2018年11月、「ZPI」が釣具の総合メーカーになるというNEWSが飛び込んできました。
ZPIといえば、リールのカスタムパーツ、チューニングパーツのメーカーとしてかなり有名ですよね?回転性能のいいスプールや、ハンドルなど確かな品質の商品を手がけてきたメーカーです。
そんなZPIがロッドやリール、ライン、偏光グラスなどを作るメーカーになるというからかなり驚きました。
2019年には「アルカンセ」というブランドでリールを、ロッドを発売するとのこと。
今回はルアーマガジンにも掲載された「アルカンセ」というリールについて紹介していきます。
※このページの内容は随時更新していきます。1月初旬に詳細な情報が出る予定です。
アルカンセ(ALCANCE)はどんなリール?
(出典:ZPI)
現在のところまだ詳細なスペックは出ていませんが、ラインナップとざっくりとした概要だけが発表されています。
※2019/1/7 スペックが発表されました。
ラインナップ
3種類のギア比で左右のハンドルがそれぞれラインナップとなっています。
- 6.6(ノーマルスピード NS)
- 7.3(ハイスピード HS)
- 8.1(エクストラハイスピード XS)
品名 | ギア比 | 重量 | スプール径/ スプール自重 | ハンドル 長さ | 巻取り 長さ | 最大 糸巻き量 | ベアリング数 BB/ ローラー | 価格(税抜) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ALCANCE NS | 6.6 | 184 g | 34 mm/11.4 g | 86 mm | 70 mm | 12 lb – 100 m 14 lb – 85 m | 9 / 1 | ¥36,900 |
ALCANCE HS | 7.3 | 184 g | 34 mm/11.4 g | 86 mm | 77 mm | 12 lb – 100 m 14 lb – 85 m | 9 / 1 | ¥36,900 |
ALCANCE XS | 8.1 | 184 g | 34 mm/11.4 g | 90 mm | 86 mm | 12 lb – 100 m 14 lb – 85 m | 9 / 1 | ¥36,900 |
特徴
(出典:ZPI)
- ブレーキシステム 固定式マグネットブレーキ
- ハンドル 86mm、90mmのアルミオフセットハンドル
- ハンドルノブ 丸型ノブ
- ラインキャパ 12Lb – 100m
- タイプ 軽量スプール搭載
- 価格 36,900円(税抜き)
- 発売 2019年4月頃
快適性能を優先した作りとなっており、幅広いルアーウェイトをキャスト可能なモデルのようです。
ラインキャパシティーは12Lbが100mとベイトフィネスのような極端なシャロースプールではなく、ラインキャパシティーは十分です。陸っぱりの汎用モデルと言った感じになりそうな予感がします。
これまで多くのリールチューニングパーツをリリースしているので、ギア以外のリール部品についての技術はお墨付き。ZPIのNRCスプールなどは実際使っていてかなり投げやすいのでブレーキやスプールの性能については、かなり期待できるのではないでしょうか?
自重が184gと、このクラスでは軽量な部類です。ダイワのタトゥーラSV TWが200g、シマノのメタニウムMGLが175gなので、ちょうど中間地点に位置しています。価格帯もちょうど中間地点です。まさにこの間を狙って作られたと思われます。
ZPIのリールに対する期待
ZPIのスプールについては、使ったことがある人であればわかると思いますが、かなり快適です。
13メタニウムとRevo LTXにNRCスプールを入れて現役で使用していますが、全く不満はなく確実に性能が1段階あがるような感覚で使用できています。
しかし、問題だったのは価格です。純正のリール代金+カスタムパーツとなるとかなり高額になってしまうのがネックでした。しかし、ZPIスプールがはじめから組み込まれて量産化されれば、低価格化が期待できます。
価格自体はミドルクラスと言われているので、おそらく3万円以下になると思われます。不安な点はZPIの商品は値引きがあまりないところです。シマノやダイワは定価から20%OFF以下になるのは当たり前なので‥
おそらく社運をかけたプロジェクトだけに、かなり気合が入っていると思われるので高品質なリールになるのではと予想しています。
アルカンセのロッドは?
(出典:ZPI)
ラインナップ
品名 | 全長(m) | 継数 | 仕舞寸法 | ルアー重量(oz) | ライン(lb) | 価格(税抜) |
---|---|---|---|---|---|---|
ALC-V610M | 2.08 | 2 | グリップ着脱タイプ | 1/4 〜 1 | 8 〜 14 | ¥37,000 |
ALC-JW69MHST | 2.05 | 2 | グリップ着脱タイプ | 1/4 〜 1 | 8 〜 16 | ¥37,000 |
ALC-FM66M | 1.98 | 2 | グリップ着脱タイプ | 1/4 〜 3/4 | 8 〜 14 | ¥37,000 |
Mクラス~MHクラスのラインナップで第1弾は完全に陸っぱりをメインターゲットにしている構成。自重が公表されていないのが気になるところです。
V610Mがバーサタイルモデル、JW69MHSTがワーム、ジグ用、FM66Mは巻物系という3タイプです。ベイトフィネス機はなく、リールと合わせてミドル領域をカバーする展開となっています。
特徴
キャストフィーリングを重視して、ガイド径を大きくしている。FM66Mはストレートグリップという以外には特にこれといった特徴は公表されていません。
リールは期待できるかもしれませんが、ロッドは正直微妙です。価格帯も中堅どころを狙っていますが、ブラックレーベルやエクスプライドにも同じようなモデルが多数あるので、ZPIに優位性があるかと言われると‥。
アルカンセシリーズに期待!
カスタムパーツでかなり評判のいいメーカーが作るリールには期待しか感じません。
シマノ、ダイワ、アブに並ぶ第4勢力の今後に注目です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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