ゾディアス1610M、1610MHのインプレ!巻き&撃ちどっちもできる!?

2015年に発売されたシマノの大人気モデルであるゾディアスシリーズ。

コストパフォーマンスの高さからかなり使っている方も多いロッドです。

バス釣り初心者にかなり人気のあるロッドですが、12,000円前後の販売価格でこんなロッドが作れるなんて、10年前には考えられなかったと思います。

エントリーモデルとしての性能が必要十分なのは間違いありません。

トシロー

北米でもゾディアスはめっちゃ売れてるんだろ?

アメリカではタフで軽いロッドってあんまりないからね。

ここはジャパンクオリティー!アメイジング!てなるんだろうね。

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今回はそんなゾディアスシリーズの中で1610Mと1610MHを購入して使ってみた感想を紹介していきたいと思います。

この記事を読めば、ゾディアス1610M、1610MHの使用感がわかると思います。

ゾディアスシリーズの特徴

軽量である

ゾディアスシリーズの特徴は何といっても軽量という点につきます

基本的にロッドは軽いほうが扱いやすく、持っていても疲れません。(特に立てて使う場合)

1610MHでいえば、長さが6フィート10インチで自重が120gです。

他メーカーで比べてみるとダイワのフラッグシップモデル「スティーズ」の6フィート11インチのモデルは112gです。

わずか8gしか変わりません。ちなみに価格はゾディアスの4倍近いです

CI4素材などの軽量な素材をふんだんに取り入れることで、低価格なのに驚異的な軽さを実現しているロッドだと思います。

トシロー

持った感じからしてすげー軽いもんな。

実際重量が軽いからね。6.10ftで115gとかかなり軽い部類だよ。

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ハイパワーX採用でブランクスがねじれにくい

ブランクスにX状にカーボンテープが巻かれています。

これによってブランクスが捻じれるのを防いでくれて、ロッドが意図しない方向に曲がったり、捻じれるの抑制します。

これによってキャスティング精度が上がり、フッキング時にもパワーをロスしない設計です。

ひと昔前だと高級ロッドに搭載されていた技術です。

トシロー

捻じれると何が悪いんだ?

キャストの時にロッドがバタつくと、キャスト精度に影響するね。

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ガイド数が少ない&径が大きい&ガイドの素材がアルコナイト

ゾディアスシリーズは基本的にガイドの数が少なめになっています。

通常ガイドは多いほうが綺麗にロッドが曲がります。ただ多すぎてもロッドが重くなります。

軽量化を重視しているので、ガイド数は少なめに設定されていると思います。

ただ、ガイドが少なく、径が大きいということはラインと接触する抵抗が少なく、飛距離の面で貢献します。

抵抗が少ないほうが確実に飛距離が出ます。

また、よく物議を醸しだすガイドの素材「アルコナイト」ですが、SICガイドと比べて強度、軽さの面では数値上の比較では劣る素材です。

しかし、数値上の比較であって実際使っていて違いが分かるほどのレベルではないと思います。

おそらく相当ロッドに精通していないとわからないレベルで、使用感としては全く問題ありません。

トシロー

このアルコナイトガイドはなぜか人気ないよな…

ガイドが弱いっていうけど青物とでも戦ってるのかな…

踏んづけるわけでもないしね…バスのレベルでは十分な強度だと思うけどね…

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コストパフォーマンスは最強レベル

シマノの様々な技術が採用されているロッドなのに、価格は店頭価格で12,000円前後です。

はっきり言って、コストパフォーマンスは相当高いです。

50,000円の高級ロッドとの差額38,000円の差を感じる人はおそらくいないのではないでしょうか。

初心者のうちにロッドで50,000円を出す人はかなり少ないと思いますが、50,000円のロッドを1本買うなら、用途別にゾディアスを4本買ったほうが間違いなく釣れる魚は増えると思います。

トシロー

コスパ最強は評判通りってことな。

12,000円のレベルははるかに超えてるよね。20,000円でも買う人は多いと思うよ。

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ゾディアス1610Mのスペックと使用感

1610Mのスペック

  • 長さ 6ft 10inch (2.08m)
  • 自重 115g
  • 適合ルアーウェイト 7g~21g
  • 適合ライン 10lb~20lb

現代のスタンダードともいえる6’10”バーサタイル。飛距離、キャスト精度、操作性を高い次元で両立。ハードルアーで広範囲を探ったり、ワーミングでピンを攻めたりと、幅広いスタイルに対応。

