーはもう使ってみましたか?
シャッドテールワームの傑作ドライブシャッドを生み出した川村さんが、自分のメーカーで作ったシャッドテールワームは期待せずにはいられません。
川村さんはワームの開発にすさまじいこだわりを見せるので、今回のシャッドテールワームもかなり開発期間が長かったようです。
トシロー
ドライブシャッドはかなりお世話になったけど、シャッドテールってそんなに違いがあんのか?
まぁ微妙な差だけど、それぞれ特徴はあるね。
それを使い分けるのが釣果につながるからバス釣りは面白いんだけど。
タオル
今回はそんなヴァラップスイマーを使ってみた感想と他のシャッドテールワームとの使い分けについて、紹介していきたいと思います。
この記事を読めば、ヴァラップスイマーの予習と自分の行くフィールドで必要かどうかがわかると思います!
目次
ヴァラップスイマーの特徴
(出典:Bottom Up)
スペック、ボディー形状
- 自重 12g
- 長さ 4.2インチ
- 価格 790円(税抜) 5本入り
ドライブシャッドが15.4gなので、サイズの分若干軽めなスペックです。
サイズも4.2インチと若干他社よりも小ぶりな印象ですね。サイズ感的に関東のリザーバーなんかで泳いでいるベイトフィッシュのサイズを意識して作っていると思います。
価格はドライブシャッドの770円(税抜)よりも少し高めで、1本あたり158円となかなか高額なワームです。
ボディー形状はかなり細身でベイトライクです。ここが一番の差別化のポイントな気がします。
トシロー
魚って細いもんな。その辺の見え方を意識してんのか?
細身でタイトピッチで安定して泳ぐってところが一番開発に苦労したみたいだね。
タオル
フックセット
ヴァラップスイマーは推奨フックサイズがパッケージに記載されているので親切です。
推奨フックサイズはワイドゲイプなら#4/0、ナローゲイプなら#5/0となっています。
おそらくほとんどのフックの番手でこのサイズで問題ないはずです。
おすすめはワイドゲイプです。ワイドゲイプのほうが重心が下方向に安定するので、泳ぎの安定感が全然違います。
おすすめはHayabusa「ハイパートルネード #5/0」です。
理由はワイドゲイプで泳ぎが安定するのと、ヘッドに挿入する部分がコイル状なので、ワームの破損が防げるからです。
この手の単価の高いワームは補修しながら使い人も多いと思いますが、スクリュー式で埋め込むタイプのほうが絶対いいと思います。
通常のフックではたいてい2匹もつればワームの頭が裂けると思うので、その点でストレスがなく節約にもなります。
トシロー
確かにドライブシャッドはすぐ頭の所裂けるよな‥
スクリュー式のフックはシャッドテールではマストな気がするね。コスト的に‥
タオル
タックル
自重12gと若干軽めですが、M~MHのタックルで問題ありません。
ドライブシャッドの4.5を使っている方なら同じタックルで大丈夫です。
シャッドテールワームは結構距離を出して使うことも多いと思うので、MHのロッドが一番合っている気がします。
僕の場合、LegitDsignのワイルドサイド「WSC65MH “Frog Game Special”」を使っています。
キャスティングに関しては、正直投げやすくはないですが及第点です。
フッキングは抜群で、シャッドテールの巻きにはこのロッドを溺愛しています。
トシロー
Mの方が投げやすそうだけどな。
キャストだけならMなんだけど、フッキングの面で難ありなんだよね。
タオル
アクション
アクションはかなりハイピッチにテールを振ります。
感覚ですが、今までのシャッドテールでおそらく一番タイトでハイピッチなアクションです。
クリアレイクですれたバスなんかにはヴァラップスイマーのほうが良さそうです。
ドライブシャッドと比較してもらえばわかりやすいと思います。
巻くスピードは微妙に違いますが、テールの動きが明らかにヴァラップスイマーのほうがタイトです。
関連記事:ドライブシャッドのインプレ&使い方!巻いて良し、落として良し!
