こんにちは!
バス釣り歴25年のタオルです。
「ワームをきれいにフックにセットできない」「バスってどうやったら釣れるの?」「おなじフィールドで釣ってるのに自分だけ釣れない‥」
そんな風に悩んでいるかたもいると思います。
僕もバス釣りを始めたばかりの頃は、半年ぐらいバスが釣れませんでした。
通っていたフィールドで、ほかの人たちが釣っているのを見て、うらやましいなぁと眺めていたのを鮮明に覚えています。
バス釣りはけっこう細かいことの積み重ねで釣果に差が出る遊びです。
今回ご紹介する「ワームの付け方」もかなり細かい部分ですが、非常に重要です。
釣りは魚に近い道具ほど重要度が高いんです!
魚釣りは魚を針にかけて釣るので、「フック(針)」は一番重要になります。
そのフックにワームを正しくつけるのも当然重要です。
間違ったつけ方をしていると、せっかく魚がバイトしてきても魚に針をかけることができないかもしれません。
トシロー
なんか、きれいにつけたくても曲がっちまうんだよな‥
しっかり基本を学べば、そんなに難しくないよ!
タオル
今回は正しくワームにフックをつける方法を具体的に解説していきます。
この方法をマスターすれば、ワームが持つアクションを最大限に引き出して、ワームの動きがよくなります。
また、魚のバイトをしっかりと捉えられる確率を上げることができます。
数少ないバイトチャンスを確実にものにするために、正しいフックセットの方法を一緒に学んでいきましょう!
目次
フック(針)各部の名称
フックには各部に名称がありますので、なんとなくでいいのでぜひ覚えておいて下さい。
特にシャンク、ゲイプは製品によって色々な特徴があり、今後上達するにつれて意識していく部分になりますので、必ず覚えましょう!
フック(針)の種類
初心者の方にオススメするフックは1.オフセットフックと2.マス針です。
それぞれ特徴があり、状況や用途によって使い分けますので紹介していきます。
1.オフセットフック
- 根掛かりしづらい
- セットしたワームがずれづらい
バス釣りにおいては最も一般的なフックです。
オフセットフックの一番の特徴は針先をワームに沿わせるか、埋め込む事によってフックポイントが障害物に引っかかる確率が低く、根掛かりを回避できる点です。
バスが好んで潜む障害物やカバー周りを攻略するのに最も適するフックとなります。
初心者のうちはこのフックを使うことをおすすめします!
トシロー
オフセットフックは根掛かりしないから好きだぜ!
根掛かりづらいものを使うのは、釣果にも確実に結びつくよ!
タオル
2.マス針
- フッキング(魚の口への刺さり)がいい
- 小さい為、バスに違和感を与えづらい
- ワームを固定する部分が少なく、ワームのアクションを活かせる
マス針はその小ささから目立ちにくく、バスに違和感を与えづらいと言われています。
また、バスの口内で刺さりやすい構造が最大の特徴です。
一方で、カバーやブッシュ周りなどではフックポイントがむき出しの状態のため、根掛かりのリスクが高まるので不向きといえます。
しかし、下の画像のようなガードと呼ばれる根掛かりを軽減させるワイヤーが付属されたマス針を使用すると、根掛かりを軽減させることは出来ます。
(出典:ナチュラム楽天市場店)
根掛りを軽減させることはできますが、オフセットフックほどの効果はありません。
オフセットフックでも十分フッキングすることができるので、ネコリグを使う時以外は、無理にマス針を使う必要はないと思います。
オフセットフックとマス針の他に「ストレートフック」がありますが、初心者のうちは使う必要はありませんので今回は省略します。
ストレートフックは使用用途がかなり限られてくるので、一般的には全く使用しない方も多いです。
トシロー
マス針は根掛かりがすげーイメージしかない‥
その分フッキングはいいんだけどね‥カバー回りにはあんまり向かないかな‥
タオル
3.ジグヘッド
(出典:ナチュラム)
- シンカー(重り)とフックが一体になっている
- フッキング(魚の口への刺さり)がいい
- 根掛かりしやすい
ジグヘッドはフックとシンカーが一体化したアイテムです。
ダイレクトにワーム本体を操作でき、ビギナーにも比較的扱いやすいリグとなっています。
基本的にどんなワームにもセットできますが、ワームをまっすぐにセットすることが難しいフックでもあります。
また、シンカーが先端についていることで、岩や枝などの障害物に引っかかりやすいため、ビギナーのうちにはおすすめできません。
ジグヘッドリグ>マス針>オフセットフックの順で根掛かりしやすいです。
トシロー
ジグヘッドは数投でなくすから使わねー!