(出典:SHIMANO

1610Mの使用感

キャストのフィーリングはすこぶるいいです。

3/8ozのスピナーベイトとクランクベイトをメインに使いましたが、かなりいい感じです。

ロッドのレングスもあるので、かなり遠投が効きます。おかっぱりにはこの性能は大事ですね。

ティップが若干固めな印象ですが、バイトを弾くことなくしっかりのってくれます。

底物はフロロカーボンの10lbで5g、7gのヘビーダウンショットをやってみました。感度としてはいまいちですが、ボトムは問題なくわかるレベル。

Mクラスのロッドとしては底物、巻物どちらも両立させたいスペックのせいだと思いますが、良くも悪くも何でもできるロッドです。

逆に言うとどれをとっても中途半端なんですが、これはバーサタイルロッドにありがちなので仕方ないですね。

どちらかというと、何でもある程度扱えるというメリットが大きいという印象です。

まとめると、ロッド1本でなんでもこなしたい人にはお勧めできる。何かに特化して使うには、全部60点のロッドです。

初心者の方には何でもできるロッドが重宝するはずなので、お勧めできます!

トシロー

バーサタイルって宣伝文句は嘘じゃないってことだな。

なんでもできるけど、最適じゃないってこと。穴はないけど、特技もないっていう奴だね。

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ゾディアス1610MHのスペックと使用感

1610MHのスペック

  • 長さ 6ft 10inch (2.08m)
  • 自重 120g
  • 適合ルアーウェイト 10g~30g
  • 適合ライン 10lb~25lb

1610MH、1610MH-2

パワーと飛距離に優れたパワーバーサタイル。テキサスリグやラバージグのほか、抵抗の大きいスピナーベイトやブレードジグなども楽に引け、オープンからカバーまで幅広いエリアに対応します。

(出典:SHIMANO

1610MHの使用感

メーカーの宣伝文句では、撃つ釣り、巻く釣りどちらもできるミドルウェイトのバーサタイルロッドということになっています。

1/2oz~3/4ozのスピナーベイトなんかにはかなりいいです。あとはドライブシャッド、ハートテールなんかのシャッドテールの巻きにもかなり向いています。

撃ちものについては、7gのテキサスをやるにはティップがだるい感じです。中途半端にだるくてすごく使いづらいです。

正直言って、撃ちもの全般向いていません。重くても軽くてもやりづらいと思います。

カバーを撃っていく釣りが好きな人は、間違いなく買わないほうがいいです。

初心者の方にも正直お勧めしません。かなり用途が限られるので、1610Mの方が幅広く使えると思います。

ただし、15g前後の巻きものにはかなり向いています。その用途限定ならかなりいいロッドです。

トシロー

こっちは逆に尖りすぎか?

超劣等生だけど、数学だけ偏差値70みたいな感じだね。

1610Mとは真逆なロッドだと思う。

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まとめ

今回はゾディアス1610MHについて紹介して見ましたが、いかがだったでしょうか?

ゾディアスは低価格帯のモデルながら、用途によってはベテランの方でも十分に使える性能を持っています。

使ってる人が多すぎて嫌だとか、そういう個性を求める人は所有感が満たされるロッドではないですが、釣りをする上での性能は必要十分です。

ガイドがアルコナイトだからダメだとかいう評判もありますが、いったいどれほどの人がガイドの優劣を感じられるのかというと正直疑問を感じます。普通にいいロッドです。

ただし、ある程度いろんなロッドを使ってきたという方にとって、メーカーの説明文通りの性能かといわれると、ちょっと疑問を感じる点もあります。

初心者の方にとって、1610Mは色んな種類のルアーを扱えるバーサタイルロッドで間違いありません。

1610MHは初心者には勧められません。用途超限定でスイムベイトやシャッドテールの釣りをするロッドを探している方には普通に使えるロッドです。むしろかなり向いています。

個人的にはそんな印象のロッドです。これから購入を考えている方の参考になればうれしいです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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