ヴァラップスイマーの推奨リグ
ノーシンカーの泳ぎがやばい!
ヴァラップスイマーの売りはハイピッチでタイトなアクションがスローに引いてきても出せるところです。
スローに表層付近を巻いてくるならノーシンカーです。
視覚的にもベイトフィッシュライクの細身な形状で、スローに巻いてハイピッチなテールアクション。
さらにシャッドテールで発生しやすい頭下がりの姿勢になりづらいのも特徴で、うまく水平姿勢をキープしてくれます。
まさにノーシンカーが最強メソッドです。
ノーシンカーで扱う際には、ラインスラッグを張らず緩めずのU字になるように巻いてくるのがポイント。
この速度が一番釣れると思います!
ウェイテッドフックで一段下?
ノーシンカーだと表層以外を巻いてくるのはかなりスローに巻かなければなりません。
一般的に一番釣れるといわれる、ルアーが見えるか見えないかの水深を攻めたいのであれば、ウェイテッドフックを使いましょう。
ハイパートルネードにもウェイト付きのものがあるので、そちらがおすすめです。
ヘビキャロが熱いかも?
ヘビキャロでボトム付近を水平に引いてくるという使い方もありだと思います。
ボトムベッタリを引いてくるとなるとどうしてもスローな動きになるので、ゆっくりでもしっかりテールが動くヴァラップスイマーは向いています。
ハイピッチアクションがボトムで出せるのは魅力的です。
正直、個人的にはこの釣りに結構可能性を感じてます。
シンカーは1ozでリーダー60cmぐらいで使ってますが、フッキングが全く決まらないところが難点です。
釣れるサイズがかなりいいので、もっと煮詰めたいリグです。
トシロー
ヘビキャロでボトムをスイミングさせるのか?
そんな感じだね。7m以上の水深でボトムを低速リトリーブするのってかなり難しいんだよね。
タオル
ヴァラップスイマーと他のシャッドテールの使い分け
ドライブシャッドとの違い
ドライブシャッドもヴァラップスイマーも川村光大郎さん開発のワームですが、方向性がだいぶ違います。
ドライブシャッドの一番の売りはノーシンカーのフォールでも釣れる所です。
バランスを頭下がりにしているので、フォール時にもテールがしっかり動いてアピールしてくれることで、フォール時もバイトチャンスが生まれます。
ヴァラップスイマーは全くの逆で、水平姿勢を意識していて、頭下がりになるのを極力防いでいます。
フォールさせてみれば一目瞭然ですが、かなり残念なフォール姿勢です。
ヴァラップスイマーは普通のシャッドテールワーム同様に、巻きに特化してるシャッドテールワームです。
トシロー
アピール力とフォールさせるかで使い分ければいいんだな?
そういうことだね。
タオル
関連記事:ドライブシャッドのインプレ&使い方!巻いて良し、落として良し!
使い分け
アクションの強さとしてはドライブシャッド>ヴァラップスイマーです。
強弱で使い分けるのもいいですが、ヴァラップスイマーの気になる点が一つあります。
それは、おかっぱりで足場の高い位置で使うときに異様に姿勢が崩れることです。
ネイルシンカーを腹側に入れれば解決するんですが、水平姿勢を保つ弊害がここに表れている気がします。
足場が高い位置でノーシンカーで使うなら、ドライブシャッドがおすすめです。
逆に足場が低いなら何も気にせず使えると思います。
まとめ
今回はヴァラップスイマーについて、紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。
正直、まだ未知な部分が多くて使い切れていませんが、スイム姿勢とタイトなアクションのシャッドテールでいいものがなかったので、これからもっと使い込んで煮詰めていきたいと思います。
特にヘビキャロに可能性を感じているので、もっと使い込んでレビューします。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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