ちょっと乱暴に扱い過ぎっていうのもあるだろうけど、根掛かりは多いね。
丁寧にボトムを探る時には必要なんだけど。
タオル
ワームの付け方
ワームには多くの形状や種類がありますが、基本的にはフックの種類毎にセットの仕方は同じです。
正しいセット方法をマスターして、ストレスのない釣りをすることが、バスをキャッチする近道になります。
1.オフセットフック
完成系はこの画像のようになります。
- 手順1ワームの先端からクランク部分の長さ(5mm程度)だけまっすぐにフックポイントを差し込む
- 手順2直角に抜く
- 手順3クランク部分がワーム内に収まるようにワームをずらす
- 手順4バーブの部分がどこにあたるかを確認し、指をあてて目印にしておく。
- 手順5ワームを曲げて、指で当てた部分にフックポイントを刺す。
- 手順6指した部分から若干ワームの先端よりにフックポイントを刺し抜く。
- 手順5フックポイントをワーム内に埋め込む。
動画を参考に手順を確認ましょう。(字幕ありで見て下さい)
コツはワームが真っ直ぐになるようにバーブの部分がワームのどの辺りに来るかの目星を付けることです。
この手順を怠って、適当な所からフックを刺すと大抵ワームが曲がってセットされてしまうので、必ずフックを差し込む位置を確認して下さい。
トシロー
最後に指す位置を適当にやるから俺は曲がっちまうんだな‥
そう!最後のところはちゃんとフックをワームにあてて指す位置を確認!
タオル
オフセットフックを使用するリグ
基本的にオフセットフックはすべてのリグで使用可能です。
テキサスリグ、ダウンショットリグ、ノーシンカーリグ etc…
ネコリグに関しても使う場合がありますが、マス針タイプを使用するのが一般的です。
トシロー
なんて万能なフックだ‥
オフセットフックだけ持ってれば、ネコリグ以外は全部カバーできるね!
タオル
2.マス針
1.先端チョン掛け
完成系はこの画像のようになります。
- 手順1ワームの先端から3~5mm程度の所をボディーの真上から真下へ刺し抜く
マス針の指し方は非常に簡単です!
チョン掛けとも言われていて、先端を刺し抜くだけで完成です。
2.ワッキー掛け
完成系はこの画像のようになります。
- 手順1刺す箇所を決める(現場で沈む姿勢が水平な位置を探して、刺しなおします)
- 手順2垂直にフックポイントを刺し込む
- 手順3ワームのボディーの中心まで刺し込む
- 手順4直角に真横に抜く
一見するとチョン掛けと同じくすごく簡単ですが、ポイントが一つだけあります。
フックはボディー中心から直角に真横に抜く!
これによってワームがずれるのを防止出来ます。
フックをボディーの真横から入れて反対方向に抜く(180度刺し)とフックが横倒れしやすくなってしまうので、必ず90度でフックが刺さっているようにして下さい。
フックが横倒れしてしまうと、魚の口の中で針先がワームに刺さってしまいフッキングがうまくできなくなってしまいます。
貴重なバスからの反応を逃さないためにも、必ず注意して下さい。
動画で手順を確認しましょう。(字幕ありで見て下さい)
トシロー
適当に刺すだけじゃダメなんだな‥
そうだね、ちゃんとワームが固定されるように刺さないと、ズレる確率が大幅に上がっちゃうね。
タオル
マス針を使用するリグ
ネコリグ、ダウンショットリグ 、ノーシンカーリグ(主にワッキー掛け)
ダウンショットリグ以外では、マス針が使用されるのは主にワッキー掛けを行う時になります。
3.ジグヘッド
ジグヘッドは簡単そうに見えて、意外にセットが一番むずかしいです。
針先をワームの頭から挿して、側面から抜くのですが、針を抜く位置がずれるとワームが曲がってしまいます。
ワームが曲がっているとワームが本来持っているアクションが出ないので釣果が下がってしまいます。
必ずまっすぐに刺すようにします。
- ジグヘッドではなく、ワームを動かして刺す
- 針先の出る位置をフックを刺し始める前に必ず確認する
トシロー
ジグヘッドも曲がっちゃうんだよな‥
ワームを動かしてゆっくり、まっすぐ挿せばそんなに曲がらない!
タオル
フックの選び方
釣り具屋さんへ行くと大量のフックが置いてあり、どれを選べばよいのかすごく迷ってしまうと思います。
また、「このワームにはどれくらいの大きさのフックを選べばいいんだろう?」と疑問が浮かぶと思うので、フックサイズとフックの太さについて説明していきます。
フックサイズ
ワームの形状や大きさによって使うフックは変わってきます。
基本的にはワーム全長の1/3~1/2までのフックを使用します。
ワームの種類にもよりますが、全長の半分以上になってくると、固定されている部分が大きくなるためワームのアクションを妨げることがあります。
最近はワームパッケージに適合フックサイズが記載されているものもありますので、パッケージの表記も確認しましょう。
サイズ表記
#6、#5、#4、#3、#2、#1、#1/0、#2/0、#3/0、#4/0、#5/0
フックサイズの表記は小さい順に並べていくとこのようになります。
「/0」がつく場合は数字が大きくなるほどサイズが大きく、「/0」がつかない場合は数が小さいほうが大きいサイズになります。
非常にややっこしいですが、これだけ覚えておいてください。
ネットでフックを購入する際には「FishingSquare」が実寸サイズを載せているので、すごく参考になります。
参考 フックサイズを知りたいならFishing Square(出典:Fisnign Square 楽天市場店)
フックの太さ
オフセットフック、マス針ともに「太軸」や「細軸」という表記のある商品があります。
それぞれ用途が異なるので、一般的な使い分けを説明します。
太軸
太軸は「カバー専用」「ヘビーカバー対応」などと記載されることもあります。
太軸の用途はベイトタックル+太いライン(10lb以上が目安)で大きな魚にフックを伸ばされないように設計されたものです。
太いだけに頑丈なためフック折れやフック伸びをしにくい所がメリットです。
逆にデメリットはフックの軸が太いため、魚の口にかけるのにかなり力がいります。
やわらかいロッドを使用しているとフッキングが決まらない可能性があるので注意が必要です。
細軸
細軸は「フィネス設計」「スピニング専用」などと記載されることがあります。
細軸のメリットは「刺さりやすさ」となっており、小さな力でも容易にフッキングが可能になっています。
デメリットは刺さりやすい反面、伸びたり、折れたりするリスクが高い所です。
そうはいっても最近は技術の発達によって、細軸フックでもかなり強度があります。
スピニングタックルで使用する分には細軸フックをおすすめします。
ワームサイズ別のフックサイズ適合表
一般的なワームサイズ毎にフックサイズの一覧を記載しておきますので、参考にしてください。
※ストレート系などの細身のワームではこの表記より一般的には1ランクほど小さいフックになります。
2インチ | #6 |
2.5インチ~3インチ | #4~#2 |
3インチ | #2~#1 |
3.5インチ | #1~#1/0 |
4インチ | #1/0~#2/0 |
4.5インチ | #3/0~#4/0 |
5インチ | #3/0~#5/0 |
6インチ | #4/0~#5/0 |
おすすめのフックはこれだ!
オフセットフック

スピニングタックルで扱うフックは細軸のものがおすすめです。
スピニングタックルは基本的には柔らかく、フッキング時のパワーが弱いので刺さりの良いフックが必要です。
デコイの「デコイ SSフックワーム19」はスピニング専用設計となっており、刺さりは抜群にいいです!

こちらもデコイの「キロフック ワーム17」です。
こちらのフックの売りは「強度」になります。
ベイトタックルを使用する時には、ロッドのパワーも強いので強度の高いフックが必要です。
「キロフック」は強度の面では最強クラスで刺さりもいいのでおすすめです。
マス針

ワッキー専用設計でワームがズレにくく、刺さりもいいです。
ノーシンカーワッキーをやるならこれしかない!って感じのフックです。
トシロー
針の太さってそんなに変わるのか?
スピニングとベイトじゃ使うフックが全く違うよ!
スピニングは細軸じゃないと刺さらない場面もたくさんあるね!
タオル
まとめ
今回紹介した3つのフックセットの方法はどんなワームでも基本的に変わりません。
オフセットフックの刺し方はどのワームでも同じです。
フックのサイズによっては刺しづらい場合があるかもしれません。
オフセットフックの場合、フックサイズはワームのボディーの1/3~1/2の範囲で適した物を使用して下さい。
そんなに難しい手順ではないので、基本をしっかり抑えて、キレイにワームをセットする事で、ワーム本来のアクションを活かして、釣果を伸ばす事ができると思います。
是非、この記事を参考にきれいなフックセットをしてたくさんの魚を手にしてください!
この記事で紹介したアイテムまとめ(Amazonリンクに飛びます)
バス釣りの知識を身に付けたいならこれ

最後まで読んでいただきありがとうございます!
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